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少人数マーケティングに革新!SalesforceのAIツール「Agentforce for Marketing」を解説

author サービス企画チーム

date 2025.06.09

update 2025.06.09

tags Agentforce

tags  AI, toBeマーケティングの取り組み

本記事では、セールスフォース社が提供する最新のAIエージェント「Agentforce for Marketing」を中心に、CRMにおけるAI活用の具体的な機能や導入メリットをわかりやすく解説しています。マーケティング人材の不足が叫ばれる中、AIの力を借りて業務を効率化し、営業・マーケティングの成果を最大化する方法を紹介します。

toBeマーケティング株式会社では、Salesforce環境のデータ整理からPoC(概念実証)の設計・実施、導入後の定着まで、AI活用に向けた一連のプロセスをワンストップでご支援する「Agentforce PoCサービス」をご提供しています。
Agentforce PoCサービスの詳細はこちら

SalesforceやAccount Engagementの環境をヒアリング・分析し、業務フローに沿ったAI活用の可能性を評価。
Einstein リードスコアリングやキャンペーンインサイトなど、8つのAI機能の活用支援を通じて、
営業・マーケティング活動の高度化と自動化をサポートします。
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最新のSalesforceマーケティングAI機能
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本資料は、Salesforceが提供するAI機能の活用方法を、導入初期の方にもわかりやすく紹介したホワイトペーパーです。どの機能をどの場面で使うべきかに悩む方向けに、実際の活用例や成果を交えながら、マーケティングや営業効率化への具体的な活かし方を解説しています。 こんな方におすすめです!

  • SalesforceやAccount Engagement導入済みで、AI活用に課題がある
  • 営業・マーケの連携や顧客育成の効率化を図りたい
  • Salesforceの機能を十分に使いこなせていないと感じている
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はじめに:マーケティング人材不足という課題

近年、多くの企業で「マーケティング人材が足りない」「採用が進まない」という声を耳にします。特に中堅・中小企業では、限られたリソースで成果を求められるケースが多く、1人の担当者が広告・メルマガ・LP・レポート作成まで一手に担っていることも珍しくありません。

こうした中で注目されているのが、セールスフォース社が提供するAIエージェント「Agentforce」です。なかでも、Marketing Cloud Growth / Advancedに搭載されている「Agentforce for Marketing」は、マーケターの業務を実際に代行・支援してくれる存在として期待が高まっています。

※旧 Marketing Cloud on Core = Marketing Cloud Growth / Advanced

Agentforce for Marketingとは?

Salesforce、「Agentforce-for-Marketing」の国内提供開始を発表-Salesforce.png

Agentforce for Marketingは、2025年に新しくリリースされたSalesforce Marketing Cloudの中で稼働するAIエージェントです。例えば、Salesforceの画面からチャット形式で指示を与えると、以下のようなタスクを自動的にサポートしてくれます:

  • キャンペーンの設計(対象の選定、件名案の提案など)

  • コンテンツの要約や案出し(件名や、概要記事など)

  • A/Bテストの設計支援(対象、要素、配信タイミングの調整)

  • セグメントリストの作成と調整(Salesforce CRMとData Cloudが連携)

  • ブランドトーンに合わせた文体調整(フォーマル、カジュアル、セールス調など)

  • 顧客の行動履歴を元にしたパーソナライズメッセージの提案

Salesforce上での顧客データや過去のキャンペーン結果を活かしながら、「人が考える時間」や「手を動かす時間」をAIが肩代わりしてくれるのが最大の魅力です。

例えるなら:Agentforceは"もう一人のマーケ担当"

マーケティング部署にたとえると、Agentforceはまるで"新人だが優秀なアシスタント"のような存在です。

例えば、あなたが「来週中に新しいキャンペーンをスタートしたい」と思った時、通常は以下のプロセスが発生します:

  1. 目的・対象の整理

  2. 過去データの分析

  3. 企画立案

  4. コンテンツ制作(メール文案、ランディングページ)

