【使っていますか?Pardot Lightning】(3)Lightningで利用できる機能
2020.04.06
2024.06.19
【使っていますか?Pardot Lightning】の3回目です。
今回はPardot Lightningのインターフェイスだけで利用できる機能を紹介します!
前回までの記事はこちらです。
【使っていますか?Pardot Lightning】(1)LightningとClassicの違い
【使っていますか?Pardot Lightning】(2)Pardot Lightningの有効化
スニペット
機能概略
毎回定期的に開催するセミナーなどの準備の際、いままではメールテンプレート・フォーム・ランディングページをコピーし変更となるイベント名や開催日時の部分を編集して使用することが多かったかと思います。
Pardot Lightningで利用できる スニペット では、内容が変更となるパーツをスニペットで作成しておき、メール・フォーム・ランディングページに挿入します。次回開催時はメールなどをコピーする必要はなく、スニペット側で新しい開催日時とイベント名を書き換えることで、前回作成したメールテンプレート・フォーム・ランディングページに書き換えた内容が反映され、そのまま繰り返し使用することができます。
スニペット利用イメージ
前提条件
- Pardot Lightningのみ機能の利用が可能
- Salesforceキャンペーンとの連携が有効化されている
- SalesforceコネクターのバージョンがV2である
- HMLタグが有効化されている(関連Blog記事)
ヘルプ記事
マーケティングデータ共有
機能概略
Account Engagement (旧 Pardot)とSalesforceの連携オプションで、新規作成されたリード/取引先責任者を「自動的にプロスペクトとして作成するか」を制御することはできますが、全リード/取引先責任者が対象であり、同期対象を特定の条件のレコードだけに絞ることができませんでした。その場合、特定のレコードだけを手動でAccount Engagement (旧 Pardot)にインポートするなどの対応が必要でした。
Advanced Editionに限られますが、Pardot Lightningでは マーケティングデータ共有ルール の設定が可能です。リード、取引先責任者、商談、カスタムオブジェクトでそれぞれAccount Engagement (旧 Pardot)と同期するルールを1つ設定でき、そのルールに当てはまるレコードだけがAccount Engagement (旧 Pardot)に同期されます。
例えば、会社全体で1つのSalesforceを利用しているがAccount Engagement (旧 Pardot)は製品Aを扱う部署だけが利用するなどのシーンで、このマーケティングデータ共有の機能が活用できます。
前提条件
- Pardot Lightningのみ機能の利用が可能
- 2019/2/12以降に購入またはアップグレードされたAccount Engagement (旧 Pardot)アカウント
- Advanced Edition
ヘルプ記事
ビジネスユニット
機能概略
グループ企業やワールドワイドで共通のSalesforceを利用しており、そのうち複数の企業・拠点でAccount Engagement (旧 Pardot)を利用したい場合、以前は1つのSalesforceアカウントに複数のAccount Engagement (旧 Pardot)アカウントを紐づけて使用することがありました。
2019/2/12以降、Account Engagement (旧 Pardot)アカウントは1つのSalesforceアカウントから払い出されるようになり、1:1の連携となりました。これもAdvanced Editionに限られた機能ですが、ビジネスユニット は1つのAccount Engagement (旧 Pardot)アカウントをユニットに分割し、それぞれ独立して使用することができます。ユニットAとユニットBは、上記のマーケティングデータ共有ルールを使ってそれぞれの顧客データと同期します。
前提条件
- Pardot Lightningのみ機能の利用が可能
- 2019/2/12以降に購入またはアップグレードされたAccount Engagement (旧 Pardot)アカウント
- Advanced Edition
ヘルプ記事
Account Engagement (旧 Pardot) ビジネスユニットの管理
Pardot Lightningだけで利用できる機能は現状それほど多くありませんが、今後はPardot Lightningのみを対象とした新機能リリースが増えてくることが考えられます。
今回の内容を参考に、少しずつPardot Lightningを使ってみてください!