
【Einstein送信時間最適化&エンゲージメント頻度】 AIを活用したメールマーケティング
まずはPoCから始めよう!
営業・マーケ業務で活用する
Agentforce入門
本資料では、「Agentforceを始めるには何から取り組めばよいのか?」をテーマに、PoC(概念実証)とは何か、なぜ重要なのか、どのような効果があるのかを分かりやすく紹介しています。
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はじめに
近年、様々な場面でAI(人工知能)の活用が進んでおり、B2Bマーケティングにおいてもその影響は大きく広がっています。特に、メールマーケティングの自動化やパーソナライズ配信へのニーズが高まる中、**SalesforceのAccount Engagement(旧Pardot)**では、AI機能「Einstein(アインシュタイン)」の導入によって、配信の最適化が可能になりました。
今回は、Account Engagementの拡張メール機能で利用できる2つのAI機能である、
Einstein送信時間最適化(Send Time Optimization)
Einsteinエンゲージメント頻度(Engagement Frequency)
について詳しく解説します。
toBeマーケティング株式会社では、Salesforce製品に搭載されたAgentforceの活用に向けて、現状環境の調査・評価から改善提案までを行う「Agentforce支援サービス」をご提供しています。
SalesforceやAccount Engagementの環境をヒアリング・分析し、業務フローに沿ったAI活用の可能性を評価。Einstein リードスコアリングやキャンペーンインサイトなど、8つのAI機能の活用支援を通じて、営業・マーケティング活動の高度化と自動化をサポートします。
Account EngagementのメールにおけるAI機能とは?
Account Engagementメールにも2種類のメール送信方法がありますが、今回は「拡張メール」において使用できる機能になります。
従来のAccount Engagementメールでは使用できない機能になりますので、ご注意ください。
※下記有効化方法は拡張メールの有効化が完了していることが前提です。
1.Einstein送信時間最適化
主な特徴:
送信最適時間をプロスペクトごとに自動で選定
開封率やクリック率の最大化に貢献
レポートで配信時刻ごとのパフォーマンスも確認可能
有効化手順:
「マーケティング」>「送信時間最適化」と検索>
「Einstein送信時間最適化」>「メール送信の最適化を開始」>「有効化」ボタンを押下
※データ分析とモデル生成には最大72時間かかる場合があります。
2.Einsteinエンゲージメント頻度
Einsteinエンゲージメント頻度(Einstein Engagement Frequency)は、過去28日間に送信したメールへの反応を基に、各プロスペクトにとって適切なメール配信頻度をAIが判定する機能です。
有効化手順:
「マーケティング」>「エンゲージメント頻度」と検索>
「Einsteinエンゲージメント頻度を有効化」>「有効化」ボタンを押下
※状況が反映されるまで最大72時間かかります。
Einstein機能の利用前提条件
以下の要件を満たしている必要があります:
Account Engagement Advancedエディション以上
※Growth・Plusエディションでは、一部配信頻度制限のみ対応可能Einstein機能有効化後、利用開始までに最大72時間の学習時間が必要
最低10名のプロスペクトに対して、過去28日間で5種類以上のメール送信実績が必要
最適化精度を高めるには、さらに90日間のデータ蓄積が推奨
AI機能の活用方法とメリット
① Einstein送信時間最適化の活用
送信開始日時と、3~168時間の時間範囲を指定することで、プロスペクトごとに最適な時間帯でメールが配信されます。
これにより:
ターゲットにとって最適なタイミングでメールを届けられる
開封率・クリック率の向上が期待できる
時間帯ごとの配信傾向をレポートで可視化できる
② Einsteinエンゲージメント頻度の活用
「Einstein Engagement Frequency」項目を、以下のようにマーケティング施策に組み込むことができます:
ダイナミックリストやセグメンテーションルールの条件として使用
オートメーションルールやEngagement Studioの分岐に設定可能
メール頻度に応じたシナリオの出し分けができ、プロスペクトに負担をかけないマーケティングが実現
判定(英語) | 判定(日本語) | メール受信頻度 |
undersaturated | 未達 | 少ない |
on target | 達成 | 適切 |
saturated | 飽和 | 多すぎ |
この項目によって、ダイナミックリストやセグメンテーションルール、オートメーションルールのルール条件に指定することができます。
また、Engagement studioの分岐条件としても使用できます。ルールを設定する際にプロスペクト項目で「 Einstein Engagement Frequency」を選択することで、「頻度が多すぎる」プロスペクトには別のメールを送信したり、「頻度が少なすぎる」プロスペクトにはフォローアップのステップを追加したりといったプロスペクトごとに最適な頻度でメールを出し分けて送ることも可能です。
最後に
AIを活用したメールマーケティングは、タイミングと頻度の最適化が鍵です。
Salesforce Account Engagementの拡張メール機能で使える「Einstein送信時間最適化」と「Einsteinエンゲージメント頻度」は、まさにその実現を支える強力なAI機能。
これらの機能を活用することで、よりパーソナライズされたマーケティング施策を効率的に展開することができます。
まだ導入されていない方は、ぜひこの機会にご検討ください!
まずはPoCから始めよう!
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