
第4回 Account Engagement (旧Pardot) User Communityレポート@2026/4/15
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こんにちは!toBeマーケティング マーケティングチームです。
2026年4月15日(水)、多くのAccount Engagement(旧Pardot)ユーザーが待ち望んでいた 「第4回 Account Engagement (旧Pardot) User Community」 が開催されました!
Account Engagement (旧Pardot) User Communityは、一言で言えば「Account Engagementを活用しているユーザー同士が、知恵と事例を共有し合うための相互扶助コミュニティ」です。
実際に現場でツールを操作しているマーケターや営業企画担当者が主役となり、
「こんな設定で失敗した」
「社内の営業部門をどう説得してリードを渡しているか」
「新機能の使い勝手はどう?」
といった、マニュアルには載っていないリアルなノウハウや成功事例を交換しあい、「ツールを導入して終わり」にせず、「いかに使い倒してビジネス成果(売上・商談)に繋げるか」という共通ゴールを目指しています。
今回のテーマは「運用の考え方と広告効果測定」。
デジタルマーケティングの現場で避けては通れない「Account Engagementの運用方法」や「投資対効果をどう可視化するか」という切実な課題に対し、登壇者によるリアルな事例共有が行われました。
本記事では、大盛況となった当日の様子を運営チームの視点からレポートします!
150名ほどの方にご参加いただき大盛況でした!

Account Engagement (旧Pardot) User Communityは、毎回オンラインとオフラインのハイブリットで開催しており、オフライン会場は有志のユーザーの方にお借りすることが多いのですが、今回はアクセンチュア・イノベーション・ハブ東京で開催させていただきました。
当日は14時に集まり運営チーム皆でバタバタと準備し、ご来場いただける方はどれぐらいいらっしゃるかなとドキドキしながら待っておりましたが、オフライン会場には50名強の方にご参加いただき会場は満員御礼となりました。
また、オンラインには100名強と非常に多くの方にご参加いただくことができました!ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!!
なぜ今「運用と広告効果」なのか
今回のテーマは「運用の考え方と広告効果測定」と冒頭でお伝えしましたが、Account Engagementを導入したものの、「メール配信ツール」としてしか活用できていない、あるいは「スコアリングの設定はしたが、その後の商談への寄与が見えない」という悩みを持つユーザーは少なくありません。
弊社でも伴走させていただくことの多い課題となっています。
特に昨今のマーケティング環境では、Web広告からリード獲得、商談化までのプロセスを一気通貫で管理することが求められています。そこで今回は、「ツールを使いこなすためのマインドセット」と「広告連携による可視化」に焦点を当てたプログラムを皆さまにお届けすることになりました。

セッション1:ヤプリ流:マルチプロダクト時代の「脱・複雑化」運用術
最初のセッションでは、数年にわたりAccount Engagementを運用されている株式会社ヤプリの近藤麻子氏と長澤智子氏より、立ち上げ期から安定期に至るまでのリアルな苦労と改善の道のりを語っていただきました。
直面した「3つの限界」とサイロ化の課題
全部門でAccount Engagementを活用する同社では、各部署が自由に運用した結果、「メールのトーン&マナーの不一致」「設定のブラックボックス化」という課題に直面。特にシステム面では、複雑なフローがSalesforceの「ガバナ制限(処理制限)」を脅かす事態にまで発展されていたとのことでした。
解決の鍵は「現場で頑張らない」シンプル設計
この状況を打破するため、横串組織である「ビジネスIT」部門が主導し、様々な運用改善を行われていました。
1.Slack連携による配信管理の透明化:
制作フローをSlackに集約。絵文字やボタンを活用し、デザインチェックから承認までをオープンな場で行うことで、ブランディングの統一と効率化を両立。
2.個別設定を捨て「タグ」で統制:
量産されるフォーム個々に完了アクションを設定するのをやめ、担当者は「タグ付け」のみを行う運用に変更。実務をオートメーションルール側に集約し、誰でも中身がわかる「優しい設計」へと舵を切り。
3.アウトプットからの逆算(要件定義):
部署ごとに異なる「流入元」や「有効リード」の定義。これらを「最終的にどのレポートを見たいか」というゴールから逆算して再定義し、組織の認識を一本化。
「複雑な組織を支えるのは、常にシンプルで統一されたルール。シンプルな設計こそが、組織の社会的財産になる。」
運用が複雑になりがちな大規模環境において、横ぐしによるシンプルな運用の提案というのは、多くのユーザーにとって目から鱗となりました。すべての設計が終わった後、どうなったのか、次回以降に発表いただけるとおっしゃっていたので発表を楽しみにしております!

