【使っていますか?Pardot Lightning】(2)Pardot Lightningの有効化
2020.03.30
2023.12.01
前回の記事では、Pardot LightningとPardot Classicの違いについてご案内しました。
今回は、いよいよPardot Lightningの有効化手順を紹介していきます!
記事内のPardot Lightningの有効化手順は、2020年3月時点の内容です。
更新される可能性がありますので、最新の内容については以下の公式ヘルプをご確認ください。
ダウンロード可能な Account Engagement (旧 Pardot) ユーザーガイド
https://help.salesforce.com/articleView?id=pardot_downloads.htm&type=5
→ Pardot Lightningアプリケーション実装ガイド(PDF)をダウンロード
Pardot Lightningアプリケーションの有効化
Let's 有効化!
1. Salesforceの [設定] から [接続アプリケーション] で検索し、[接続アプリケーションを管理する] を開きます。リストから [b2bma_canvas] をクリックします。
2. [プロファイルを管理する] ボタンをクリックし、Pardot Lightningを利用するユーザのプロファイルにチェックを入れて保存します。
3. Pardot Lightningを利用する各ユーザに、[ Sales Cloud ユーザ / Service Cloudユーザ / CRMユーザ ] いずれかの権限セットを付与します。[設定] から [権限セット] で検索し、[権限セット] を開きます。該当の権限セットを選択し、[割り当ての管理] ボタンから該当のユーザにチェックを入れて割り当てを行います。
4. [設定] から [Account Engagement (旧 Pardot)] で検索して [Pardot設定のホーム] を開き、[Salesforce組織のAccount Engagement (旧 Pardot)を有効化] で、「有効化」のトグルをONにします。
5. [設定] から [アプリケーションマネージャ] を開き、アプリケーション種別が 「Lightning」のほうのAccount Engagement (旧 Pardot)の「▼」から編集をクリックします。
6.左メニューの [ユーザプロファイル] を選択し、Lightningアプリケーションを表示するプロファイルを選択して保存します。
確認してみよう!
1. アプリケーションランチャーにPardot Lightningが表示されているか確認してみましょう。「Account Engagement (旧 Pardot)」が2つ表示されている場合は「B2B Marketingオートメーション」と表示されている方をクリックします。
2. Pardot Lightningのアプリケーションが起動するかを確認します。Pardot Lightningではタブが上部に表示され、タブを選択すると左側にサブメニューが表示されます。
Pardot Lightning有効化後の注意事項
Pardot Lightningへのログイン
前回もお伝えした通り、Pardot Lightningには [ Salesforceユーザ情報 ] を使ってログインします。
上の「確認してみよう!」のように、Salesforceのアプリケーションランチャー経由でPardot Lightningにアクセスします。
pi.pardot.com からのログイン
直接Account Engagement (旧 Pardot)ログイン画面からアクセスする場合はPardot Classicのインターフェイスとなります。
Pardot Lightningユーザーがログインする際は、ログイン画面で Log in with Salesforce をクリックし、 [ Salesforceユーザ情報 ] を入力します。今までAccount Engagement (旧 Pardot)とSalesforceそれぞれのユーザー情報を使っていた場合、Lightning有効化以降はSalesforceのユーザ情報に統合されます。これまで使っていたAccount Engagement (旧 Pardot)のユーザー情報を入力するとエラーメッセージが表示され、ログインできませんのでご注意ください。大きな変更点となりますので、事前に関係者へ伝えておきましょう。
Salesforceライセンスを持たず、Account Engagement (旧 Pardot)単体のユーザーが発行されている場合は、今まで通りAccount Engagement (旧 Pardot)のユーザー情報とパスワードを入力します。
Pardot Lightningユーザを追加するとき
部署異動、担当者変更などでPardot Lightningを利用するユーザーを追加する場合は、以下の手順で行います。
- Salesforceユーザを作成
Let's有効化!の手順2、6で指定済みのプロファイルで作成します。
別プロファイルで作成する場合は、手順2、6で対象プロファイルを追加が必要です。 - 作成したユーザに [ Sales Cloud ユーザ / Service Cloudユーザ / CRMユーザ ] の権限セットを付与
- Account Engagement (旧 Pardot)ユーザーを作成し、シングルサインオン設定
※Salesforceユーザー連携を行っている場合、手順3は不要です。
通知メールのAccount Engagement (旧 Pardot)リンク
Pardotフォームの通知メールやプロスペクトインポート完了後の通知メールなどに記載のリンクは、Pardot Lightningではなく pi.pardot.com の画面にリンクされています。[ Log in with Salesforce ] からログインし、リンク先に遷移してください。
より使いやすく!
アプリケーション名の変更
同じ名前のアプリケーションがあると紛らわしいので、アプリケーション名をわかりやすく「Pardot Lightning」などに変更するのも1つの方法です。Let's 有効化の手順5 でアプリケーション設定の編集を開き、アプリケーション名を変更することができます。
Pardot Classicを非表示にする
Let's 有効化の手順5で、アプリケーション種別が「Classic」のほうのAccount Engagement (旧 Pardot)の「▼」から編集をクリックします。 「プロファイルへの割り当て」で、各プロファイルの「参照可能」チェックをはずします。
タブの表示順をカスタマイズ
ユーザーごとに表示するタブの選択やタブの表示順の変更ができるのもPardot Lightningのメリットです。
タブにある鉛筆アイコンをクリックし、ドラッグ&ドロップで自分がよく使うメニューを上位に表示させることができます。
トラブルシューティング
Pardot Lightningの有効化がうまくいかない場合は、下記のヘルプ記事を参考にしてみてください。
- b2bma_canvas 接続アプリケーションがない
- b2bma_canvas 接続アプリケーションの [プロファイル] および [権限セット] 関連リストが欠落している
- アプリケーションランチャーに Pardot Lightning アプリケーションタイルが表示されない
Pardot Lightning、無事に有効化できましたか?
次回はPardot Lightningシリーズの最終回として、Lightningだけで利用できる機能について紹介いたします。
MAnaviでは、Account Engagement Lightning アプリケーションの有効化等に関する下記コンテンツを提供しています。
※以下のマニュアルは、MAnavi会員以外の方でもご覧いただけますので、ぜひご確認ください。
✔マニュアル:Account Engagement Lightning アプリケーションの有効化
✔マニュアル:【Account Engagement初期設定】Account Engagementの有効化・AppExchangeインストール
✔マニュアル:IdentityライセンスユーザへのAccount Engagement Lightningアプリケーション設定