コンテンツ制作における指針「ペルソナ」と「カスタマージャーニーマップ」の役割
2020.03.02
2024.06.19
Webサイトやメール、ダウンロード用ホワイトペーパー等コンテンツを作る際に注意しなければならないのは「誰に」「いつ」「どんな内容」を届けるのかということです。
いくら良いコンテンツを用意しても必要と感じていない相手に対してではその良さは伝わりません。ここではコンテンツを作る際に有効な手法としてのペルソナとカスタマージャーニーマップを紹介します。ペルソナとは
ペルソナとは製品やサービスのユーザー像を仮想の人物として定義したものをいう。
実際のユーザーにはさまざまな人が含まれるが、ペルソナではその中で最も重要な人物像に焦点を当てることによって、具体的なユーザー像をイメージしやすくなるメリットがある。参照:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A-22465
カスタマージャーニーマップとは
顧客がある製品やサービスを知り、実際に購入するまでの過程。どのように製品やサービスを認知し、競合製品との比較などを経て、購入に至ったのかを旅にたとえたもの。
カスタマージャーニーを可視化したもの。マーケティング活動の効率化・最適化に利用される。
ペルソナとカスタマージャーニーマップはコンテンツを作成する際のいわば指針になるものです。ペルソナとカスタマージャーニーマップを用意することでその時々にあったコンテンツを適切なタイミングで見込み顧客に届けることが可能になります。
例えば大規模な展示会出展でたくさんの名刺を集めてそのフォローとしてメールを送る場合にはメールを受け取る見込み顧客のインサイトとしては情報収集を行っている最中であり、自社の製品、サービスに関してそれほど認知していないと考えられます。加えて展示会の会場ではたくさんの企業に名刺を渡しているため当然多くの他企業からのアプローチも行われます。
そのような状況で作るべき内容のコンテンツとしてはまずは自社の製品、サービスを認知してもらうことを目標として、単純に自社サービスの紹介ではなく、
- 展示会に来場した目的は何の課題を解決するためだったのか?
- その課題を解決するために自社の製品、サービスがどう使えるのか?
といった相手のニーズを軸としたコンテンツの構成が適しています。
一方、Webサイトから資料ダウンロードをしてくれた見込み顧客に対してのフォローの内容としては製品の特長や他製品との差別化のポイント、業種・業界ごとの実績、事例の案内などより自社の製品を詳しく知ってもらうための構成が適しています。
まとめ
このように、指針となる「ペルソナ」と「カスタマージャーニーマップ」をもとに、ユーザーのインサイトを推測していくことで、「いつ」「誰に」「どんな内容」のコンテンツが必要かが判断しやすくなり、コンテンツの精度も上げていくことが可能になります。これからコンテンツを製作する方や、すでにコンテンツはあるけど、思ったような成果につながらない方は、ペルソナやカスタマージャーニーマップを作成してはいかがでしょうか。