活用情報
UTILIZATION

"デジタルを駆使して、アナログの活動力を増やす"
Pardotの導入で情報提供配信の機会が4倍に!
求職者と1対1でのより細やかなサポートが実現

アクシスコンサルティング株式会社
人材サービス事業部 執行役員 田畑 孝氏(中央)、
キャリアコンサルタント 稲橋 広将氏(左)、マーケティング室 南 薫氏(右)

企業情報

会社名 アクシスコンサルティング株式会社
事業内容
  • 人材紹介事業
  • エグゼクティブサーチ事業
  • インキュベーション事業
設立 2002年
従業員数 44人(2016年8月時点)
ホームページ

https://www.axc.ne.jp/

「生涯のキャリアパートナー」を信念に、コンサルティング業界に精通した人材紹介事業を展開。コンサルタントになりたい人や、コンサルタントとしてさらに活躍したい人などを多数サポートし、約3,000名の現役コンサルタント、10,000名の転職志望者を支援した実績を持つ。

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課題

  • 転職マーケット情報メールの配信業務に時間がかかり、キャリアコンサルタントに業務負荷がかかっていた
  • 送った転職マーケット情報メールを求職者が本当に欲しいのか、興味があるのか、迷惑になっているのではないかわからなかった

効果

  • Pardotでメール配信業務を短縮化することで、キャリアコンサルタントが求職者に対して丁寧できめ細やかなサポートの実現に繋がった
  • 転職マーケット情報メール配信数が4倍に増加したことにより興味を持ちご連絡をいただく数も増加
  • 返信内容等をを分析し、求職者の興味や関心のある情報を把握し、本当に必要な情報を届けることができた

導入の背景

求職者一人ひとりに向き合う機会を増やしたい

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アクシスコンサルティング株式会社(東京都千代田区)は、代表の山尾氏が取締役を務めていたJASDAQ上場のIT企業のグループ会社として2002年に創業し、2008年に独立した転職支援の人材紹介企業だ。コンサルティング業界やIT業界に強いというブランド力を確立し、そのクオリティは人材紹介業界でも高く評価されている。また、様々なサービスを組み合わせ、現在は中国をはじめとするアジアマーケットへの事業展開も図る。
年々企業の人材確保に対する意識は高まっており、社会的にも追い風が吹く人材業界ビジネス。それに伴い、同社の事業も多角化する中で、課題が見えてきたと田畑氏は振り返る。

「人材ビジネス業界全体が成長曲線の波に乗っている中、当社では国境をまたいだビジネス展開が進み、求職者様一人ひとりに丁寧な対応をしていくためには、きちんと仕組みを整えていく必要がありました。業務の量が増えて行くにつれてどうしても、一人のキャリアコンサルタントが属人的に求職者様を丁寧に対応するには限界があり、抜けモレが起こることで、サービスクオリティにも差が出てきます。そのような背景があり、マーケティングオートメーションを導入して顧客管理システムのSalesforceと連携させることで、当社で抱えている約3万件の顧客データを組織化し、リソースを管理していこうという経営判断となりました。」(田畑氏)


選んだ理由

一方的な情報配信で求職者は本当に満足しているのか

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同社が課題として抱えていた一つに、キャリアコンサルタントが行っていた転職マーケット情報メールの配信業務がある。マーケティング室の南氏が月に2~4回の頻度でデータベースから人材情報を抽出し、各キャリアコンサルタントが求職者へ送る転職マーケット情報のメール配信の取りまとめを行っていたという。
「転職マーケット情報は定期的に配信していましたが、仕組みが十分ではなかったこともあり、メールを送るまでに時間や手間がかかっていました。配信するために1日1時間程度の時間がかかっていました。また、求職者様にお送りしている転職マーケット情報に対する興味・関心の度合いを把握したいと考えておりました。」とキャリアコンサルタントの稲橋氏は説明する。カウンセリングを中心に求職者一人ひとりに適したキャリア支援をすることが本来の目的にも関わらず、転職マーケット情報配信のために必要以上の時間を要していたのだ。

そこで、田畑氏は複数のマーケティングオートメーションを比較し、導入することによる投資対効果のシミュレーションに取り組み、経営層から承認を得ることができた。「数あるシステムの中でもSalesforceのプロダクトラインにあるPardotはバージョンアップの頻度も多く、ユーザー目線の機能強化において進化を続けています。人材紹介ビジネスを通して“生涯のキャリアパートナー”を目指す当社にとって、求職者と継続的な関係を築いていくには、日々変化する求職者のニーズを捉えることが必要不可欠です。Pardotはそれが実現可能だと期待が持てました。」(田畑氏)


導入後の効果

情報提供の機会が4倍に増加たことによりお問い合わせも増加!

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同社は、2016年2月に導入したPardotを、求職者に対する転職マーケット情報メールの配信業務で大いに活用している。
「Pardotは英語表記ですが、インターフェイスデザインがわかりやすく、操作を覚えれば簡単にメールが配信できます。導入前と比較すると、求人情報メールの送信数が3~4倍に増え、求職者様からの返信も右肩上がりに伸びています。また、レポート機能で、ご志向にマッチしてそうな情報提供が可能になりました。求人情報に限らず様々な情報を提供するため、toBeマーケティングさんに、Salesforceの項目を選択するとPardotからダイレクトにメールが送れるように設定いただき、効率良く運用できています。さらに、Engagement Studio機能を使うことで、様々なパターンのシナリオを設計して、よりご志向にマッチしている情報提供ができるので、ご人材とのコミュニケーションに繋がっています。」(南氏)

Pardotの導入をきっかけに社内の組織づくりやルールを再構築したことで、求職者とのコミュニケーションの機会が増えたという。「情報提供の配信業務が短縮できた分、求職者様との対面やお電話にて、1対1での細やかなフォローと一人ひとりに適したアドバイスができるようになりました。」(稲橋氏)


導入の背景

人材にとっての“生涯の キャリアパートナー”を 目指して

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このように同社は、人材紹介事業の一連の情報提供の大部分をPardotで効率的に行うことにより、求職者一人ひとりと接する機会を増やすことに成功した。「現在は、求職者様お一人おひとりにマッチした情報提供の精度とスピードが向上したことで、メールのご返信を頂ける求職者様増え、満足度向上が図れています。キャリアコンサルタント自身が本来の役割であるカウンセリング業務に集中でき、求職者様の強みや価値観を見つけながら、求職者様にとって納得のいく自己実現ができるようなサポートが可能になりました。toBeマーケティングさんにはPardotのことだけでなく、Salesforceとの連携部分でもご支援いただき、本当にありがとうございました。今後も、ITを駆使して人材紹介事業の可能性を広げていくことで、求職者様と中長期的なご支援を行っていきたいです。」(田畑氏)

今後も、人材紹介ビジネスを通して”生涯のキャリアパートナー"になることを信念に、Pardotの活用をより一層推し進め、求職者のさらなる満足度向上に貢献していく考えだ。

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