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CRM Analytics (旧Tableau CRM)の概要と機能を解説!

author 営業戦略部

date 2025.05.19

update 2025.05.19

tags CRM

tags  CRM Analytics

この記事では、CRM Analytics (旧Tableau CRM)の概要とできることをわかりやすく解説します。データの分析・可視化に有効なツールですが、イメージがつかめない方も多いでしょう。類似製品との違いもご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

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CRM Analytics (旧Tableau CRM)とは

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CRM Analytics (旧Tableau CRM)は、セールスフォース・ジャパン社が提供する分析プラットフォームです。収集・蓄積したデータの分析・可視化により施策の効果測定や経営・業務の意思決定に役立てるBIツールに分類されます。

CRM Analyticsを利用すれば、大量かつ複雑なデータでもすばやく抽出・集計が行えるとともに、直感的に操作できることから誰でもかんたんにデータの確認・分析を行えます。

また、AI機能が搭載されており、過去・現在の分析はもちろん将来のトレンド予測も可能で、次に取るべきアクションが明確になります。

CRM Analytics でできること

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ここでは、CRM Analyticsでできることを4つに分けて解説していきます。

Salesforceと連携したデータ分析の深化

CRM Analyticsは、Salesforce内に蓄積された営業データ・顧客データ・マーケティングデータと連携が容易で、データの一元管理が可能です。部門やツールごとに分散していた顧客属性・購入履歴・営業の進捗管理などの情報を統合することで、顧客の全体像が把握でき顧客理解の深化と精度の高いインサイトの獲得が期待できます。

具体的には、某大手化学メーカーでは、事業部ごとのフォルダに分散していた顧客データをSalesforceに統合しCRM Analyticsを活用することで、顧客行動の可視化とより精緻なターゲット設定につながったが事例があります。

Tableau連携による高度なデータ可視化

CRM Analyticsは、Tableauとの連携によりリアルタイムでデータの高度な可視化が可能なダッシュボードを作成できます。マウスを中心とした直感的な操作で売上予測・顧客行動予測などさまざまな指標を視覚的にわかりやすく表現できるため、自社ビジネスの現状・課題を早期に的確に把握可能です。

具体的には、某大手素材メーカーで、顧客データや案件情報などの展示会の活動内容をCRM Analyticsで可視化し、営業担当者が顧客へのフォローアップ状況を一目で把握できるようになったという事例があります。

これにより、データにもとづいたタイムリーなアクションを促進し、営業活動の効率化を実現したそうです。

AI機械学習による将来予測分析

CRM Analyticsでは、「Einstein Discovery」と呼ばれるAI機能が利用でき、将来の売上・顧客行動・市場動向などの予測を行えます。

具体的には、統計モデルと機械学習を活用して、コーディング不要でさまざまなデータの分析が行えるとともに、将来を予測して的確なインサイトを提供してくれます。

また、予測にもとづいて次に取るべき施策を自動で提案してくれるため、最適なアクションに迅速に移行できます。

CRM AnalyticsとSalesforce製品の違い

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ここからは、CRM Analyticsと混同されやすいSalesforce製品について違いを解説します。

CRM AnalyticsとSalesforceの違い

Salesforceは、レポート・ダッシュボードによる分析機能が標準搭載されているため、CRM Analyticsと同じく分析ツールである点で共通しています。

しかし、Salesforceは、Salesforce内のデータを分析対象として、切り口を決めたうえで分析を進めるのに対し、CRM Analyticsは、外部のデータソースも含めた分析が可能で、さまざまな切り口からデータの深掘りが可能である点で異なります。

CRM AnalyticsとTableauの違い

CRM AnalyticsとTableauは、会社の保有するデータを可視化・分析することで経営の意思決定に役立てるBIツールという点で共通します。違いとして、適した利用環境の違いが挙げられるでしょう。

具体的には、CRM AnalyticsはSalesforce CRMと分析・インサイトが統合されている環境でより性能を発揮するのに対して、TableauはSalesforceの導入状況を問わず、幅広い場面で活用できる特徴があります。

項目

Salesforce

CRM Analytics(旧 Tableau CRM)

Tableau

主な用途

顧客管理・営業支援(CRM)

Salesforceデータを中心としたデータの分析

幅広いデータの可視化・分析(BI)

特徴

営業活動や顧客データの管理に強みを持つ

Salesforce環境との統合性が高く、インサイト抽出に強みを持つ

さまざまなデータが扱え、柔軟かつ汎用性が高くデータを可視化できる

CRM Analyticsの料金体系

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CRM Analyticsの料金体系についてご紹介します。

なお、利用料金については、2025年3月19日時点の価格で、すべて1ユーザーあたりの税込み金額を表示しています。価格は変動する可能性が高いのであくまで参考値としてご覧ください。

CRM Analytics Growth

CRM Analytics Growthは、営業およびサービス向けの分析ツール、データを視覚化したレンズやダッシュボードを作成できる「Analytics Studio」、分析プラットフォームが利用可能なライセンスです。

利用料金は、月額18,480円で、契約は年単位となっています。

CRM Analytics Plus

CRM Analytics Plusライセンスでは、CRM Analytics Growthの全機能に加え、Einstein Discoveryによる予測機能、Einstein Discovery for Reportsによる可視化機能も利用できます。

利用料金は、月額21,780円で、契約は年単位です。

Revenue Intelligence/Industry Cloud Intelligence

Revenue Intelligenceは、Sales Cloudあるいは業種別のクラウドを導入している組織向け、Industry Cloud Intelligenceは幅広い業種の営業チーム向けのライセンスです。ダッシュボードの豊富なテンプレートを利用できるとともに、CRM Analytics PlusとTableau Explorerライセンスが含まれます。

利用料金はどちらも、月額33,000円で、契約は年単位です。

Service Intelligence

Service Intelligenceは、Data CloudによるインサイトとAIによる提案を活用してサービスの向上・改善を目指すライセンスです。
Service Cloudデータキットとすぐに利用可能なダッシュボード、CRM Analytics PlusとTableau Explorerのライセンスが含まれています。

利用料金は、月額33,000円で、契約は年単位となっています。

まとめ

この記事では、CRM Analytics (旧Tableau CRM)の概要とできること、ほかのSalesforce製品との違い、料金体系などについて解説しました。

CRM Analyticsでは、営業・顧客・マーケティングなどのさまざまなデータを一元管理できるとともに、直感的な操作かつ強力な可視化機能により誰もが高度なデータ分析を行えます。また、AI機能を活用すれば、将来予測にもとづき最適なアクションを提案してくれるため、迅速に施策を実行できます。

当記事を参考にCRM Analyticsに関する理解を深め、ぜひデータ分析業務にお役立てください。

なお、toBeマーケティング株式会社では、CRM Analyticsの導入支援から定着化、ダッシュボード設計までを包括的にサポートしています。実務での活用に不安のある方は、ぜひ以下のサービスページもご覧ください。

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投稿者プロフィール
営業戦略部

営業戦略部(Customer Marketing Team)

カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。


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