【完全版】Account Engagementとは?4つのエディションとその機能を徹底解説
2024.10.22
2024.10.22
toBeマーケティング営業戦略部です。
突然ですが、貴社ではAccount Engagementを利用しておりますか?
実際に利用しているお客様や導入を検討しているお客様から以下のようなお声をよく耳にします。
「Account Engagement導入したいけどどのエディションを選べばいいかわからない」
「Account Engagementを使っているけど、機能がよくわからない」
今回はそのようなお悩みに対して、各エディションの機能をご紹介いたします。
toBeマーケティング株式会社では、お客様のマーケティング成果の最大化を目指し、デジタルマーケティング施策の戦略策定支援から、実際のツールの導入支援、導入後の活用支援、運用業務まで、お客様のご状況や課題に合わせ、マーケティングパートナーとして幅広くお手伝いいたします。⇒ お気軽にお問い合わせください!
Account Engagementとは?セールスフォース社が提供するマーケティングオートメーションツール
Account Engagementは、セールスフォース社が提供するマーケティングオートメーションツールです。 Salesforce製品をはじめ、外部ツールとの連携が可能です。 Account Engagementには4つのエディションがあり、自社に合ったプランを選択することで、費用対効果を高めることができます。
次のような方に向けて本まとめを作成しました。
- 「Account Engagementの導入を検討しているが、具体的な機能を知りたい」
- 「新しく担当になったが、自社のAccount Engagementのエディション機能がわからない」
- 「Account Engagementでの運用や施策を進めるにあたり、機能を把握しておきたい」
上記に当てはまる方は、ぜひ本まとめを参考にしてください。
Account Engagementの4つのエディションを徹底解説
ここからエディション別の機能について解説します。 なお、Growthエディションの機能はすべてのエディションに共通して付与されています。そのため、Growthエディションの機能を解説し、他のエディションについては追加されている機能を説明します。
Growthエディションの機能【全エディション共通】
- Web行動のトラッキング
いつ、誰が、どのページを、どのくらいの時間閲覧しているかを可視化可能です - スコアリング
Web行動やメール開封状況をもとに顧客の状況を点数化します - グレーディング
業界、部署、会社の規模などの情報をもとに、見込み客としての適性を判断します - メール配信
One to Oneメールや一斉送信、配信予約がAccount Engagement上から可能です - Engagement Studio(シナリオ機能)
「アクション」「ルール」「トリガー」を組み合わせてシナリオを分岐させることができます - A/Bテスト
2パターンのメールを一部リストに送信し、パフォーマンスが高い方を残りのリストに送信します - ランディングページ/フォーム作成
ドラッグ&ドロップでテンプレートを使って作成可能です - フォームハンドラー
Googleフォームなど既存のフォームを利用してAccount Engagement(旧Pardot)に連携させることができます
ユースケース①「Engagement Studio」
Engagement Studioはメルマガ配信に使ったり、展示会後の御礼メールにて使う企業の方が多いです。
展示会で獲得した名刺に対して、アプローチの優先順位をつける基準に使用したり、お客様の反応にあわせて分岐させたメールを自動で送信することで、休眠顧客の掘り起こしにも使用が可能です。
ユースケース①「フォームハンドラー」
現在Account Engagementで作成したフォーム以外を使用していて、今後もそのフォームを使いたいというお客様は多いです。
特に現在膨大な量のフォームを使用されている場合、フォームの移行が懸念になりますよね。
その場合は、フォームハンドラー機能を使用すると、現在使用しているフォームをそのままAccount Engagementに連携することが可能になります。
Plusエディションの追加機能:スコアリングカテゴリやダイナミックコンテンツの活用方法
- スコアリングカテゴリ
各商材やサービスカテゴリごとに点数化できます - ダイナミックコンテンツ
顧客属性に応じてWebサイトやメールの表示コンテンツを自動で切り替えます - メールレンダリングプレビュー
顧客のデバイスごとにメールのレイアウトや件名のプレビューが確認可能です - スパム分析
スパム扱いされるリスクを事前に確認できます - メール分析レポート
メールの通読率やクライアント別の分析が可能です - Google広告連携
Google広告と連携し、施策効果や成約コストを分析できます - B2B Marketing Analytics
SalesforceとAccount Engagementのデータを統合したEinstein Analyticsでダッシュボードを使い、複数のデータソースをもとに分析が可能です
ユースケース③「スコアリングカテゴリ」
サービスを多くもたれている企業では、スコアリングカテゴリをよく使用されます。
通常のスコアとは異なり、サービスごとにスコアの加算が可能になるので、どのサービスに勢いがあるのかを可視化することができます。
その結果を活用し、アプローチ対象を選定したり、勢いがないサービスページの改善に繋げることができます。
ユースケース④「B2B Marketing Analytics」
Plusエディションには、簡易BIツールのB2B Marketing Analyticsも2ライセンス付帯しております。
B2B Marketing Analyticsにて、膨大なデータを集約することで多角的な分析が可能になります。
例えば、弊社ではB2B Marketing Analyticsを用いてメールの分析を行っており、
配信時間、件名、キャンペーンごとの軸で開封率を分析したり、一定の基準の開封率を満たしている/満たしていないメールを絞り込み、改善を測っています。
Advancedエディションの高度な機能:AIを活用したEinsteinやビジネスユニット管理
- Einstein(AI)
AIがスコアや施策のパフォーマンスを可視化します - ビジネスユニット
1つのSalesforce組織で複数のAccount Engagementを管理できます - マーケティングデータシェアリング
Salesforce組織からAccount Engagementに同期させるレコードを制御し、プロスペクト数などを管理します - カスタムオブジェクト連携
Salesforceのリードや取引先責任者を参照項目としてAccount Engagementと連携します - カスタムユーザーロール
自社オリジナルの権限セットを作成可能です
ユースケース⑥「マーケティングにおけるAIの活用」
Advancedエディションでは、Einstein AIを使用できます。
AIを活用することで、未来予測の精度が上がったり、意思決定を助長してくれます。
また、少人数でAccount Engagementの運用をしているお客様ですと、リソース問題の解決にも繋がっているというお声も耳にします。
Einstein AIの機能や効果については、過去のブログにまとめておりますので、ぜひご覧ください。
■マーケティング分野でのAI活用とマーケティングオートメーション搭載のAI機能を紹介
■弊社マーケティング担当者がsalesforceの生成AI機能を使ってみた!
ユースケース⑦「B2B Marketing Analytics」
規模の大きい企業ではビジネスユニットが使用されるケースが多いです。
例えば、国際展開している企業で国ごとにAccount Engagementの組織がある企業はビジネスユニットを用いて、複数Account Engagementの組織を1つのSalesforce組織に接続しています。
事業部ごと、グループ会社ごとにAccount Engagementの組織が複数ある企業も多いので、Advancedエディションではよく使われる機能です。
Premiumエディションの特徴:最大75,000件のプロスペクト管理が可能に
- 上記すべての機能に加え、最大プロスペクト数が75,000件/年(他エディションは10,000件/年)に拡大されます。
まとめ:自社のニーズに合わせたAccount Engagementエディションの選び方
Account Engagementには4つのエディションがあり、それぞれ豊富な機能を備えています。
上位エディションを選ぶことが必須ではなく、自社の運用に合わせて最適なエディションを選定し、活用することが重要です。
現在、導入エディションでお悩みの方や、機能の活用方法をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください!
✔自社の運用規模に合ったエディションがわからない
✔費用対効果を見極めて検討したい
上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ!Account Engagement導入支援サービスをご活用ください!
\お困り事はお気軽にご相談ください/