
複数ビジネスユニット運用を効率化!MAPlus アクティビティコネクターに「追加ビジネスユニット」オプションがリリースされました!
Account Engagementで蓄積されたアクティビティデータをCRM Analyticsに連携することで、データ活用と分析を促進させるオプションサービスです。MAPlus アクティビティコネクターをご契約の方であれば、初期費用0円でご利用可能なオプションサービスです。
「各ビジネスユニット(BU)のアクティビティデータがバラバラで、全社視点でのマーケティング分析ができない…」
「経営層への報告資料を作るたびに、複数のビジネスユニットから手作業でデータを集めて集計する作業に何時間もかかっている…」
複数のビジネスユニットでAccount Engagement(旧Pardot)を運用している企業のマーケティング担当者の方なら、こうした悩みを一度は経験されているのではないでしょうか。
各ビジネスユニットは独立したデータベースとして機能するため、本来であれば事業部ごと・国ごとに最適化されたマーケティング施策を実行できるメリットがあります。しかし一方で、「全社横断でのデータ分析ができない」「ビジネスユニット間のシナジーが見えない」といった運用上の課題も生まれています。
本記事では、こうした複数ビジネスユニット運用の課題を解決する「MAPlus アクティビティコネクター」の新オプション「追加ビジネスユニット」を活用し、複数ビジネスユニットのアクティビティデータを統合分析する機能についてご紹介します。
すでにAccount Engagement(旧Pardot)を導入済みで、複数のビジネスユニットを運用されている担当者の方にとって、活用促進につながる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
その前に:Account Engagement(旧Pardot)における「ビジネスユニット」とは?
本題に入る前に、まずはAccount Engagement(旧Pardot)における「ビジネスユニット(BU)」について、簡単におさらいしておきましょう。
ビジネスユニットの基本概念
ビジネスユニット(BU)とは、1つのSalesforce組織から複数のAccount Engagement(旧Pardot)環境を接続できる機能です。Account Engagement(旧Pardot)のAdvancedエディション以上で利用可能となります。
たとえば、以下のようなケースで活用されています:
• 事業部ごとに分ける: 製品A事業部、製品B事業部、サービス事業部など
• 地域・国ごとに分ける: 日本BU、米国BU、欧州BU、アジアBUなど
• ブランドごとに分ける: ブランドX、ブランドY、グループ企業Zなど
各ビジネスユニットは独立したAccount Engagement(旧Pardot)環境として動作し、それぞれが独自のメールテンプレート、ランディングページ、フォーム、リストなどのマーケティングアセットを保有します。プロスペクト(見込客)データも各ビジネスユニット内で管理され、ビジネスユニット間でのデータ混在を防ぐことができます。
ビジネスユニット運用のメリット
• マーケティングアセットの混在を防ぐ: 各ビジネスユニットが独自のコンテンツを管理できる
• 権限管理の明確化: 事業部ごとに担当者のアクセス権限を制御できる
• 地域特性への対応: 国や地域ごとの法規制・言語・施策に最適化できる
このように、ビジネスユニット機能は複数の事業や地域を展開する企業にとって非常に有用な機能です。しかし一方で、「各ビジネスユニットのアクティビティデータが分断されてしまう」という課題も存在します。
それでは、具体的にどのような課題が現場で起こっているのか、見ていきましょう。
複数ビジネスユニット運用で陥る「データ分断の罠」

複数のビジネスユニットを運用している企業では、各ビジネスユニット担当者は自分のビジネスユニット内のアクティビティデータを確認・分析することができます。しかし、全社横断でのマーケティング分析や統合レポート作成となると、途端にハードルが上がります。
各ビジネスユニット担当者はアクティビティを確認できても、全社横断の分析ができない
Account Engagement(旧Pardot)の標準機能では、ログインしているビジネスユニットのデータしか閲覧できません。そのため、たとえば「全社でどのコンテンツが最も閲覧されているか」「ビジネスユニット間でのリード獲得効率を比較したい」といった分析を行うには、各ビジネスユニットのレポートを個別に確認し、手作業で集計する必要があります。
特に、マーケティング本部やCMOといった全社視点でのマーケティング戦略を担う立場の方にとって、この「データ分断」は大きな障壁となります。
手作業での集計は時間がかかり、リアルタイム性を失う
各ビジネスユニットから月次レポートをExcelで提出してもらい、それを統合して集計する…。こうした作業フローを取っている企業も多いのではないでしょうか。
しかし、この方法では以下のような問題が発生します:
• 集計に膨大な時間がかかる: 各ビジネスユニットのデータフォーマットが異なれば、データクレンジングも必要
• リアルタイム性がない: 月次レポートでは、施策の効果をタイムリーに判断できない
• 人的ミスのリスク: 手作業での転記・計算ミスが発生しやすい
経営層への報告資料作成に毎月膨大な工数を要する
