【Account Engagement (旧 Pardot)新機能紹介】オプトアウトしたプロスペクトの自動再登録
2020.03.02
2024.06.19
前回の記事では、HMLタグへのアップグレードと利用方法についてご案内しました。
【Account Engagement (旧 Pardot)新機能紹介】HMLタグへのアップグレードと利用方法
/pardot_blog/pardot/202002030815.html
今回は、HMLタグアップグレード後に有効化できる「プロスペクトの自動再登録」機能について紹介していきます。
プロスペクト自動再登録の流れ
一度オプトアウトしたプロスペクトが再度メール配信を希望している場合、オートメーションルールや完了アクションを使ってオプトインに戻すことができないため、プロスペクト一人一人に対して手動でオプトインしなければなりませんでした。
プロスペクト自動再登録を有効化すると、オプトアウトしているプロスペクトがPardotフォームを通過する際に再登録(再オプトイン)を促すメッセージを表示します。
プロスペクトにメールが自動で送信され再登録リンクがクリックされると、自動でオプトアウトフラグが外れ、Account Engagement (旧 Pardot)から再びメールを送ることができるようになります。
プロスペクト自動再登録の準備
機能を有効化するにあたり、準備するものは2つです。
- 再登録用メールテンプレート
- フォームに表示する再登録用メッセージ
1. 再登録用メールテンプレート
プロスペクトに自動送信されるメールテンプレートを作成しておきます。
再登録用テンプレートには、「再登録」用の変数タグを含める必要があります。
アカウント全体で使用する再登録用メールテンプレートを1つ準備します。
2. フォームに表示する再登録用メッセージ
オプトアウトしているメールアドレスがフォームに入力された際に表示するメッセージの内容を決めておきます。
プロスペクト自動再登録の有効化
※メッセージが表示されていない場合
Pardot設定 > 取引先設定 の編集 をクリックし、「プロスペクト再登録」の+アイコンをクリックして開きます。
(Pardot Classicの場合:設定 > アカウント情報 の編集 > プロスペクト再登録 )
「再登録に使用するメールテンプレートを設定します」にチェックを入れ、準備した再登録用メールテンプレートを指定します。
Pardotフォームに表示するメッセージを準備した内容にカスタマイズし、保存します。
① 準備した再登録用メッセージ
② リンクテキスト
③ 2のリンクがクリックされた後の表示メッセージ
最後に「アカウントを保存」ボタンをクリックします。
保存をすると、すべてのPardotフォームに対して自動再登録メッセージの機能が適用されます。
<2020年4月16日追記>
1人のプロスペクトが1時間以内に再登録用のリンクをクリックした場合、メールは送信されません。Account Engagement (旧 Pardot)サポートによると再登録用メールテンプレートに限り、再送信が制御されているそうです。
フォームごとのカスタマイズ
フォームごとに再登録用メッセージの内容を変更したい場合は、以下の方法でカスタマイズすることができます。
カスタマイズするフォームの編集画面を開き、「2 項目」 のステップに進みます。
メールアドレス項目の編集を開き、「再登録」 タブをクリックします。
・登録解除したプロスペクトが再登録できるようにする
こちらのチェックで、そのフォームで自動再登録機能を利用する・しないを制御できます(自動再登録の有効化後はすべてのフォームにチェックが入っている状態です)。
・カスタム再登録メッセージを使用
チェックを入れない場合は、アカウントで設定したデフォルトのメッセージを表示します。フォームごとに変更する場合はこちらにチェックを入れてメッセージのカスタマイズを行います。
プロスペクト自動再登録の活用例
toBeマーケティングでも早速プロスペクト自動再登録を有効化して活用しています。 活用イメージとしてご参考ください。
オプトアウトしている方がフォームからセミナー・トレーニングを申し込んだ場合
フォームの自動返信メールはオプトアウトしたプロスペクトに対しても送信されます。
セミナー開催のリマインドメールはEngagement Studioやリストメールを使って配信しており、オプトアウトしている方には送信されません。
つまり、自動返信メールは届くがリマインドメールは届かない 状態です。
リマインドメールが届かない時点で、お客様からお問い合わせ → プロスペクト情報を確認 → 再オプトインのご承諾 → リマインドメールを再送 といったオペレーションが必要でした。
このように、自動再登録を有効化すると社内オペレーションの改善だけでなくお客様のお問い合わせの手間を軽減することも期待できます。簡単な準備ですぐに実装できますのでぜひお試しください!