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Salesforce CDPとは?機能やメリット・活用事例を徹底解説

author 営業戦略部

date 2025.05.12

update 2025.05.12

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顧客データを効果的に活用したいと考えていても「複雑そうで導入が難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。Salesforce CDPを活用すれば、顧客データを一元化し、簡単に分析や活用が可能です。

この記事では、Salesforce CDPの機能や導入メリット、具体的な活用事例をご紹介します。

toBeマーケティング株式会社では、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)である
Data Cloud の導入・活用をご支援しています。
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Salesforce CDPとは?

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Salesforce CDPとは、顧客データプラットフォーム(Customer Data Platform)の一種で、企業内に点在する顧客データを一元管理するためのツールです。

CDPには、

  • Webサイト

  • 実店舗

  • ソーシャルメディア

など、あらゆる顧客接点からデータを収集・統合する仕組みがあります。

なおSalesforce  CDP(旧称)=Data Cloud(新名称)で、Salesforceの内部と外部のデータを統合・管理・分析するプラットフォームです。

Salesforce CDPの3つの主要機能

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Salesforce CDPのおもな機能は、以下の3つに分けられます。

  • データ収集

  • データ統合・整形

  • データ分析

順番に解説していきます。

機能1:データ収集

Salesforce CDPは、企業内に存在するさまざまなシステムから顧客データを一元的に収集します。

  • マーケティングツール

  • 顧客関係管理システム(CRM)

  • Eコマースプラットフォーム

など、通常はデータを共有していない異なるシステムからも情報を集められます。

たとえば、オンラインショップでの購入履歴だけでなく、実店舗での買い物データ(オフラインデータ)の取り込みも可能です。

またWebサイトの閲覧履歴や、買い物かごに入れたものの購入に至らなかった商品など詳細な行動データも収集できます。

機能2:データ統合・整形

収集したデータは多種多様で、そのままでは活用できないケースが多いですが、Salesforce CDPを活用すれば使いやすい形に加工することや、データを整形・統合できます。

なかでも「顧客照合」と呼ばれる機能は、異なるシステムに分散していた同一顧客の情報を1つにまとめられます。

また「クロスデバイスID」という技術により、メールアドレスや携帯電話番号などの明確なID情報と、匿名のクッキーやモバイルデバイスIDなどの結びつけが可能です。

Data Cloudと呼ばれるSalesforceのCDPでは、ノーコードでこうしたデータソースの統合作業をクリック操作だけで直感的に行える仕組みがあります。

機能3:データ分析

Salesforce CDPは収集・統合したデータを分析し、マーケティングなどの施策に活用する機能をもっています。

散らばっている顧客データを意味のある形に整えて分析することで、顧客一人ひとりに合わせたサービスを提供できます。

たとえば顧客の過去の購買履歴や閲覧行動から、次に興味をもちそうな商品を予測し、最適なタイミングでの提案も可能です。

またリアルタイムでデータを活用できるため、顧客がWebサイトを訪問している最中にも、その行動に合わせた対応ができるようになります。

上記のようなデータの収集・管理・アクションのサイクルを繰り返すことで、より精度の高い顧客体験を実現できます。

Salesforce CDPを導入する3つのメリット

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Salesforce CDPを導入するおもなメリットは、以下の3点です。

  • 顧客理解が深まる

  • 業務効率化

  • 素早い意思決定の実現

順番に見ていきましょう。

メリット1:顧客理解が深まる

Salesforce CDPは、さまざまなソースからの顧客データを一元的に統合して、顧客の全体像の把握を可能にします。

具体的には顧客の行動や嗜好、ニーズをより深く理解でき、

  1. Crawl

  2. Walk

  3. Run

のステップで、ABテストなどを通してPDCAサイクルを高速で回せるようになります。

結果として、顧客の特性に合わせた最適なマーケティング施策を選定できるようになるでしょう。

メリット2:業務効率化

Salesforce CDPは顧客データの統合・管理を自動化して、マーケティング担当者の業務効率を大幅に向上させます。

たとえば手作業で行っていた、顧客セグメントの作成や、キャンペーンの実行を自動化することで、「データ分析」「マーケティング施策の立案」といった戦略的な業務に集中できるようになるでしょう。

