【Dreamforce 2024】現地レポート前編:AgentforceとData Cloudの最新情報
2024.09.18
2024.09.19
こんにちは。toBeマーケティングのクロスクラウドチームの佐藤です。
2024年9月17日~19日の3日間に渡り、アメリカのサンフランシスコで、Salesforce社が主催する世界最大級のカンファレンス "Dreamforce 2024" が開催されました。 toBeマーケティングからは、代表の小池と私の2名で参加しました!
今回現地レポートの担当となった佐藤が、現地で感じたこと、セッションに参加して得られた情報、これから進む方向などについての所感を、前編、中編、後編の3部構成でお伝えしたいと思います。本Blogは前編になります!
Dreamforce 2024の概要とテーマ
Dreamforceは、年に1度開催されるSalesforceの世界最大級のカンファレンスイベントです。SalesforceのCore製品であるCRMを中心に、Customer360の各製品のアップデート紹介や有識者による今後の展望等が語られ、今後の展望等がリリースされます。
世界各国から関連パートナーやマーケティング担当者が集まり、最新のテクノロジートレンドやビジネス戦略を学びながら、参加者同士の積極的な交流や情報交換が行われます。
今回のDreamforce 2024では、「AI」がメインテーマとして取り上げられており、9月12日に発表された「Agentforce」を中心に、会場は大いに盛り上がっていました。
エンターテイメントに関しては、私自身はあまり詳しくありませんが、「P!NK」などのアーティストがスペシャルゲストとしてイベントを盛り上げてくれる予定です。
サンフランシスコでの初日体験
まずは成田空港に集合し、長時間のフライトを経てサンフランシスコ国際空港に到着しました。
空港からはUberでホテルへ移動し、初日は小池さんと共に長時間のフライト疲れを癒すため、現地で有名なクラムチャウダーを食べに行きましたが、アメリカサイズのボリュームには苦労しました(笑)。
プチエピソードとして、入国審査の際に「目的」を聞かれたのですが、この時期に日本人が多く訪れるためか、「Dreamforce」というイベント名で通じました。
Day 1のMain Key Note注目のトピック:Agentforceの革新
Dreamforceのメインイベント、Day 1のキーノートで幕を開けました。マーク・ベニオフ氏の力強いスピーチが会場全体にエネルギーを与えました。午後には、日本の参加者を中心にJapan Nightが開催され、約1,000名が一堂に会し、盛大な交流が行われました。
現地での所感をそのまま記載していますので、内容がまとまっていないこともありますが、いち早く現地レポートをお届けしたいと思いますのでご了承ください。
メインキーノートでは、以下の3点が大きな話題となりました。
★ Agentforce(AIの第3の波)
★ Data Cloud
★ Customer 360
「Agentforce」とは、顧客や従業員をサポートするための自律した独自のAIエージェントチームを作成し、Salesforceに蓄積されたデータをもとにAIがエージェントとなってサポートするプラットフォームのようです。
参照:https://www.salesforce.com/agentforce/
Data Cloudは現在、Salesforceでもっとも急成長しているプロダクトであり、「Agentforce」とも密接に関連しています。Data Cloudでは、Salesforce内のデータだけでなく、外部データも統合・調和させ、セキュアかつ信頼性の高いデータをSalesforceプラットフォーム上で活用できます。このデータをもとに、余計なバイアスのかからないAIエージェントを構築するという未来が描かれました。テーマがAIということもあり、テクノロジーがもたらすAIの可能性に非常にワクワクしました。
終了後、出口は人であふれかえっていました。また、マーク氏がディズニーランド好きと公言されていたこともあり、メインセッションが終わった後に出口にグッズショップが配置されているのを見て、ディズニーの影響を感じました(笑)。
〜昼食(Lunch)〜
会場ではランチが無料ということで、早速いただいてみました。英語表記だったので正確に何が入っているのか分からなかったのですが、「Einstein Chicken Sandwich」というものを選びました。思っていた通り、アメリカサイズのサンドイッチで、ランチボックスにはポテトチップスも一緒に入っており、かなりのボリュームでした。これにスプライトの組み合わせだったので、早くも日本食が恋しくなりました。
(ちなみに味は... 写真は食べかけで気づいたので、すみません!)
~Agentforceを現地にて早速体験~
SWTTでも行われているTrailheadの体験があったので参加してみました。私の英語力は聞き取れる程度で話すことは難しいのですが、それでも英語で問題なく進められるくらい内容はシンプルで、作業自体にも特に違和感はありませんでした。(ただ、実際にビジネスに応用するとなると、かなり複雑なロジックを組む必要があると痛感しました。)
Agentforceについて理解を深めるには、AIの知識だけでなく、Service Cloud、Experience Cloud、Data Cloudなどの包括的な知識が求められそうです。この機会を活かして知識をキャッチアップし、さらに磨きをかけます。
※Agentforceのハンズオンをクリアしたら、Tシャツをいただきました!
〜Key Note:Data Cloudの進化と可能性〜
メインセッションではなく、プロダクトのキーノートを視聴しました。最新情報というよりは、Data Cloudを使用する価値や強み、Fedex社での事例、そして導入前の苦労話が中心でした。Data Cloudは今後も大幅にアップデートされる予定のプロダクトなので、ますますのキャッチアップが必要になりそうです。当社でもData Cloudの支援を行っておりますので、早急にキャッチアップし、価値あるサービスを提供してまいります。
写真にはなりますが、今後のアップデートに関するロードマップが公開されていました。
現地レポートのまとめと今後の展望
今回のDreamforce 2024の初日は、Salesforceの最新テクノロジーや戦略の方向性を肌で感じることができる貴重な機会となりました。特に、AIの可能性を最大限に引き出す「Agentforce」や、Data Cloudを活用したデータの統合と活用の重要性が改めて強調され、これからのビジネスにおけるデータとAIの役割を深く考えさせられました。
現地で得られた知見を基に、私たちtoBeマーケティングは、さらに知識をアップデートし、お客様にとって価値ある提案ができるように努めてまいります。今後のレポートでは、具体的な活用事例やセッションの詳細についてもお伝えする予定ですので、引き続きご期待ください!