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【これならわかる】Salesforce Data Cloudの料金って結局いくら?無料で始める裏ワザと見積もりで損しないコツ

Data Cloud の基本と活用法!
MA課題をデータで解決する
方法とは?

本ホワイトペーパーでは、Data Cloudの基礎を知りたい企業様や、データ活用を強化しマーケティング施策の効果を最大化していきたい企業様向けに、Data Cloudの導入・運用を成功させるためのポイントをご紹介いたします。

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Data Cloudの「価格」がわかりにくいのはどうして?

Salesforce Data Cloud(データクラウド)って、最近すごく話題ですよね!お客さんのデータをリアルタイムで一つにまとめて、AIとかも使って超個人的な体験を届けられる、まさにデジタル時代の切り札みたいなサービスです。

でも、「Data Cloudって、おいくら万円なの?」って聞くと、パッと答えが出てこないことが多いんです。

その理由は、Data Cloudの料金が、よくある「ユーザー数×月額」じゃなくて、「使った分だけ払う」っていう、ちょっと特殊な仕組みで決まるからなんです。この記事では、マーケティング担当者さんや経営者さんが「なるほど!」と納得できるように、この料金のモヤモヤをスッキリ解説していきますね。


Data Cloudの料金システムを解説!「クレジット」って何?

Data Cloudの料金は、大きく分けて「年間の基本料金」と「使った量で決まる料金(クレジット制)」の2本立てになっています。

1. 基本料金と種類(エディション)

まず、システムを使うための土台となる基本料金があります。だいたい、一番よく使われるスターター版で年間1,600万円(約108,000ドル)くらいからスタートすることが多いようです。(レートで変わるから変動しますけどね!)

「Data Cloud for Marketing」みたいに、マーケティング専用のパッケージもあります。こちらは年間1,296万円といった形で定額料金になっているケースもありますよ。

2. 料金のキモ!クレジット消費モデル

Data Cloudの料金を複雑にしているのが、この「データサービスクレジット」という仕組みです。

私たちは、まずこのクレジットを年間に使う分だけ買います。そして、システムの中でデータを動かすたびに、このクレジットが少しずつ減っていくイメージです。

特にクレジットを消費しやすいのは、こんな作業です。

クレジットが減る主な理由

どういうこと?

費用がドカンと上がりやすいのは?

データの取り込み(ストリーム)

SFAやウェブ、アプリなどからData Cloudにデータを入れる作業

いろんなシステムから、常に最新のデータを入れ続けるとき

プロファイルの統合(ID解決)

バラバラのデータ(メール、電話番号、Cookieなど)を「このお客さんだ!」と一人にまとめる作業

お客さんの数がすごく多いBtoC企業や、匿名データが多い場合

データ処理と分析

データをもとに複雑なセグメントを作ったり、AI機能を使ったりする作業

高度な分析をしょっちゅう実行したり、複雑なルールを組んだりするとき

データ保管

(ストレージ)

Data Cloudの中にデータを貯めておく容量

データを何年も貯めておきたい場合や、ログデータが多い場合

もし、途中でクレジットが足りなくなったら、追加で買わなきゃいけないので、最初にどれくらい必要かを予想するのが、実は一番難しいポイントなんですね。


【朗報!】Data Cloudを無料で試せる裏ワザ

いきなり数千万円の契約をするのはハードルが高いですよね。安心してください!Salesforce製品をすでに使っているなら、Data Cloudを実質無料で試せる方法があるんです。それが「Data Cloud Provisioning(プロビジョニング)」という無償ライセンスです。

