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Tableau (タブロー)の特徴と導入メリットを詳しく解説!

author 営業戦略部

date 2025.06.09

update 2025.06.09

tags Tableau

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この記事ではTableau(タブロー)の特徴と導入メリットをわかりやすく解説します。Tableauはデータ分析・可視化が効率的に行えるツールですが、イメージが沸かない方も多いでしょう。導入時の注意点もご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

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Tableau(タブロー)とは

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Tableau(タブロー)は、企業が蓄積したデータを可視化・分析して経営の意思決定に役立てるBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。セールスフォース・ジャパン社から提供され、直感的な操作で強力なデータ可視化機能を搭載しています。

連携できるデータソースも豊富で、大量・複雑なデータでもダッシュボード上で視覚的にわかりやすく表現できます。これにより、データ分析に関する専門知識がなくても、データの本質を把握することが可能です。

Tableauは、BIツールの中でも特に操作性・可視化の点で優れており、世界中で多くのユーザーに利用されています。

Tableau(タブロー)の特徴

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ここでは、Tableau(タブロー)の持つ主な特徴を3つ解説していきます。

直感的な操作性と高いビジュアル表現

Tableauは、マウス操作を中心とした直感的でわかりやすいインターフェースを搭載しており、データソース接続、ダッシュボードの作成・可視化、データ分析まで一連の操作を簡単に行えます。

また、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・散布図・バブルチャート・レーダーチャートなど多数のチャートタイプがあらかじめ用意されており、高度なビジュアル表現が可能です。分析内容に合わせてチャートタイプを選択すれば、数値だけでは見えなかったデータの傾向やパターンといった本質を関係者間で共有できるでしょう。

スピード感のある導入が可能

Tableauは、さまざまなデータソースと柔軟に連携できるため、既存のシステムやツールの環境を引き続き活用しながら、スピード感を持って導入を進めることが可能です。また、クラウドベースの分析プラットフォームであるTableau Cloud(旧Tableau Online)が提供されており、時間・場所・利用端末を問わずデータ接続が可能で、 想定されるアクセスが社外の顧客であっても最適な環境を短期間で構築できます。

導入支援サービスによっては、まずはダッシュボード1枚といったミニマム構築(スモールスタート)も選択でき、この場合にはさらに導入期間を短縮できるでしょう。

活発なコミュニティの活用

Tableauは、大規模で活発なコミュニティとナレッジの共有が可能です。世界各地に500以上のユーザーグループがあり、フォーラムやプログラムには100万人以上のメンバーが参加しています。クリエイティブな活動を行うユーザーが幅広く集まり、互いにサポートし合っているため、疑問点を共有しアドバイスを受けることで、早期に問題解決が可能です。

また、ほかのユーザーが作成したビジュアライゼーションを成功事例として参考にできるため、分析スキルの向上にも役立ちます。

Tableau(タブロー)の導入メリット

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Tableau(タブロー)を導入することにより期待できるメリットを4つご紹介します。

データの可視化による迅速な課題発見

Tableauは、強力な可視化機能を搭載しており、視覚的にわかりやすい分析結果をダッシュボード上に表現できます。また、データの抽出や分析処理も高速で、かつ自動更新の機能によりリアルタイムでいつでもどこからでも最新のデータにアクセス可能です。

関係者間で自社ビジネスの最新の状況や各種数値の変動状況をスムーズに共有できることから、早期に課題の発見、適切な施策を実行できます。

データの一元管理

Tableauは、Salesforce・Excel・Googleスプレッドシート・Googleアナリティクスなどの製品・サービスのほかに、Microsoft SQL Server・Oracleなどの各種データベースやクラウドサービスとも連携できます。さまざまなデータソースの情報をTableau上で一元管理することで、スムーズな情報共有が可能になるとともに、迅速で適切な意思決定にも役立ちます。

近年、多機能なツールが増え、現場ごとに多くのサービスが混在している中、業務データの分断に悩みを抱える企業が多く見受けられます。Tableauにはこのような企業課題の解決が期待できます。

業務効率の向上

Tableauを導入することで、業務効率の向上が期待できます。

BIツールが普及する以前はデータ分析にはExcelが広く利用されていましたが、データの準備・集計・分析・レポートの作成・関係者へのデータ共有と非常に手間が掛かる作業でした。

しかし、Tableauでは、データソースと接続してダッシュボードを作成すれば、可視化されたデータをもとに効率的に分析が行えるとともに、保存したダッシュボードの関係者間での共有も完了しています。

