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Salesforce価格表の仕組みを徹底解説|商品・商談との連携や価格設定の全体像とは?


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はじめに|Salesforceの「価格表」、正しく理解できていますか?

Salesforceで商談を管理する際、多くの方が触れるのが「価格表」という標準オブジェクトです。
しかし、価格表だけでは完結せず、関連するオブジェクト(商品、商談商品、価格表エントリなど)が複雑に絡み合い、実際の運用イメージが持てずに悩んでしまうことも。

本記事では、以下の疑問をクリアにします:

  • Salesforceの価格表の役割とは?

  • 価格表と商品、商談の正しいリレーション構造

  • 商品に価格を設定するにはどこを操作すればいい?

  • 商談画面に金額が反映されるロジックとは?

💡 この記事を読めば、Salesforceの価格表構造と設定手順を正しく理解でき、スムーズな商談運用が実現できます。


1. Salesforceにおける価格表・商談・商品関連オブジェクトの全体像

主な関係オブジェクト

オブジェクト

説明

商談(Opportunity)

顧客との取引・案件情報を管理する

商品(Product)

自社で販売する製品やサービスを表す

商談商品(OpportunityLineItem)

商談ごとに紐づける商品・金額・数量など

価格表(Pricebook)

複数の販売価格を管理するラベル的役割(例:標準価格、キャンペーン価格など)

価格表エントリ(PricebookEntry)

商品×価格表ごとのリスト価格情報


2. Salesforce価格表の構造と中間オブジェクトの仕組み

Salesforceでは、 商談に商品を紐づける際に価格表の設定が不可欠です。
この仕組みは「中間オブジェクト」の考え方がベースになっています。

下図は各オブジェクトのリレーションを表しています。商談商品から商談と商品に矢印が伸びており、これは商談と商品を商談商品が参照しているということです。

また、価格表エントリからも価格表と商品に矢印が伸びており、これは価格表と商品を価格表エントリが参照していることを表しています。

リレーション図(概念)

このように2つの中間に位置するオブジェクトを中間オブジェクトと呼びます。中間オブジェクトを持つことのメリットは、リレーション自体にデータを持たせることが出来る点です。

  • 商談商品は「この商談でのこの商品の金額と数量」を保持

  • 価格表エントリは「この価格表でのこの商品の価格」を保持

✅ 商談が持つ「価格表」情報が、商談商品選択時の価格候補を自動決定するキーになります。


3. なぜ価格表を設定しないと商品が選べないのか?

商談に商品を追加する際、まず価格表を選ばされる理由は、
商談が価格表を参照していることで、 適切な価格情報(価格表エントリ)を自動で引き込める仕組みになっているからです。

これにより、「商品Aの標準価格」「商品Aの卸価格」など、複数の価格帯を柔軟に切り替えることができます。


4. 実際に価格表エントリを設定する方法(商品側・価格表側の両面)

商品から設定する場合:

  1. アプリケーションランチャーから「商品」を選択

  2. 該当商品を開く

  3. 「標準価格を追加」または「価格表エントリを追加」をクリック

  4. 任意の価格表とリスト価格を設定し保存

価格表から設定する場合:

  1. アプリケーションランチャーから「価格表」を選択

  2. 対象の価格表を開く

  3. 「商品を追加」ボタンで商品を複数選択

  4. それぞれのリスト価格を一括設定して保存


5. まとめ:価格表を理解すれば商談管理がもっとスムーズに

本記事では、Salesforceの「価格表」とそれに紐づくオブジェクトの構造を解説しました。

複雑に見える価格設定の仕組みも、「商談商品」と「価格表エントリ」という2つの中間オブジェクトの役割を理解すれば、一気にクリアになります。

価格表エントリ:商品と価格表を結びつけ、「この価格表における、この商品の定価」を定義します。

商談商品:商談と商品を結びつけ、「この商談における、この商品の価格と数量」を記録します。

これらのオブジェクトが連携することで、商談に商品を追加する際に適切な価格候補が自動で表示され、手作業でのミスを防ぐことができます。

価格表を正しく設定・運用することで、複数の価格帯を持つ商品も効率的に管理でき、より正確でスムーズな商談管理が可能になります。もし設定方法で困った際は、ぜひこの記事を参考にしてください。

Salesforceの商談に商品を追加したいのに、なぜか価格が選択できず、先に進めない

✔︎「価格表」「商品」「商談商品」など、関連オブジェクトの役割と関係が分からず、商談管理が非効率になっている

✔︎商品の価格設定をシステム内で一元管理したいが、どこをどう設定すればいいか分からない

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ!弊社サービスをご活用ください!

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カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。

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