経営会議や取締役会への報告資料として、「全社のマーケティング活動状況」を可視化する必要がある企業も多いでしょう。しかし、複数ビジネスユニットのデータが分断されている状態では、以下のような作業が毎月発生します:
• 各ビジネスユニットのアクティビティレポートをダウンロード
• Excelやスプレッドシートで手作業集計
• グラフやダッシュボードを作成
• 数字の整合性チェック
この作業だけで月に数日~1週間近くの工数を要しているというケースも珍しくありません。本来であれば、その時間を施策の改善や新規施策の企画に充てるべきなのに、レポート作成作業に追われてしまう…。これは非常にもったいない状況です。
データ分断が企業にもたらす影響

複数ビジネスユニットのアクティビティデータが分断されている状態を放置すると、単に「集計が面倒」というだけではない、影響が企業全体に及びます。
悪影響:戦略的な意思決定の遅れ(ビジネスユニット間のシナジーを見逃す)
全社視点でのデータ分析ができないことで、ビジネスユニット間のシナジー効果を発見・活用する機会を逃してしまいます。
たとえば、ある製品ビジネスユニットで非常に効果の高かったコンテンツやキャンペーン施策があったとしても、それが他のビジネスユニットに共有されず、横展開されないまま埋もれてしまうケースがあります。本来であれば、成功事例を全社で共有し、他のビジネスユニットでも応用することで、マーケティングROI全体を底上げできるはずです。
また、複数のビジネスユニットにまたがって活動しているプロスペクト(たとえば、製品Aにも製品Bにも興味を持っている企業)を発見することも困難になります。こうしたクロスセル・アップセルの機会損失は、売上への直接的なインパクトとなります。
悪影響:ROI測定の不正確さによる予算配分の歪み
複数ビジネスユニットのデータが統合されていない状態では、全社視点でのマーケティングROI(投資対効果)を正確に測定することが困難です。
その結果、以下のような問題が発生します:
• 各ビジネスユニットが独自の基準でROIを報告し、全社での比較ができない
• 本当は効果の高いビジネスユニットへの予算配分が不足する
• 逆に、効果の低いビジネスユニットに過剰な予算が配分されてしまう
• 経営層が「マーケティングの成果が見えない」と判断し、予算削減の対象になる
正確なデータに基づいた予算配分ができなければ、マーケティング活動全体の効率は上がりません。全社最適の視点でリソースを配分するためには、統合されたデータ基盤が不可欠です。
MAPlus「追加ビジネスユニット」オプションとは?
こうした複数ビジネスユニット運用の課題を解決するのが、toBeマーケティングが提供するMAPlus アクティビティコネクターの新オプション「追加ビジネスユニット」です。
基本のMAPlus アクティビティコネクターの機能おさらい
まず、ベースとなる「MAPlus アクティビティコネクター」について簡単におさらいしましょう。
MAPlus アクティビティコネクターは、Account Engagement(旧Pardot)で取得したアクティビティ(行動履歴)を、Salesforceへ連携するサービスです。以下のような機能を提供しています:
• Webページ閲覧履歴のSalesforce連携
• フォーム送信・メール開封・リンククリックなどのアクティビティ可視化
• Salesforceダッシュボードでの詳細分析
• 企業軸・コンテンツ軸での効果測定
Account Engagement(旧Pardot)の標準レポート機能では実現できない、「活きた」マーケティング分析を可能にするソリューションとして、多くの企業にご活用いただいています。

「追加ビジネスユニット」オプションの概要
今回リリースされた「追加ビジネスユニット」オプションは、MAPlus アクティビティコネクターをご契約いただいているお客様向けの追加オプションサービスです。
このオプションを利用することで、複数のビジネスユニットのアクティビティデータをSalesforce上で統合的に管理・分析できるようになります。
従来運用との違い
従来のMAPlus アクティビティコネクターでは、1つのビジネスユニットのみとの連携が標準仕様でした。そのため、複数ビジネスユニットを運用している企業では、以下のような制限がありました:
項目 | 従来のMAPlus | 追加ビジネスユニットオプション |
連携可能なBU数 | 1つのみ | 最大5つまで |
Salesforceダッシュボード | 1BUのデータのみ表示 | 全BUのデータを統合表示 |
BU間比較レポート | 手作業で集計が必要 | 自動で比較可能 |
このように、「追加ビジネスユニット」オプションを活用することで、従来は不可能だった複数ビジネスユニットのデータ統合分析が実現します。
【実践】4ステップで実現!複数ビジネスユニットアクティビティの統合分析
それでは、実際に「追加ビジネスユニット」オプションを導入し、複数ビジネスユニットのアクティビティを統合分析するための具体的な手順を、4つのステップで解説します。
STEP 1 : 現状のビジネスユニット構成を整理する
まずは、自社で運用している複数のビジネスユニットの現状を整理しましょう。以下のチェックリストを活用してください。
【チェックリスト】
• 運用中のビジネスユニット数は?(最大5つまで連携可能)
• 各ビジネスユニットの用途・目的は明確か?(事業部別、地域別、ブランド別など)
• 各ビジネスユニットで取得しているアクティビティの種類は?(Web閲覧、フォーム送信、メール開封など)
• 各ビジネスユニットの月間アクティブプロスペクト数は?