データ分析に要する時間を大幅に短縮できることから、新たな施策の立案・実行などより重要な業務に時間を使用できるでしょう。

データ分析の内製化によるコスト削減

データ分析を内製化することでコスト削減が可能です。

従来、データ分析を行うためには専門的な知識と大量のデータを処理できる環境が必要で、社内に人材がおらず分析環境がない場合には専門の分析業者に外注する必要がありました。この場合、データアナリストなどの専門家による高度な分析レポートを得られる一方で、分析内容によっては高額なコスト負担が生じます。

Tableau導入によって、自社でデータ分析基盤を運用できるようになれば、分析業者への依存度を減らすことでコストの削減が期待できます。

TableauとExcelの違い

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データの集計やグラフ・表の作成など、TableauとExcelは類似する機能を搭載しています。ここでは、両者の違いを3つに分けて解説します。

扱えるデータ量

Microsoftの公式サイトにて、Excelが扱えるデータの行数は約100万行、列数は1.6万列が上限と公表されています。

一方で、Tableauの公式サイトでは、Tableauには行および列の上限が特に規定されていません。

したがって、ビッグデータを取り扱う場合には、Excelではパフォーマンスの低下や処理が行えないケースも考えられますが、Tableauであれば高いパフォーマンスを保ったまますばやい処理が可能です。

ツールの目的

Excelは、主目的が「表計算」、付随する機能として「分析」機能があります。Excelでは、集計したデータをどのような角度から分析するか、どのようなグラフや表などのレポートを作成するかをユーザー自身があらかじめ考えておく必要があります。また、元データが変更になれば、レポートの手修正が必要です。

一方、Tableauは可視化による「分析」が主目的であり、マウス操作を中心とした直感的な操作で、集計したデータの絞り込みや掘り下げが可能です。したがって、可視化されたデータを見ながら分析の切り口を検討できることから、効率的に分析を行いたい場合には、Tableauが適しているといえるでしょう。

専門知識

Excelで効率的にデータ分析を行いたい場合にはできるだけ手作業をなくし、繰り返し発生する処理や複雑な計算は自動化する必要があります。この場合、プログラミング言語であるVBA(Visual Basic for Applications)の知識が不可欠といえるでしょう。

一方、Tableauは、簡単なマウス操作でデータソースとの接続、ダッシュボードの作成、データ分析まで行えることから、プログラミングに関する専門知識はいりません。

Tableau(タブロー)の製品ラインナップ

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Tableauでは、分析データの準備、ダッシュボードによるデータの可視化・高度な分析、関係者間での分析結果の共有など、利用場面に応じて最適な製品が用意されています。ここでは、Tableauの主要製品について詳しく解説していきます。

Tableau Desktop

Tableau Desktopは、複雑なデータを可視化し、分析を行うときに中心となる分析ツールです。直感的に操作できるとともに、さまざまなデータソースとの連携が可能です。また強力な可視化機能を搭載しているため、専門的な知識がなくても簡単に高度なデータ分析を行えます。

ユーザーのローカルPC環境にインストールするためオフラインでも利用できますが、このあとご紹介するTableau CloudやTableau Serverを活用すればスムーズなデータ共有ができます。

Tableau Cloud/Tableau Server

Tableau Cloud(旧Tableau Online)は、Tableauで作成したデータやダッシュボードに時間・場所を問わずアクセス可能なクラウドベースの分析プラットフォームです。Tableauのサーバーを利用することから、自社でサーバー環境を構築する必要がありません。

一方、Tableau Serverは、Tableau Cloudと同じくTableauの作成データを共有・分析するときに使用するプラットフォームですが、自社でサーバーを用意し、運用・メンテナンスを行う点が異なります。

Tableau Prep Builder

Tableau Prep Builderは、分析前にデータの準備をするためのツールです。具体的には、分析したいデータの形式変換・加工・クリーニングを行ってTableau Desktopで取り込めるようにします。

直感的に操作できるインターフェースを搭載しており、専門的な知識不要で誰でも効率的に作業を実施できます。

Tableau Public

Tableau Publicは、無料で利用できる分析ツールで、Tableau Desktopと同様にシンプルな操作でビジュアライズによる効果的な分析が可能です。全世界100万人以上のユーザーのデータビジュアライゼーションが共有されているため、Tableauの操作性を確認したい方はもちろん、分析スキルの向上を目指す方にもおすすめです。

