「ホームページ=会社案内」から卒業するための<3つのステップ>
2020.03.10
2023.08.03
ホームページなんて会社案内で十分!とは言わないものの、Account Engagement (旧 Pardot)を導入/検討されていらっしゃる企業様であれば、ホームページをただの会社案内にとどめておいてよいわけがなく、何とかしてマーケティングツールとしてテコ入れをしたい、と思われるはず。
特にAccount Engagement (旧 Pardot)と連携されるホームページの役割として、コンテンツを閲覧しているユーザーの「興味・関心」を知ることによって、的確な<打ち手>が策定できるため、ホームページ自体が"見づらい""わかりづらい""探したい情報が探せない"などの問題がある場合は最悪で、正しいユーザーのトラッキングが取得できない結果、ややもするとAccount Engagement (旧 Pardot)が使えないという状況に陥ってしまいます。では、Account Engagement (旧 Pardot)に最適なマーケティングツールとなるホームページには、どうしたらよいでしょうか?
そのためには、下記<3つのステップ>で検討してみてください。
1.まずは自社のサイト分析を行う
2.ホームページの役割を再確認し、仕掛けをつくる
3.予算と時期を合わせて実施する
1.まずは自社のサイト分析を行う
得てして、マーケティングツールとしてではなく、会社案内にとどまってしまっているホームページとして、下記3つの特徴があります。
①コンテンツが縦割りになっている
会社情報・・・/事業紹介・・・/サービス・・・ など、そのカテゴリだけで情報が分断されている状態。
(知りたい情報を読了したら、そこでどん詰まりになってしまう状態)
②ページの移動はヘッダ・フッタ・サイドメニューからしかない
ページを見ていて、ほかの情報を見たい!と思ったとき、メニューから選んで遷移するしか選択肢がない状態。
③企業側の担当者が考えたままの構成でつくられている
制作サイドとしては、<使い勝手を良くすること>が主なミッションなので、「言われたとおりに作りました」となっている状態。
上記のような傾向があるホームページは、「会社案内」の枠を出ていない、紙のカタログと大して変わりないホームページといえます。
特にAccount Engagement (旧 Pardot)と連携させてユーザーのサイト内行動をトラッキングするのであれば、単なる会社案内のホームページでは、正しいユーザーの興味・関心を計測することができません。
そこで、自社のホームページがマーケティングツールとしてイケてるのか、イケてないのか、分析を行います。
分析のポイントは主に下記の3つのポイントがあります。
①このホームページで達成されたい目標との親和性
お問い合わせがほしい / セミナーに参加してほしい / 資料ダウンロードしてほしい など、結局のところ訪問いただいたユーザーには具体的にどのような行動をとってもらいたいのか? そして現状のホームページは、きちんとそれらの目標に沿ったものになっているか?
②各コンテンツ(情報)の関連性
製品情報Aと製品情報C / お知らせと製品情報B / 事例Dと製品情報D といったように、横断的な情報の関連づけがなされているか?
③使い勝手の良さ
スマートフォンで最適に見られるか? / 動きが見られないモノがあるか? / きちんと検索された情報と整合性があるか?
上記ポイントをおさえつつ、ユーザーの行動が自らの興味・関心をもとにスムーズに体現できる構造になっているかの分析を行います。
2.ホームページの役割を再確認し、仕掛けをつくる
ホームページは、デジタルマーケティングツールの一番のフロントに立つ重要なツールです。
上記1の①「このホームページで達成されたい目標」と関連しますが、そもそもどのような目的でAccount Engagement (旧 Pardot)をはじめとしたマーケティングツールを導入/検討されたのかをあらためて考えてみてください。
- 新規の顧客を獲得したい
- 保有している顧客のランクアップをしたい
- 既存契約客の離脱を防ぎ、アップセルをしたい
など、ツールを導入することで実現されたい目標に至るために、ユーザーには例えば
TOPページから入って
└ 興味のありそうな記事を見つけてもらって
└ 記事に掲載されている技術情報の詳細を見てもらって
└ その技術を導入している企業の事例を参照してもらって
└ ウチの会社だとどうなるのかな?と想像してもらって
└ じゃあ一度、資料請求でもしてみようかな!
という想定の行動フローを考え、その流れに有効な<仕掛け>を検討します。
<仕掛け>のつくり方は、業種・業態 vs ターゲットユーザーによって異なりますので、関係各担当の方々とディスカッションの上、策定する必要があります。
諸々検討の結果、ホームページを大幅に改修することは難しい、となった場合、補完方法として「ランディングページ」を有効に活用するという方法もありますので、ウチじゃムリだ、と、決してあきらめないでください。
3.予算と時期を決めて、ホームページを改修する
問題点がある場合、一部改修など小手先の手段でお茶を濁すケースもあり、家で言うところの増築増築を繰り返して、お金ばっかりかかっている割に結局は使い勝手も動線も悪く、担当者も次々と変わり、誰も現状までの経緯がわからないといった謎のホームページに出会うことがあります。
そもそもホームページは業者任せで、自分たちは情報を提供して、作業は業者任せ。毎月よくわからない管理費用をただただ支払い続けている、という担当者の方にお目にかかると、もったいないなぁと感じてしまいます。
とはいえ、予算ありきのものですので、カンタンにリニューアルしましょう!とも言い難いのも確かです。
・このような目的のために
・こういう効果を想定(期待)して
・そのためにはこのような設計を行い
・いついつまでに公開するために
・いくら必要です
といった計画を立てる必要があります。
実際には、計画ももちろん重要ですが、ホームページを公開されたあと、経過観察・分析をおこない、計画通りに事が運んでいるのか否かを、継続的に確認し、問題があるようであれば逐次改修・追加を行う、といった運営面での費用も重要ですので、ぜひ併せて検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
デジタルマーケティング、特にAccount Engagement (旧 Pardot)ではユーザーの「興味・関心」に直結するホームページが、スコアリングやユーザーセグメンテーションの上で、非常に重要な役割を担っています。
特に現状のホームページ分析~想定フローと仕掛けの策定は、ちょっとしたコツが必要だったりします。。
3つのステップを自社のみで進めるのは難しい!と思われていらっしゃるご担当者様は、ぜひ一度、toBeマーケティングにご相談ください!
ご相談までは無料で応対させていただきます!ご連絡、お待ちしております。