Salesforceのデータを最大限活用するWebサイトを構築する「Experience Cloud」とは
2022.12.16
2024.06.19
Salesforceが展開するサービスの1つに、Experience Cloudというサービスがあります。
CRMとして利用する上でSalesforceに蓄積される膨大なデータを、Salesforceを使わないユーザに対してWebサイト形式で公開するというものです。
「えっ?社外にデータ見せるってどういうこと?」
「他のウェブ制作サービスと何が違うの?」
初めてExperience Cloudのサービスを聞くと、実用性よりも疑問の方が多く浮かぶのではないでしょうか?
今回はExperience Cloudがどのようなサービスなのか概要を改めてご紹介させて頂きます。
- Experience Cloudはどんなサービス?
- どのようなサイトが作れる?
- 最後に
Experience Cloudはどんなサービス?
Salesforceのデータ構造は堅牢で、Salesforceにログインしたユーザだけが情報を見れる前提があります。
Experience Cloudは、前述したように外部にSalesforceレコードを見せるためのサイトを作成することが可能になるサービスです。この「外部」というのはWeb上で訪れる不特定多数のユーザーだけでなく、「代理店」「ビジネスパートナー」「既に自社とやり取りしている顧客」など、特定のユーザを指すこともあります。
Experience Cloudは、そういった外部のユーザと一緒に仕事をすることが出来る、Salesforceを通じた自社との架け橋となるサービスなのです。
Experience Cloudを使うことで得られるメリットは多岐にわたりますが、この記事では大きく3つのメリットとしてご紹介いたします。
メリット1:同じデータをリアルタイムで共有できるため、無駄のない企業間連携が可能
例えば、とある業務で社外の情報をパートナー会社に共有するときに、Excelに情報を落とし込んで送付し、パートナーがその情報をもとに編集・再送信し、、、と繰り返して行くうちにデータのバージョンがどんどん複雑化することもあるかと思います。
Experince Cloudサイトで共有すればすべての情報をSalesforceベースでやり取りできるので、効率的に業務を行うことが出来ます。
メリット2:ローコードで企業ブランドに最適化したサイト設計が可能
Experince Cloudサイトはドラッグ&ドロップでサイトを作り上げることが可能なため、Salesforceの堅牢なセキュリティはそのままに、簡単に外部に共有できるサイトを作ることが出来ます。
また、Salesforceの複雑なレイアウトを外部向けに簡略化し、よりUIUXに基づいたサイトにカスタマイズが実現できるため、外部ユーザSalesforce初心者でも簡単に情報のやり取りが出来ることも大きなメリットです。
また、基本的なCSSやHTMLも組み込むことが出来るので、ロゴ、ブランドカラー、フッター等企業で統一したデザインを反映し、企業のブランドイメージに沿ったサイトに仕上げることも出来ます。
Knowledge記事を公開するプラットフォームとすることで、お問い合わせの削減に貢献
Salesforceに存在するKnowledgeオブジェクトを、パートナーや一般ユーザに対して公開するFAQサイトとしての使い方も出来ます。
勿論、Salesforceのオブジェクトがもとになっているので記事の管理もSalesforce上で行えます。
今までメールや電話で受けていたお問い合わせに対して、ユーザが自分自身で解決できる方法を提示したプラットフォームを作ることで、対応時間の削減、個々のユーザの満足度向上に繋げることが出来ます。
最後に
Experince Cloudは今まで社外の方と行ってきたやり取りをよりスピーディに、効率的に実現できる非常に魅力的なSalesforceサービスです。
弊社toBeマーケティングでは、各企業様に合ったExperince cloudサイト構築支援も承っております。
どんなサイトがもっとも効率的か、どんなワークフローを確立させ何を実現させたいか、お客様目線に立ってExperince Cloudのメリットを最大限に活かしたご提案をさせていただきます。
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