無料で使える条件

Salesforceの以下のどちらかのエディションを使っていれば、この無料ライセンスがもれなくついてきます。

・ Sales Cloud または Service Cloud の Enterprise Edition

・ Sales Cloud または Service Cloud の Unlimited Edition

この無料版でも、データ統合の検証をするには十分すぎるほどのリソースが含まれていますよ。

無料版でもらえるリソース

Provisioningライセンスの内容

データサービスクレジット

25,000 クレジット

データ保管場所

1TB

統合できるお客さんの数

最大 10,000 プロファイル

無料版の「ココが限界!」有料版へ進むタイミング

無料で試せるのは嬉しいんですが、もちろん制限もあります。特に大事な制限は、マーケティング担当者が一番使いたい機能が使えないことです。

無料版のProvisioningでは、残念ながら「セグメント(ターゲット層)作り」と「アクティベーション(外部連携)」の機能が使えません。

つまり、データは統合できても、「このお客さんリストをFacebook広告に流したい!」とか「MAツールでメールを送りたい!」という具体的な施策への活用ができないんです。

【有料版に切り替える判断の目安】

「統合したキレイな顧客データを使って、すぐにマーケティング施策を動かしたい!」と決めたときが、有料版へのステップアップを考えるタイミングです。

この制限を解除するためのオプションは、例えば「Segmentation & Activation」というもので、年間12万円くらいから追加できますよ。まずはこのオプションだけ追加して、本格的にデータ活用を始める会社も多いです。


見積もり前にチェック!費用がドカンと上がる3つの落とし穴

Data Cloudの導入を成功させるには、費用の高騰リスクを理解しておくことが大切です。特に、この3点は要チェックです。

1. データ保管料が高すぎる問題

実は、Data Cloudのデータストレージ(追加の保管料)は、世の中にある他のデータウェアハウスと比べて、かなりお高めです。

・Data Cloudの追加ストレージ:1TBあたり年間約1,800ドル

・一般的なデータウェアハウス:1TBあたり年間約20ドル

桁が違いすぎますよね! だからこそ、「本当にData Cloudに置いておくべきデータ」と「外部の安いデータウェアハウスに残しておくデータ」を、しっかり分けて設計することが、コスト削減の鍵になります。

2. クレジットは「使い切り」

年間で契約したクレジットは、基本的には翌年に持ち越せません。余っても無駄になってしまうことが多いんです。

最初の1年目は、どれくらい使うか予想がつきにくいですよね。なので、契約するときは、少し控えめなクレジット量でスタートして、後から必要に応じて追加購入できる予算を、あらかじめ確保しておくのが賢いやり方です。

3. Data Cloudはあくまで「データ基盤」

Data Cloudは、データをきれいにする天才ですが、営業活動(SFA)や顧客対応(CS)の機能は持っていません。

すでに使っているSales CloudやService Cloudなどのアプリ利用料は、もちろん別にかかります。Data Cloudは、これらのアプリのデータをさらにパワーアップさせるための「土台」なんです。この土台への投資が、他のアプリの価値を何倍にも引き上げる、と考えて費用対効果を判断しましょう。


最後に:Data Cloudで失敗しないためのチェックリスト

Data Cloudの料金は複雑ですが、ポイントを押さえれば大丈夫!

  1. 無料で始める準備はOK?:

    まずは、持っているSalesforceライセンスでProvisioning(無料版)が使えるか確認しましょう。

  2. 施策への活用はいつから?:

    「セグメントを作って施策を動かす」というタイミングが来たら、年間12万円のオプション追加を検討しましょう。

  3. 一番の節約ポイントは?:

    費用が跳ね上がりやすいストレージ(データ保管)とデータ取り込み頻度について、Salesforceの担当者さんとよーく話し合い、必要十分な量を見極めることが大切です。

Data Cloudへの投資は、これからのビジネスの成長に欠かせません。この解説が、皆さんのスムーズな導入検討のお役に立てれば嬉しいです!

✔Data CloudとMarketing Cloud or Account Engagementを連携させるとどのような効果があるのか知りたい方

Marketing Cloud or Account Engagement外にあるデータソースを掛け合わせた条件でリストを作成したい

✔組織が事業部ことに複数ありデータの統合をしたい方

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ!弊社サービスをご活用ください!

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Data Cloud の基本と活用法!
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カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。

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