Dreamforce滞在記『Marc Benioffの基調講演』と『Einstein voice』
2018.10.03
2023.08.03
さて、今回はMarc Benioffの基調講演とEinstein voiceをご紹介させて頂きます。
『Marc Benioff基調講演の概要 : A Celebration of Trailblazersについて』
今回の基調講演について新機能の紹介以外に特に印象に残ったのは、冒頭からMarc Benioffが語気を強めに訴えかけていた
『Public Education(パブリックエデュケーション)Support』
『GENDER EQUALITY(ジェンダーイクオリティー)』
『DIVERSITY ダイバーシティ(※基調講演ではInculusionと呼んでいました)』
などのキーワードです。
特にPublic Educationとして最初の PEPUPTECH の紹介ではボランタリー機関を通じてSalesforceテクノロジーでコンピューティングを覚えて職を得る、社会に貢献する事を紹介されていました。
テクノロジープラットフォームを通じてコミュニティーに参画し、コミュニティーを通じて
社会に貢献する流れがSalesforceには存在する。ただのテクノロジー会社ではない。このコミュニティーに是非みなさん参画してほしい。
という言葉を通じて、単なるIT会社ではない「ITを通じた人々の"暮らし"に貢献する企業」であり、その基盤を担うのが「Trailblazers」であると実感した瞬間でした。
今回の基調講演について英語になりますが、既にYoutubeにアップされていますので是非ご覧下さい。
◆動画は<こちら>
.
また、この基調講演の後の午後のセッションでもテクノロジー紹介の他に『EQUALITY SUMMIT』や『LGBTQ』などのセッションもあり、このDreamforceが『単なるテクノロジー紹介の場』に留まっていない事を印象として受けました。
さてこの後に、様々な最新機能・サービス紹介がありましたが、その中でも今回特に私の胸が躍った『Einstein voice』の概要をご紹介したいと思います。
『Einstein voice』
営業のみなさんでしたらこんなこと経験したことないですか?
- 商談訪問後に商談更新するのが面倒...。結局、帰社後に残業としてまとめてSalesforceに入力する羽目に...。
- または入力を忘れて上司に詰められる...。
- 移動中、お客様からの依頼についてメモしないでそのまま対応を忘れ、結果クレームになる...。
これが『声』だけで処理出来たなら...
って...これが将来、実現可能になります!
『Einstein voice』の主な機能としては
【1】『Einstein voice Assistant』機能
・Salesforce内のオブジェクト更新を声で行う
・Salesforce内のオブジェクトに格納されている情報を呼び出す
【2】『Einstein voice Bot』機能
・エンドユーザーから自社のECサイトに問合せがあった時の返答機能
があります。
Einstein voice AssistとEinstein voice Botの紹介
2つの機能を合わせて、例えば
『今週のチームの売上レポートを出す』
『レポートから特に見たいメンバーのレポートをドリルダウンする』
というものを、上記の2つの機能を活用して実現する事が出来るそうです。
実際にデモンストレーションも現地で録画してきましたのでご覧ください。
(現地での録画ですので、少しお見苦しいところがありますがご了承ください。)
開発者の方がおっしゃるには、『Einstein voice』は現在日本語対応していないのですが、優先順位の高い案件として日本語対応化が挙がっている模様ですので、近い将来日本でも活用ができるようになるみたいです!楽しみですね!