
toBeマーケティング株式会社では、Salesforceの導入から活用、運用支援までを幅広くサポートし、お客様のビジネス成長に貢献いたします。Sales Cloudの初期構築はもちろん、Account Engagement(旧Pardot)をはじめとする他のSalesforce製品との連携を見据えた最適なチューニングも可能です。
さらに、顧客情報基盤の構築や営業活動の効率化、マーケティングとの連携強化を通じて、データに基づいた意思決定を実現できる体制づくりをサポートします。
【事例】「データを活かしたい」という担当者の強い思い
こんにちは。今回は、Salesforceを活用し、マーケティングや営業の課題を解決した3社の成功ストーリーをご紹介します。
「なぜ導入を決断したのか」「担当者はどんな変化を実感したのか」をストーリー仕立てでまとめました。
「マルチクラウドでファンとスポンサーをつなぐ」
企業:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社
「データはあるのに活かせていない」──現場のもどかしさ
Bリーグのクラブチームとして成長を続けるドルフィンズ。リーグ共通のデータベースは存在していましたが、「自クラブのマーケティング施策に活かしきれない」という悩みがありました。
特に、ファンの行動データと売上データが分断されていることが大きな壁。チケット購入やグッズ販売の実績を商品企画やスポンサー営業につなげる仕組みがなく、「感覚に頼った営業」に限界を感じていました。
そこで選んだのが、Salesforceのマルチクラウド導入。Sales Cloud、Pardot、Tableau CRMを連携させ、顧客行動の可視化とデータ分析を強化しました。
結果として、来場者数は前季比123.6%増。さらに「1,000円前後の商品がライト層に響く」といった発見につながり、ファン層拡大に貢献しました。スポンサー営業でも、データを根拠にした提案が可能になり、担当者は「肌感覚ではなく、数字で語れる自信がついた」と語っています。
課題
Bリーグ共通DBでは、自クラブ独自の分析・施策に活かせなかった
売上データと顧客情報が分断され、商品企画に生かせなかった
スポンサー営業におけるデータ活用が不十分だった
解決策
Salesforceのマルチクラウド導入(Sales Cloud・Pardot・Tableau CRM)
チケット購入者データと売上データを連携し、顧客行動を可視化
データを根拠にしたスポンサー営業を実現
効果
来場者数 前季比 123.6%増
ライト層向けの適正価格帯(1,000円前後)の商品企画に成功
BtoBスポンサー営業にデータドリブンの提案が可能に
「感覚」ではなく「データ」に基づいたマーケティングを実現。ファンロイヤルティとスポンサー営業の両面で大きな成果をあげました。
「ゼロから始めたマーケティング基盤づくり」
企業:イノチオホールディングス株式会社
展示会の名刺が“眠る”──担当者の焦り
農業資材の製造・販売を行うイノチオグループ。営業活動の中心は展示会でしたが、獲得した名刺は十分に活用できず、フォローが属人的に。
「このままではせっかくのリードが失われてしまう」──マーケティング担当者の危機感は募っていました。
当時の同社にはマーケティング基盤がなく、ゼロから仕組みを作り上げるノウハウもリソースも不足。そこで外部支援を受けながらSalesforceとMAを導入し、さらに広告運用を連携させることで、データを活かした体制づくりに挑戦しました。
導入後は、展示会で得た名刺をデータ化し、メールマガジンを定期配信。広告成果も可視化できるようになり、営業部門との連携が強化されました。結果、Web集客数は前年比200%に成長。担当者は「やっと仕組みとしてマーケティングを回せるようになった」と手応えを語ります。
課題
マーケティング施策に着手できていなかった
展示会後のリード管理・フォローが属人化
営業支援・広告運用の全体像を把握できなかった
解決策
マーケティングオートメーション+広告運用の連携
名刺・顧客データを集約し、メールマガジン配信を開始
顧客ジャーニーを設計し、広告成果をシステム連携で可視化
効果
Web集客数 前年比200%成長
営業部門との連携強化、リード管理の精度向上
展示会後のナーチャリングを効率化
ゼロからマーケティング基盤を構築し、わずか1年でWeb集客を倍増。営業と連携した仕組み化を実現しました。
「BI活用でマーケ分析スピードを2倍に」
企業:株式会社サーバーワークス
「SFAだけでは見えない」──マーケティング部のジレンマ
クラウドインテグレーターとして成長を続けるサーバーワークス。マーケティング部門ではSalesforceやAccount Engagementを活用していましたが、KPIと実績のギャップの理由を把握するのに時間がかかるという課題を抱えていました。
「ダッシュボードを内製したいが、1年かかってしまう…」
そんなジレンマから外部支援を依頼し、BIツールTableauを導入。Salesforceとデータを連携させ、マーケティング成果を可視化しました。
その結果、分析スピードは従来の2倍に。数値の根拠をすぐに示せるようになったことで、経営層への提案もスムーズに。担当者は「分析に追われるのではなく、次の施策を考える時間が増えた」と語っています。
課題
KPIと実績の差分が分かりにくかった
SFAやMAでは中期的な見込みの可視化が不十分
内製でのダッシュボード構築は1年規模の工数が必要
解決策
Tableau導入とSalesforce/Account Engagementとのデータ統合
KPI・目標数値・実績を一元管理
戦略判断に必要なダッシュボードを構築
効果
分析スピード 2倍に向上
中期的な予測も可視化でき、戦略的な意思決定が可能に
4〜5か月で部署内にダッシュボードが浸透
SFAやMAに加えてBIを活用することで、分析がスピードアップ。数値根拠に基づいた戦略立案が可能になりました。
まとめ:Salesforce事例から学ぶこと
今回の3社に共通しているのは、「データを活かしたい」という担当者の強い思いです。
感覚頼りの営業から脱却したい(ドルフィンズ)
リードを取りこぼさず育てたい(イノチオ)
分析に追われず、戦略に集中したい(サーバーワークス)
こうした現場の声がSalesforce導入と外部支援につながり、組織全体の成果へと結びつきました。
「自社も同じ課題を抱えている」と感じた方は、ぜひご相談ください。
データを価値に変える第一歩を、一緒に踏み出しましょう。