セッション2:広告から商談までを繋ぐ「サイト流入可視化」の極意
続いてのテーマは、多くのマーケターが頭を抱える「広告効果の可視化」です。
Coderless株式会社の土屋敏彦氏より、「サイト流入を可視化する」をテーマに、広告運用の「投資対効果が見えない」という深い悩みを解決する、非常に技術的かつ実践的な内容をご紹介いただきました。
公式コネクターの「惜しい」ポイント
Account EngagementにはGoogle 広告やGoogle アナリティクス(GA)との公式コネクターがありますが、土屋氏は実戦で感じた「あと一歩」の制限の部分に着目されていました。
Google 広告コネクター: 集計データがSalesforce側で利用できず、詳細な分析に不向き。
GAコネクター: 「新規プロスペクト」にしかUTMパラメーターが付与されず、既存顧客の再流入(マルチタッチ)が追えない。
この課題を解決するため、「UTMパラメーターをクッキーやストレージに一時保存し、フォームへ自動引き渡す」自作のJavaScriptライブラリを開発されており、これにより、以下2つの運用が可能になったと発表いただきました。
1.回遊しても消えないパラメーター: 広告を踏んでからサイト内を回遊し、別ページのフォームでコンバージョンしても、流入元の情報を逃さずキャッチ。
2.商談データへの完全紐付け: 取得したUTM情報をリードから商談オブジェクトへフローでコピー。どの広告が最終的な「受注金額」にいくら貢献したかを可視化。
成功事例のご紹介
この仕組みを実際に導入したユーザー様の事例では、構築からわずか数ヶ月で「広告費を圧縮しながら売上を維持・向上させる」という劇的な成果を上げたことが紹介されました。ラストタッチ(商談直前の流入)を正確に把握することで、投資すべきチャネルの取捨選択がデータ根拠に基づいて行えるようになったとのことです。
単なる「CPA(獲得単価)」の比較ではなく、「受注率の高いチャネルはどこか」というROI(投資対効果)視点での分析が可能になる点に、参加者からも多くの感心の声が上がっていました。
現在は生成AIを活用した「バージョン2」のライブラリも開発中とのこと。開発されたらぜひ発表いただきたいです!
三宅氏によるAccount Engagement運用Tips

休憩後には、三宅氏から「プロスペクト上限対策」と「複数のフォーム通過処理対策」についてもお話しいただき、そういう方法があるのかと、とても勉強になりました。
マーケターによくあるお悩みなこともあり、参加者の方も相槌をたくさん打ちながらやり方をメモされていました。
ユーザー同士の「ぶっちゃけ」トーク
後半のQAコーナーでは、登壇内容に対してのご質問から、セキュリティボット打破のお悩み、Account Engagementを超えたSlackなど別Salesforce製品へのご質問まで時間内に収める事ができないほど多くの方からご質問をいただきました。
ご質問くださった皆さま、ありがとうございます!
どの質問にも登壇者の皆さま方がご自身の見解と体験を基に真摯に回答くださっていたのが印象的でした。

最後は交流会も開かれ、同じ現場の悩みを持つユーザー同士や登壇者に直接話を聞きにいっている方もおり、非常に盛り上がりました。
同じツールを使い、同じような目標を追う仲間だからこそ共有できる解決策は、参加いただいた方にとって何よりの収穫となったのではないかと思います。
開催後は有志の方たちで懇親会

Account Engagement (旧Pardot) User Community開催後は、有志の方たちで懇親会を行いました。
(楽しすぎて写真を撮り忘れてしまい…イメージ図となります)
今回は中華!懇親会からご参加される方や初めて参加される方など総勢20名ほどいらっしゃり、美味しいごはんを食べながら、意見交換をして、とても盛り上がりました。
実は今回私も2回目の参加で皆さんと上手くお話しできるかドキドキだったのですが、皆さんあたたかく迎えてくださり、実際の自分の実務での悩みや、マーケターあるある話、Account Engagement運用についてや今後のマーケティングについてなど、たくさんお話しをさせていただきとても楽しむことができました!趣味の話などでも盛り上がりました笑
懇親会では、普段聞けないような自社の悩みについて、Account Engagement熟練者の方、様々な立場や業界の方からアドバイスを頂くことができるので、とても有意義に過ごしていただけると思います。
ご興味のある方はぜひご参加してみてください!
運営としての振り返りと今後の展望
第4回を終え、改めて感じたのは「Account Engagementは、ユーザー同士の知恵が合わさることで何倍も強力な武器になる」ということです。
今回のイベントを通じて、単なる操作の習得だけでなく、「どうすれば社内の他部署を巻き込めるか」「どうすればマーケティング部門の価値を証明できるか」という、より本質的な議論が深まったと感じています。
オンライン・オフラインのハイブリッド開催となった今回、画面越しからも、そして会場の空気からも「もっと活用したい!」という熱意が伝わってきました。Account Engagementの旅は、一人で歩むよりも、仲間と歩む方がずっと遠くまで行ける。そう確信した一日でした。
Account Engagement (旧Pardot) User Communityは孤独になりがちな1人マーケターや、導入直後の担当者にとって、社外に相談できる「戦友」を見つける場としての機能も果たしています。
自社インプリから始めたけれど、Account Engagementをうまく活用できていない方や他の企業がどう活用しているか知りたい方は、ぜひご参加ください!
次回予告
次回の「Account Engagement User Community」は夏頃の開催を予定しています。
また2026年5月21日(木)には生成AIおよびMarketing Cloud Engagementをテーマとしたコミュニティが開催予定です。
【開催】現場でどう使ってる? 生成AIとMA活用事例&情報交換会:マーケターコミュニティ
※外部サイトに遷移します
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
今回のイベントをきっかけに、皆様の環境で少しでも「運用の解像度」が上がることを願っております。当日ご参加いただいた皆様、そして運営をサポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました!
それでは、また次回のコミュニティでお会いしましょう!









