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【Dreamforce 2025 現地レポート Day 1】

はじめに

本ブログでは、2025年10月14日(火)から10月16日(木)までの3日間、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーン・センターで開催されるセールスフォース社のイベント「Dremforce 2025」を実際に体験したメンバーが、リアルタイムでイベントの状況や最新の情報をお届けします!

Salesforce製品に関わる方はぜひご覧ください。

toBeマーケティング株式会社では、Salesforce製品を通して、お客様のビジネス成長に貢献いたします。
お客様のマーケティング成果の最大化を目指し、デジタルマーケティング施策の戦略策定支援から、実際のツールの導入支援、導入後の活用支援、運用業務まで、お客様のご状況や課題に合わせ、マーケティングパートナーとして幅広くお手伝いいたします。
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Dreamforce 2025にやってきました!

こんにちは。

10月14日から16日は、Salesforceユーザなら1度は行ってみたいDreamforce 2025が開催されます。

今回、個人的には2回目のDreamforce参加になりました。

前回訪れたのはまだ“AI”という言葉が遠い存在だった時代で、10年前。あれから10年、Salesforce がどのように進化し、ビジネスの未来をどんな形で描こうとしているのか——。

その“いまの姿”を確かめたい、そんな思いで再び現地に立っています。

Day 1 の見どころ

テック業界において9月,10月はまさに各社の最新ブループリントを描くラッシュシーズンです。
セールスフォース社においても同様に、初日のキーノートは、まさに未来の設計図が公開される時間となります。
2025年は既にテック企業からはこぞって「AIと共に働く時代」を打ち出しており、セールスフォース社もその中心にいます。

他社のイベントを見てみると…
・Google I/O 2025 では、Gemini 2.5と「AI Overviews」強化で、検索が“自分の情報を理解するAI”へ進化。
・Microsoft Build 2025 では、「Copilot Studio」と「Azure AI Foundry」が登場し、企業ごとの独自エージェント構築が可能に
・OpenAI Dev Day 2025 では、「Custom GPTs」「AgentKit」「Sora 2」により、誰もが自分のAIを“仲間化”できるように。
・ServiceNow AI Summit 2025 では、「Put AI to Work」を掲げ、企業のバックオフィスがAIで能動的に動く仕組みを実演。

そして、Salesforce Dreamforce 2025 が打ち出したのは、これらを企業全体の“業務設計”として束ねる概念、
それが 「Agentic Enterprise」 です。

打ち出されたキーワード:「Agentic Enterprise」

この言葉が、今回のテーマの核心。

Agentic Enterprise とは、AIを単なる自動化ツールではなく、自律的に判断・行動できるチームメイトとして組織に組み込む構想です。
Googleが「検索」を変え、Microsoftが「仕事」を変えたように、Salesforceは 「関係性」そのものを変えようとしているのです。

とはいえ、なかなか概念的な言葉になるので理解が難しいかと思います。
今日時点においての私の解釈としては、単なる「AIを補助ツールとして使う」段階を超えて、AIエージェントが能動的に判断・行動できるようになることによって、人とAIが役割分担・共創できる環境をつくるというものです。

要するに “AIをただの道具扱いから、役割を持つ存在として組織の構造に組み込む” という発想の転換が、Agentic Enterprise の核だと考えています。

Agentforce と Data360 が支える基盤

このAgentic Enterpriseを支えるのが Agentforce製品 と Data360(次世代のData Cloud)。

  • Agentforce 360:SlackやChatGPTからSalesforceデータを扱い、顧客対応やマーケティングをAIエージェントが代行・補助。
    • Agentforce Sales
    • Agentforce Field Service
    • Agentforce Marketing
    • Agentforce IT Service
    • Agentforce Commerce
    • Agentforce Supply Chain

  • Data360:すべてのエージェントがリアルタイムで同じ顧客データを参照できる基盤。

つまり、Agentforceが動かす筋肉、Data Cloudが支える血流となります。
この2つがそろってこそ、企業が“生きた組織”のように進化していくのです。
ここまでの内容を聞いて、なかなか理解ができない点もあるかと思います。

それくらいに、キーノートはメッセージ性が強く、現地で聞いていてもすぐに理解が難しい点がありました。
そんな疑問を深掘りしていくためかのように、各製品のキーノートへ誘導されました。

Data Cloudキーノートから見えたもの

初日に開催されたキーノートの熱も冷め上がらないままにData Cloudのキーノートがありました。

“Customer Zero” の理念が生み出す成功体験

キーノートから続き、Data Cloudでは、Salesforce自身が最初の顧客=Customer Zero であるという姿勢も印象的でした。
自社の営業・サポート・マーケティング部門でAgentforceを実運用し、その中で得られた成功体験を製品化・改善にフィードバックしています。

私たち自身も「誰よりもユーザーである」という気持ちを持っています。
自分たちがまず使い、体験し、改善する。
それが“信頼されるパートナー”の条件だと改めて感じました。

・もっとデータを身近に
・もっと意思決定を素早く

そのために、まず自分たちが一番の実践者でありたいと非常に強く思いました。

Agentic Enterprise が実現するマーケティングの姿

では実際に、Agentic Enterprise が根づいた未来のマーケティングはどうなるのか。
たとえば、こんな1日が想像できます。

Slack で始まる朝

「おはようございます。昨日のメールキャンペーンBのクリック率は4.1%。
業界平均を上回りました。未開封リードに動画版を夕方に再配信しますか?」

— Agentforce Marketing Agent

Slackに届いた提案を「承認 ✅」するだけで、Account Engagementが対象リストを抽出し、コンテンツを自動生成、Einsteinが最適配信時間を設定。次の一手が自動で動き出します。

AIと共同でキャンペーン設計

AgentforceがGA4とSNSのデータを分析し、ROI上位チャネルを提示。
Einstein Copywriterがメール文面を提案し、Canva連携でバナーを自動生成。
人は最後の“感性”の判断に専念するだけです。

 18:00 退勤後もAIが夜勤モード

Agentforceが全キャンペーンのパフォーマンスを監視。
競合との配信タイミング重複を検知し、「メッセージ差別化を提案しますか?」とSlackに通知。

このように、“手を動かす” から “問いを立てる” へ。
これが、Agentic Enterprise時代のマーケティングです。
AIが24時間データを見張り、人は創造と戦略に集中できる世界。

セッション以外の楽しみ

DreamforceではSalesforce主催のイベント以外にも、たくさんのイベントがあります。
今回は、海外メディア Salesforce Ben 主催のイベントにも参加してきました。
世界中のTrailblazerが集まり、AIと企業変革の未来を語り合う熱気はここも変わりませんでした。

そして、Day 2へ

Dreamforceは、まだまだ続きます。
明日は注目していた Agentforce Vibes のセッションも予定。
AIが“文脈”や“感情”をどう理解し、人のように応答するか——

その先の「共感するAI」の可能性を探っていきたいと思います。

✔︎Agentforceを活用していきたい

✔データを活用したマーケティング/営業戦略を行いたい

✔次世代のより高度なマーケティング活動を行っていきたい

何かお困りの方は、ぜひ!弊社サービスをご活用ください!  

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カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。

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