またCDPによって統合されたデータは、マーケティング部門だけでなく、営業部門やカスタマーサポート部門など、社内のさまざまな部署で共有・活用が可能になります。

メリット3:素早い意思決定の実現

Salesforce CDPの強みの1つとして、リアルタイムでデータを更新・分析できる点が挙げられます。

たとえば、キャンペーンの効果がリアルタイムで反映されるため、最新の情報に基づいた素早い意思決定が可能です。

またSalesforce CDPは、効果測定やレポート作成が簡単に行えるため、データに基づいたマーケティング戦略の立案も実現できます。

Salesforce CDPと他マーケティングツールの違い

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Salesforce CDPは顧客データの収集・統合・分析に特化したプラットフォームで、

顧客情報の一元管理を強みとしています。

一方CRMやMAなどほかのマーケティングツールは、メール作成やチャットボット、自動配信機能など顧客に直接働きかける機能をもち、顧客との関係性構築に活用されます。

マーケティング効果を最大化するには、Salesforce CDPで分析した顧客データを基に、他ツールで最適なコンテンツ配信を行うなど、両者を連携させることが重要です。

Salesforce CDPの活用事例3選

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Salesforce CDPを活用した事例を3つ紹介していきます。

順番に見ていきましょう。

事例1:顧客体験向上|ホームセンター

ある小売業者はSalesforceの「Data Cloud」を導入し、顧客体験の向上に成功しています。

従来は単純な購買履歴だけを基にマーケティングを行っていましたが、CDPの活用によって、店内での顧客行動や購入後の商品活用方法まで幅広くデータを収集できるようになりました。

結果として、顧客データを深く分析できるようになり「次にお客さまが求めていることは何か」を正確に予測して、新たなサービス提案へとつなげています。

具体的な成果としては、AR技術を活用したスマートフォンアプリの開発が挙げられます。

このアプリでは、顧客の特性に応じた商品を立体的に紹介し、探している商品の場所まで案内する機能を実現しました。

顧客一人ひとりの行動パターンや嗜好を理解したうえで、最適なタイミングで最適な情報提供が可能になり、買い物体験の質が飛躍的に向上した事例です。

事例2:マーケティング強化|航空会社

ある航空会社は、それまで分散していた顧客データを一元化するため、SalesforceのMarketing CloudでCDPを活用した顧客情報統合プロジェクトを開始しました。

この取り組みにより、会員情報、搭乗履歴、予約情報などのさまざまなデータを統合し、顧客一人ひとりの旅行パターンや好みを詳細に把握できるようになりました。

その結果、単なる一斉配信ではなく、顧客の状況や好みに合わせたパーソナライズされた情報提供が可能になりました。

たとえば、過去の搭乗履歴から次の旅行先を予測し、関連情報を事前に提供するなど、きめ細かなサービスを実現しています。

このような顧客中心のアプローチは、競争の激しい航空業界において、顧客満足度を高め、重要な差別化要因となっています。

事例3:データ整理と活用|外装材製造販売会社

ある外装材製造販売会社では、Salesforceを導入していたものの、顧客データが散在し重複も多かったため、メールアドレスや名前などの情報が複数のレコードに存在し、正確な顧客管理ができていませんでした。

解決策として、Salesforce CDPを導入してデータの整理と統合を実施しました。

同時にAccount Engagementとの連携を強化し、キャンペーンの効果測定も可能にしました。

その結果、顧客データの一元管理によりマーケティング効果が可視化され、ターゲットを絞った効果的なキャンペーン展開ができるようになった事例です。

まとめ

Salesforce Data Cloud は、Account Engagementをはじめとする Salesforce の製品と連携することで、企業のデータ活用を強化し、より高度なマーケティング施策の実現を支援する重要なCDP(カスタマーデータプラットフォーム)だといえます。

toBeマーケティングでは、Data Cloud 領域の事業を開始しており、支援パッケージを中心にサービスを展開しています。

また当社は、Data Cloudコンサルタントの認定資格保有者が多数いるため、安心してサービスの支援をお任せいただけます。

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投稿者プロフィール
営業戦略部

営業戦略部(Customer Marketing Team)

カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。


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