• 現在、各ビジネスユニットのデータをどのように集計・報告しているか?
• 全社視点で最も知りたいデータ・指標は何か?
この整理作業を通じて、「どのビジネスユニットのデータを統合すべきか」「どのような分析軸が必要か」が明確になります。特に、経営層や本部長クラスへのレポートで求められる指標を洗い出しておくと、導入後のダッシュボード設計がスムーズになります。
STEP 2 :「追加ビジネスユニット」オプションを申し込む
現状整理ができたら、次は「追加ビジネスユニット」オプションの申し込みを行います。
【申し込み方法】
- toBeマーケティングの問い合わせフォームにアクセス
専用の問い合わせフォームから、「追加ビジネスユニット」オプションについてご相談ください。 - 見積もり・ご契約
お客様の運用状況に合わせた最適なプランをご提案します。月額費用については、ビジネスユニット数や企業規模に応じて柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 - 導入開始
ご契約後、最短5営業日でご利用開始いただけます。STEP 3 :統合ダッシュボードで全ビジネスユニットデータを可視化する
「追加ビジネスユニット」オプションの設定が完了すると、Salesforceのダッシュボード上で複数ビジネスユニットのアクティビティデータを統合的に表示できるようになります。【統合ダッシュボードでできること】
・ 全ビジネスユニット横断でのアクティビティ集計
「全社で今月何件のフォーム送信があったか」「どのコンテンツが最も閲覧されているか」といった全体像を一目で把握できます。
• ビジネスユニット別の比較分析
各ビジネスユニットのパフォーマンスを並べて比較し、優良施策を発見できます。たとえば、「BU-Aのメールキャンペーンが高い開封率を記録している」といった気づきを得られます。
• 期間別・コンテンツ別フィルタ機能
「先月」「今四半期」などの期間指定や、「製品紹介ページ」「事例ページ」などのコンテンツカテゴリでデータを絞り込めます。STEP 4:定期レポート作成を自動化し、運用を定着させる
統合ダッシュボードの構築ができたら、最後は運用の定着化です。以下の施策で、継続的なデータ活用を実現しましょう。【レポート自動配信の設定】
Salesforceのレポート自動配信機能を活用し、週次・月次で経営層や関係者にレポートを自動送信する設定を行います。これにより、以下のメリットが得られます:
• 手作業でのレポート作成・送付作業が不要に
• 定期的なデータ共有で、組織全体のデータドリブン文化が醸成される
• タイムリーな意思決定が可能になる【運用定着化チェックリスト】
・ 週次レポート自動配信の設定完了
• 月次レポート自動配信の設定完了
• 経営層・関係者へのダッシュボード閲覧権限付与
• 各ビジネスユニット担当者向けの操作説明会実施運用開始後の活用においては、「こんな分析をしたいが、どうすればいい?」といったご相談があれば、専門のコンサルタントチームが御社に合わせたご提案を実施させていただきます。
まとめ|複数ビジネスユニット運用の「もやもや」を解消し、戦略的MA活用へ

本記事では、複数のビジネスユニットでAccount Engagement(旧Pardot)を運用している企業が直面する「データ分断の課題」と、その解決策となるMAPlus アクティビティコネクター 「追加ビジネスユニット」オプションについて、実践的な導入ステップとともに解説しました。
改めて、4つのステップをおさらいします:
• STEP 1: 現状のビジネスユニット構成を整理する
• STEP 2: 「追加ビジネスユニット」オプションを申し込む
• STEP 3: 統合ダッシュボードで全ビジネスユニットデータを可視化する
• STEP 4: 定期レポート作成を自動化し、運用を定着させる
複数ビジネスユニット運用における「各ビジネスユニットのデータがバラバラで全体像が見えない」「レポート作成に膨大な時間がかかる」といった課題は、多くの企業が抱えている共通の悩みです。しかし、適切なツールと運用体制を整えることで、これらの課題は確実に解決できます。
まずは、STEP 1の「現状整理」から始めてみてください。自社のビジネスユニット構成や、求められているデータ・指標を明確にすることが、成功への第一歩です。
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