【全機能をご紹介!】Pardot Spring'19 がリリースされました
2019.03.07
2024.06.19
こんにちは。toBeマーケティング MAnaviサポートのマスコット 戸部 夢子(とべ ゆめこ)です!!!!
先日セールスフォース・ドットコム社より、Pardot Spring'19 のリリースノートが公開されました。
今回のリリースでは、Salesforce・Pardot間をよりシームレスに使うための機能が多い印象です。
すでに、2019/2/11にリリースされた機能とはなりますが、全機能をみなさまに一挙ご紹介したいと思います!!
1. Pardot Einstein
Sales Cloudに引き続きPardotにもAIが搭載されました!!
Pardotと同期しているリード/取引先責任者のマーケティングに必要な情報を、Einstein AIがPardotとSalesforce双方から自動でデータ分析してくれる機能です。(Advanced Editionを利用している方が対象です。)
Pardot Einsteinには、以下の様な機能が搭載されています。
Einstein リードスコアリング
設定した属性情報に基づいて潜在的に顧客になりそうなプロスペクトをAIが分析しスコアします。
1~99の間でそれぞれのリード/取引先責任者に得点がつきます。
Einstein リードスコアリングは以前からあった機能ですが、今回のリリースでAdvanced Editonにも追加されました。
Einstein 行動スコアリング
過去365日の行動履歴に基づいて、購入意欲のあるプロスペクトをAIが分析しスコアします。
1~99の間でそれぞれのリード/取引先責任者に得点がつきます。
Einstein キャンペーンインサイト(Beta)
リアルタイムで上位のマーケティングキャンペーンを確認できます。
今回のリリースでは、リストメール送信に関するインサイトが提供されました。
開封率に関して、パフォーマンスの高いメールや顧客の属性情報を特定してくれます。
※キャンペーン接続が必要となります。
https://help.salesforce.com/articleView?id=pardot_einstein_parent.htm&type=5
2. Engagement History
ベータ版が正式リリースされました!!
接続しているキャンペーン内のマーケティングアセットを、Salesforce上で結果表示してくれる機能です。接続キャンペーンのメール開封率やCV率などのアセットごとの結果が一目で確認できます。
今まででもベータ版として利用されていた方は多いのではないでしょうか。
今回のリリースにあたり、一部仕様が変更となっていますのでご確認ください!!
-
日次更新から毎時間更新へ変更になりました。
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すべてのPardotプロスペクトやビジターが対象となりました。
※従来ではリード/取引先責任者と連携しているプロスペクトが対象
-
エンゲージメント履歴及びトラッキングリンク関連リストは削除されました。
3. Pardot ビジネスユニット
1つのSalesforce環境に対し複数のPardot環境を接続することができる機能です。デフォルトでは2環境まで接続可能です。(Advanced Editionを利用している方が対象です。)
Pardot組織は完全に分かれているので、使用制限数は個々の組織ごとにカウントされ、項目などそれぞれの組織で構成できます。
また、下記の機能を使用しビジネスユニットを管理することができます。
Pardot セットアップアシスタント
Salesforce上でビジネスユニットの作成/表示ができます。
マーケティングデータシェアリング
Salesforce組織を変更せずにどのレコードを同期させるか制御できます。
マルチトラッカードメイン
どのトラッカードメインを適用させるかドロップダウンで選択でき、マーケティングコンテンツを一貫してブランド化できます。
https://help.salesforce.com/articleView?id=pardot_sf_connector_pbus_parent.htm&type=5
4. Salesforceコネクター V2
SalesforceとPardotをつなぐコネクターがバージョンアップされました!!
従来のコネクターと違う点
- Pardot側での操作が不要となり、Salesforce上でPardotの初期設定作業を完結できます。
インテグレーションユーザーが使用されるため、コネクターユーザーに対しSalesforceのライセンスが不要となります。 - 常時接続されているため、未検証後の再認証が不要です。
- Salesforceから最新のメタデータを取得できるアクションが追加されました。
https://help.salesforce.com/articleView?id=pardot_salesforce_connector.htm&type=5
※2/12以降の新組織のみに適用されます。
既存の組織は今後のリリースで適用予定です。
5. マーケティングデータシェアリング
Salesforce組織全体のデフォルトを変更せずに、どのレコードをPardot組織と同期させるかを制御できます。
(Advanced Editionを利用している方が対象です。)
リード、取引先責任者または個人取引先、商談、カスタムオブジェクトの共有ルールに基づいて、必要なリード/取引先責任者のみをPardotに送ることができます。
プロスペクトが増えて困るというお客様には朗報な機能ですね。
https://help.salesforce.com/articleView?id=pardot_sf_connector_setup_selective_sync_config.htm&type=5
6. マルチトラッカードメイン
トラッカードメインをアセットごとに使い分けできるようになりました。
従来ではデフォルトに設定したドメインがすべてのアセットに適用されていましたが、
今後は、「このメールではこのドメインを使おう!」という様に、アセットごとにドメインの使い分けが可能となります。
マルチトラッカードメインは下記アセットで使用可能です。
・メールテンプレート
・メールテンプレート
・ファイル
・ランディングページ
・カスタムリダイレクト
・フォーム
・プリファレンスページ
複数のドメインをPardotで使い分けているお客様には、便利な機能かと思います(^o^)
7. その他のリリース情報
Pardot セットアップアシスタント
「4. Salesforce コネクター V2」を設定する際に使用できる機能です。
セットアップのアシスタント機能でコネクター設定が簡単に行えます。
Engage キャンペーンフォルダー
メールテンプレートがフォルダでグループ化され、検索機能が搭載されました。
以前よりスムーズにメールテンプレートを見つけることができます。
B2B Marketing Analytics テンプレート
セットアップ時テンプレートに沿って、アナリティクスアプリケーションを作成することができる様になりました。
https://help.salesforce.com/articleView?id=pardot_b2bma_parent.htm&type=5
Pardot GoodData コネクターの廃止
2019/2/1以降、GoodDataコネクターが使用できなくなります。
https://help.salesforce.com/articleView?id=Pardot-GoodData-Connector-Retirement&language=en_US&type=1
Pardot API認証の更新
Pardot APIの認証方法がアップデートされより信頼性が高まります。
さいごに...
いかがでしたでしょうか?
PardotにもAIが搭載されたり、もっと便利にPardotを使える機能など、かなり盛りだくさんな内容でしたね。
今回発表された機能は基本Pardot Lightning アプリ や Lightning Experience内で使用するものがほとんどです。
まだ、Salesforce Classic を使用している方は、今回を機に Lightning Experience への切り替えをご検討されてはいかがでしょうか。
またPardotでは、従来のメジャーリリースに加え、3つのPardotリリースを追加するスケジュールに移行することを12月頃発表しています!!(年に計6回も提供されます。)
そのためもう来月4月には次のリリースが発表される予定です。
どんな新機能が発表されるかわくわくしますね。今から私も楽しみです!!