Salesforce Winter24 注目のリリース内容 ~Part1~「有効化や設定を行う事で管理が便利になる機能」
2024.01.11
2024.06.19
toBeマーケティングマルチクラウドチームです。
Salesforceでは春・夏・冬と年に3回新機能のアップデートが行われます。
先日、Salesforce Winter24のアップデートが行われ、今回も多くの新機能がリリースされました。
その中でも注目のリリース内容を何点かピックアップいたしましたので、2回に分けて紹介させていただきます。
1回目の本記事では、有効化や設定を行う事で管理が便利になる機能を2点ご紹介いたします。
(参考:Salesforce Winter24リリースノート)
Lightningダッシュボードの所有権の移行(Beta版)
本機能を有効化することで、ダッシュボードの所有権を簡単に変更することができるようになりました。
本機能を使用する場合は、必ず有効化設定を実施する必要があります。
【有効化手順】
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①「設定」→「ホーム」→「レポートおよびダッシュボードの設定」をクリックして開きます。
②「ユーザインターフェース」セクションにある「ユーザーによるダッシュボードの所有権の変更を許可」のチェックをONにし保存します。
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【有効化前】
【有効化後】
有効化後に確認すると「所有者を変更」を選択できるようになります。
無効化した退職者ユーザーが所有していたダッシュボードが見れなくなった際、今までは無効化した退職者のアカウントを再度有効化し、ダッシュボードを編集可能な状態に戻してから、別のユーザーに設定を変更する必要がありました。
しかし今回本機能を有効化することで、無効化したユーザーが所有していたダッシュボードでも、所有者の変更を簡単に行うことが出来るようになりました。
カスタム権限セットおよび権限セットグループの割り当てに関するレポート
専用のカスタムレポートタイプを作成する事で、カスタム権限セット・権限セットグループの設定状態をレポートで一覧表示することが可能になりました。
【カスタムレポートタイプ作成手順】
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①「設定」→「ホーム」→「レポートタイプ」をクリックして開きます。
②「新規カスタムレポートタイプ」ボタンをクリックします。
③ステップ1の主オブジェクトの選択で「権限セットの割り当て」を選択し、表示ラベルとAPI名・説明・カテゴリを指定し、次へボタンをクリックします。
④ステップ2では特に変更せずそのまま保存ボタンをクリックします。
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レイアウト編集
カスタムレポートタイプを作成した初期状態だと、レポートに表示される項目が限られているので、下記手順にて必要な項目を追加していきます。
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⑤作成したレポートタイプを開きます。
⑥レポートで選択可能な項目セクションにて「レイアウトを編集する」ボタンをクリックします。
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⑨初期状態のままだと4つの項目しか表示されないので「参照先の項目を追加」をクリックします。
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⑩「参照先の項目を追加」画面にて追加する項目を選択しOKボタンをクリックします。リリース状況を開発中からリリースに変更し保存ボタンをクリックします。
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レポート作成
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⑪レポートタイプの作成が完了したら、他のレポートを作成する時と同じように先ほど作成したレポートタイプを選択し、レポートを作成します。
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レポートイメージ
権限セット毎でグルーピングすることで、どのユーザーに割り当てられているか確認することが出来るようになりました。
今までは、どのユーザーにどんな権限セットが割り当てられているかを一覧で確認することは出来ませんでしたが、カスタムレポートタイプを作成する事でレポート上で一覧で確認することが出来ます。
また、Spring26のリリースにて権限設定がプロファイルから権限セットへ移行する予定です。今後も権限セットに関するアップデートが頻繁にされることが予想されるので、素早く情報をキャッチアップしお知らせいたします。
最後に
最初にも申し上げた通り、Salesforceでは年に3回の機能更新が行われます。よりSalesforce製品を活用していくためには、最新のアップデート情報を素早くキャッチアップすることが重要です。
今回紹介させていただいた機能以外にも多くのアップデートが行われているので、是非リリースノートを確認してみてください。
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