Google AnalyticsコネクターによるAccount EngagementとGAの連携
2023.08.28
2024.06.19
本記事ではGoogleアナリティクスとAccount Engagementの連携方法について紹介しています。
Account EngagementにGoogle Analytics コネクターを接続することで、UTMパラメータ情報をプロスペクトに保存できるようになります。また、その情報はSalesforceと同期可能なため、レポートやダッシュボードに利用できます。
ただし取得できる情報には限界があるため、そもそもGoogle Analytics コネクターによって何ができるのかからご紹介いたします。
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Google Analytics コネクターとは
Google Analytics コネクターとは、Account Engagement (旧Pardot)とGoogleアナリティクスを連携するための機能です。
Account Engagement上でこのコネクターを追加することで、UTMパラメータの情報をAccount Engagementに記録することができます。
Google Analytics コネクターによって取得できる情報と記録される場所
Google Analytics コネクターの利用が開始されるとUTMパラメータの情報がAccount Engagementのプロスペクトに記録されるようになります。UTMパラメータとは流入経路をGoogleアナリティクスに認識させるためのパラメータで、URLの後に付属する文字列のことです。
例えば?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=fy2401
のようにURLの後ろに"?"と"&"でパラメータをつないで記述します。
Account Engagementで記録できるパラメータは以下の4点です。
記録できるUTMパラメータ
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ソース utm_source:(例:=google,yahoo)
検索エンジンや広告主などの参照元を識別するために使用します。 -
メディア utm_medium :(例:=email,cpc)
広告や電子メールなどのメディアを識別するために使用します。 -
キャンペーン utm_campaign:(例:=sale23summer)
広告キャンペーンやマーケティングプロモーションなどのキャンペーンを特定するために使用します。 -
コンテンツ utm_content:(例:=banner_a,banner_b)
A/Bテストなど広告コンテンツを区別する必要がある場合に使用します。 - 用語 utm_term:(例:=Account Engagement 支援)
有料検索で検索キーワードを指定するために使用されます。
これらの情報はプロスペクトレコードにある「Google Analytics」セクションに記録されます。
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【注意】すべての情報が得られるわけではない
Google Analytics コネクターを利用することでUTMパラメータの情報が取得できますが、活用する上での考慮事項が2点あります。
- 取得できるUTMパラメータは初回接触時のみ
UTMパラメータ付きリンクから発生するプロスペクトに対して、最初のタッチポイントが記録されます。例えば流入時のパラメータとコンバージョン時のパラメータが別だった場合でも、初回接触となった流入時のパラメータのみが記録されます。コンバージョン時のパラメータに更新されるわけではありません。
また既存のプロスペクトがリンクをクリックしても、レコードは変更されません。 - Googleアナリティクスの情報がすべて見られるわけではない
初回接触時のUTMパラメータ情報のみが記録されます。そのためGoogleアナリティクスで確認しているような情報がすべてAccount Engagementで見られるわけではありません。
その他考慮事項については、Salesforceのヘルプページも合わせてご確認ください。
Google Analytics コネクターの使用に関する考慮事項
Google Analytics コネクターの設定方法
コネクターの追加は、管理>コネクター画面(Lightningの場合は「Account Engagement設定>コネクター」)の「コネクターを追加」から設定ができます。
設定の詳細はMAnaviのマニュアルをご参照ください。
(マニュアルの後半はMAnavi会員限定コンテンツとなります)
今回はGoogle AnalyticsコネクターによるAccount EngagementとGAの連携について紹介しました。GA4の活用方法やマーケティング施策を進めるうえでどのようにAccount EngagementとGAを活用すればよいか以下のブログでも紹介しています。あわせてご覧ください。
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