Tableauとは？ビジュアル分析プラットフォームの基本

author サービス企画部

date 2024.07.01

update 2024.07.05

Tableau（タブロー）は、データを視覚的に分析することを目的としたビジネスインテリジェンス（BI）ツールです。このブログでは、Tableauの概要、特徴、およびビジネスにおけるその利用方法について解説します。

Tableauの概要

Tableauでは、簡単に操作できるユーザーインターフェースを持ちながら、複雑なデータセットが実現可能です。ユーザーは、ドラッグ＆ドロップの操作で、データを様々な形式（グラフ、チャート、地図など）で可視化することができます。これにより、ビジネスの意思決定プロセスをすばやく行うことができるようになります。

Tableauの主な機能：選ばれる理由３選

1.使いやすいダッシュボード
Tableauのダッシュボードは、どのデータをどのように分析するか、簡単に条件を変えて、表示させることができます。またデータは、自動更新させることができるため、手間がかかる更新作業をすることなく、常に鮮度の高いデータを表示させることができます。

2.豊富なビジュアル表現
棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、散布図、ヒートマップ、地理的マッピングなど、多岐にわたるデータの表示形式が用意されています。これにより、異なるデータ要件に応じて、最適なビジュアル表現を選択できます。
Tableau Publicでは、参考となるたくさんのVizが公開されていますので、是非、ご覧ください。

3.異なるデータの結合と統合
Tableauでは、異なるソースからのデータを結合し、１つのダッシュボードを作成することができます。これにより、一貫性のある分析ができるようになります。またTableauが提供するオンライン地図サービスを利用すれば、地図と自社データをマッピングした、位置情報からのデータ分析を行うこともできます。

Salesforceと連携した活かし方

Tableauがあれば、その優れたビジュアライズで今まで以上に、リードやスコア、顧客の傾向などをみやすい図やグラフを使ってレポートにすることが可能です。Salesforceとの接続も簡単でオブジェクト単位で、接続することができます。

設定の仕方は「Salesforceデータを接続したTableauの利用」ブログをご確認ください。

さらにSalesforceのセキュリティ（ユーザー権限など）機能がそのまま使えるといった安全性のメリットもあります。

ビジネスにおけるTableauの利用例

Tableauがビジネスシーンでどのように使われているかの一例です。

・販売実績の分析
Tableauで販売データを可視化することで、地域別、製品別、時間別のパフォーマンスを瞬時に評価できます。特により戦略的な分析をすることができ、販売データから、比較したい項目を選択し、ABC分析やアソシエーション分析も容易にすることができます。

・顧客データの分析
顧客の購買パターンや嗜好を分析することで、マーケティング戦略をより効果的に計画することができます。リアルタイムで顧客の購買状況を把握できるので、キャンペーンの開始時の効果などもすぐに確認することができます。

・業務オペレーションの最適化
日々行われる活動のデータを可視化し、業務プロセスの課題や改善点を特定します。
だれが、いつ、どんな作業をしているかを管理し、高負荷業務を特定することもできます。

Tableauを導入することで、キャンペーンごとの顧客反応、売上高、顧客獲得コストを可視化できます。特にマーケティング分野では、SNS施策、イベント、広告、メルマガなど、様々なキャンペーン施策を行っていますが、それぞれ別の場所でデータが蓄積されているため、そのデータを集約するのには大変な労力がかかります。
Tableauがあれば、それらのデータを１つのダッシュボートにまとめることができ、どのキャンペーンが最も効果的であったかが瞬時に判定できます。またどのチャネルが最も費用対効果が高いかを明確にすることができることで、予算配分を調整する際にも役立ちます。さらには、Tableauにより顧客セグメントごとの反応を分析して、よりパーソナライズされたマーケティング戦略を展開することも可能となります。

弊社でもあらゆるシーンでTableauを活用していますが、多くの企業で関係する部分ですと、今までSalesforceレポートとスプレッドシートの両方で管理していた売上目標や実績、PipeGenなどを、Tableauの中だけで管理ができるようになり、更新作業や計算ミスなどがなくなりました。
また営業チームごとにみたいデータをダッシュボードで管理できたり、会議で説明しやすいようなダッシュボードを作ることができ、営業数字の共有がしやすくなりました。
これはどこの企業でも有効なTableauの使い方なのではないでしょうか？

Tableauは誰でも使いやすい操作性と強力なデータ処理能力で、さまざまな業界で高く評価されています。データドリブンな意思決定を行う上で、Tableauは重要なツールとなっています。データを視覚化し、インサイトを得ることは、今日のビジネスでは欠かせません。

是非、Tableauを使ってみて、その使いやすさを実感してください。

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