  5. 配信設定とテスト

これらを全て自分でやるのは大変ですが、Agentforceがいれば「この商品を紹介したい」とチャットで相談するだけで、関連データを見てターゲットを絞り、文案を提案し、過去の成功パターンを踏まえた設計まで一緒に考えてくれます。

例えば、次のような導入効果と活用シーンがあります。

● 少人数体制でもマーケティングの質を維持

  • マーケター1人では難しいPDCAサイクルを、AIが並走してくれる。

  • 検証や改善の精度が上がり、属人性が低減。

● 初心者マーケターの育成サポートにも最適

  • 「何を考えればいいか分からない」新人にも、Agentforceはヒントを与えてくれる。

  • ドキュメント作成やアイデア出しも支援。

● 戦略立案フェーズへの時間を確保

  • オペレーション業務をAIが代行することで、人はより創造的な業務に集中できる。

導入のハードルと限界

Agentforce for MarketingはMarketing Cloud Growth / Advancedに標準搭載されており、Salesforce環境があればすぐに利用を開始できます。もちろん学習は必要ですが、ノーコードで使えるチャットベースのUIのため、IT部門の協力を強く必要としないのもポイントです。

ただし、注意したいのは「すべてを自動で完璧にこなしてくれるわけではない」という点です。AIの提案が必ずしも自社に最適とは限らず、人間の判断と組み合わせることが重要です。また、AIが最大限の力を発揮するためには、元となるデータの質と整備状況が鍵を握ります。

データがAIの価値を決める:アセスメントの重要性

AIは「魔法の杖」ではありません。適切なデータがなければ、AIの提案は的外れになりかねません。

Agentforce for Marketingも同様に、Salesforce上に存在する顧客情報や行動履歴、過去のキャンペーン実績といったデータをもとに機能します。しかし、

  • 顧客データに抜け漏れが多い

  • 属性が未分類のまま

  • キャンペーン履歴が連携されていない

といった状態では、AIの判断材料が不足し、期待通りの価値を引き出すことができません。

そこで私たちは、データの整備度合いや活用準備状況を見極めて、現在地点を可視化するための「アセスメントサービス」を提供しています。このサービスでは、以下のような観点からSalesforce環境を分析し、Agentforceの効果を最大化するための布石を整えます:

  • データ項目の整合性チェック(名寄せ、項目統一など)

  • 顧客セグメントの分類ルール整備

  • 活用中のオブジェクトやフィールドの可視化

  • 利用者の操作傾向や更新頻度の分析

AIの価値は、データ次第。だからこそ、AI導入前後の環境をしっかりと見極めることが、競争優位を築く鍵となります。

最後に:Agentforceで実現する"これからのマーケティング"

人材不足が続くなかでも、マーケティングは止められません。Agentforce for Marketingは、単なる「AIツール」ではなく、「もう一人のチームメンバー」として、マーケティング業務の現場に入り込みます。

今後、少人数体制で高い成果を求められる時代において、AIの力をどう活用するかは競争力の鍵となります。

そして、AIの力を最大限に活かすためには、まず足元のデータ環境を整えることが第一歩です。

ぜひ、Agentforce for Marketingがもたらす可能性と、私たちのアセスメントサービスによる土台づくりの価値を体感してみてください。

関連ブログ:AI初心者でもわかる!Agentforceとは?何ができるの?

✔︎自社のSalesforce環境がAI活用に適しているか不安

✔︎少人数体制・人材不足により、日々のマーケティング業務が手一杯

✔︎SalesforceやMCAEを導入しているが、AI機能を十分に活用できていない方

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ!弊社サービスをご活用ください!

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MAPlusやDataCollectシリーズなどtoBeマーケティングのオリジナル商品を企画しているサービス企画チームが、自社商品をはじめ、TableauやExperience Cloud、Agentforceに関する情報をお届けいたします。


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