Account EngagementとSalesforceを同時導入する際の連携項目検討のポイント
2019.03.19
2024.08.05
こんにちは。toBeマーケティング マーケティングチームです。
今回は「Account EngagementとSalesforceを同時導入する際のポイント」についてです。
※前回のBlog「見積提出後のフォローをPardotでやってみましょう」を見逃した方は<こちら>
Account EngagementとSalesforceを同時に導入する際の気になる4つのポイント
1.連携するとどんな事ができるの?
2.どんな情報が連携できるの?
3.どんな情報を連携すればよいの?
4.どっちからどっちに連携するの?
では、一つずつ見ていきましょう。
1.連携するとどんな事ができるの?
Account EngagementおよびSalesforceそれぞれの視点でみてみましょう。
【Account Engagement】
Account Engagementでは連携することで、Salesforceで管理している情報を使いメール配信やシナリオ対象者リストのセグメンテーション値として使う事ができます。
また、参照だけとはなりますが、取引先情報や商談情報もリストをセグメンテーションする情報として使えます。失注フェーズで活動が無いお客様、見積提出したお客様への状況伺いメールなどの抽出条件に使えます。
【Salesforce】
リードや取引先責任者上にAccount Engagementのスコア、Account Engagementへの登録日、最新の活動日、Webサイト閲覧状況やメール開封状況など顧客情報を見ながらお客様の興味度合(スコア、最新の活動日など)や、リード、取引先責任者のWebサイト閲覧状況やメール開封状況を見る事ができます。
Salesforce側でAccount Engagementの情報が見られるようになれば、「先週Webサイトを閲覧したリード情報」や「1年以上前の失注顧客で直近でWebサイトなどの閲覧があった顧客」などのレポートなどを作成し営業活動に活かす事が出来るようになります。
上記はSalesforce上で見れるAccount Engagement情報。
2.どんな情報が連携できるの?
Account EngagementのプロスペクトとSalesforceのリードおよび取引先責任者で連携する事ができます。
連携できる情報は、氏名、電話番号、住所などデフォルト情報から、リードまたは取引先責任者に作成したカスタム項目を連携する事ができます。
※注意点:Salesforceのリードおよび取引先責任者に作成するPardotに連携させたいカスタム項目は同じ「API参照名」で作成してください。
3.どんな情報を連携すればよいの?
連携する項目を何にするかは良くある悩みどころです。
導入当初は整理がつかない事も多いと思いますので、Account Engagementで作成するフォーム(問い合わせや資料DLページなど)の項目や扱っている情報が個人会員情報などであれば、入会日や会員ランクなどもあるかもしれません。
また、参照のみとはなりますが、商談に見積提出日、納品日、検収日などの情報を参照させる事もできます。
まずは、どんな情報でお客様を区分けしたいか検討するところから始めるのが良いと思います。
4.どっちからどっちに連携するの?
連携方法は下記3つです。
(1)Salesforceの情報をAccount Engagementへ上書き
(2)Account Engagementの情報をSalesforceへ上書き
(3)最新の更新がある方を上書き
この連携は各項目毎に行う事ができます。
何となく(3)にしておけば常に最新の情報が保存されていて良い気がしますが、
良くある連携方法は、氏名、住所、電話番号などは名刺情報などをベースに登録する事が多いSalesforce側の情報を使い、問い合わせフォームから入ってくる問い合わせ内容などはPardotを優先するような形があります。
問い合わせフォームから入ってくる情報だったら氏名、会社名、住所、電話番号などもフォーム経由の情報の方が最新と思われますが、法人格が抜けていたり、住所の入力や電話番号の入力方法もまちまちであったりデータに揺らぎがでるので、個人情報部分はSalesforce優先をお勧めしています。
まとめ
今日は「Account EngagementとSalesforceを同時導入する際の連携項目検討のポイント」についてまとめてみました。
Account EngagementとSalesforceを同時に導入するお客様への参考になればと思います。