ただし、Tableau Publicで作成したデータやダッシュボードは一般公開されることから、会社組織で機密情報を扱う場合には向いていません。

Tableau(タブロー)の料金体系

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Tableauでは、利用目的に合わせて3つの料金体系が用意されていますのでそれぞれご紹介します。

なお、利用料金は、エディションとしてTableau Enterpriseを選択した場合の2025年3月19日時点の価格です。価格帯は変動しますので、あくまでご参考程度にご確認ください。

Tableau Creator

Tableau Creatorは、組織に新規でTableauを導入するときに最低1つ以上必要となるライセンスです。データの準備、データ環境の管理、データ分析、データを使用したコンテンツの作成が行えます。

ライセンスには、Tableau Desktop・Tableau Prep Builderのほかに、Tableau CloudのCreatorライセンスが1つ含まれています。

利用料金は、1年単位での請求で1ユーザーあたり182,160円(税込み)です。

Tableau Explorer

Tableau Explorerは、ほかのユーザーが準備したデータソースを活用して、ビジュアライゼーションやダッシュボードの作成が可能なライセンスです。Tableauでは、フィルターによるデータの絞り込みやドリルダウンによるデータの深掘りが簡単な操作で行えるため、当初のレポートのままでなく、ユーザーに合った分析が行えます。

Tableau Explorerには、Tableau CloudのExplorerライセンスが1つ付与されます。利用料金は1年単位での請求で110,800円(税込み)となっています。

Tableau Viewer

Tableau Viewerは、ほかのユーザーが作成したダッシュボードやビジュアライゼーションなどの分析結果を活用して、データにもとづく意思決定をするユーザー向けのライセンスです。セキュアなプラットフォームに時間・場所・利用端末を問わずアクセス可能で、組織内での分析環境の共有に役立ちます。

Tableau Viewerには、Tableau CloudのViewerライセンスが1つ付与され、利用料金は1年単位の請求で55,440円(税込み)です。

Tableau(タブロー)を導入するときの注意点

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Tableauを導入するときの注意点を4つご紹介します。

導入目的を明確にする

Tableauの導入によりどのような目的を達成したいのかを明確にしましょう。Tableauでは豊富な製品ラインナップとともに、機能を強化するさまざまなツール・サービスが提供されています。目的が明確になることで必要な機能と不要な機能が把握できるため、自社に最適な製品・サービスの選択が可能です。

導入コストが必要

Tableauは、高い性能・利便性ゆえにほかのBIツールと比較して導入コストが高くなる傾向にあります。

したがって、導入にあたっては自社で必要な機能が備わっているかを確認するとともに、コストメリットを慎重に試算する必要があるといえるでしょう。

学習・習得コストが必要

新たなITツールを導入する場合全般にいえますが、どのようなツールでも基本的な操作ができるようになるまでのコスト(学習コスト)と実務で活用できるようになるまでのコスト(習熟コスト)が掛かります。

Tableauは操作性の高いツールですが、導入後に運用が軌道に乗るまである程度の時間を要することを想定して、導入スケジュールを設定するのが重要です。

サポート体制が充実しているか確認が必要

Tableauを導入したものの使いこなせていないとなると、当初予定していた導入効果は期待できません。導入前・導入時のサポートはもちろん、導入後のサポート体制が充実しているかを事前に確認しましょう。

導入支援サービスによっては、導入後のTableauのトレーニング実施やコンサルティングも提供されているため、自社の環境に合ったサービスを選択しましょう。

まとめ

この記事ではTableau(タブロー)の概要・特徴・導入メリット・Excelとの違い・導入するときの注意点などについて解説しました。

Tableauは、直感的でわかりやすい操作性と強力な可視化機能を持ち、さらにさまざまなデータソースと接続できることから、高度な分析によってデータの本質を理解するのに有効なツールです。

Tableauの導入により、データの一元管理、可視化による迅速な課題発見、業務効率の向上、データ分析の内製化によるコスト削減といった多くのメリットが期待できます。

当記事を参考にぜひTableauで効率的なデータ分析を進めてください。

なお、toBeマーケティングでは、Tableau導入の設計からSalesforceとの連携支援、現場での活用定着までをトータルでサポートしています。データ活用に課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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投稿者プロフィール
営業戦略部

営業戦略部(Customer Marketing Team)

カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。


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