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Sales Cloud(セールスクラウド)とは?機能やService Cloudとの違いを解説

author 営業戦略部

date 2025.05.08

update 2025.05.08

tags Salesforce

tags  機能

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営業活動の効率化と売上向上を実現するSales Cloud。本記事では、Sales Cloudの基本機能から価格、導入事例、Service Cloudとの違いまで、導入検討に必要な情報を網羅的に解説します。

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Sales Cloud(セールスクラウド)とは?

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Sales Cloudは、顧客との関係を深め、営業活動を最適化するための強力なプラットフォームです。単なる営業支援(SFA)ツールとしてだけでなく、顧客に関するあらゆる情報を一元的に管理する顧客関係管理(CRM)システムとしての側面も持ち合わせています。

例えば、顧客の基本情報はもちろんのこと、過去の商談履歴、購買データ、マーケティング活動との連携状況、そして顧客からの問い合わせ内容に至るまで、Sales Cloud上で一元的に管理することが可能です。これにより、営業担当者は、顧客一人ひとりの状況を深く理解した上で、最適なアプローチを行うことができます。

Sales Cloudの主要な機能

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Sales Cloudには、企業の営業活動を強力にサポートするための様々な機能が搭載されています。ここでは、その中でも主要な6つの機能について解説します。

主要機能1:顧客情報の一元管理

Sales Cloudの最も重要な機能の一つが、顧客に関するあらゆる情報を一元的に管理できることです。これにより、営業担当者は、顧客の名前、連絡先、会社情報といった基本的な情報はもちろんのこと、過去の商談履歴、購入した製品やサービス、問い合わせ内容、そして担当者まで、必要な情報を瞬時に把握することができます。

例えば、ある顧客から問い合わせがあった際、Sales Cloudを見れば、その顧客との過去のやり取りや、現在進行中の商談の状況をすぐに確認できます。これにより営業担当者は、顧客の状況を正確に理解した上で、的確かつ迅速な対応が可能となります。

主要機能2:商談管理

Sales Cloudの商談管理機能は、個々の商談の進捗状況を可視化し、効果的に管理するための機能です。各商談のフェーズ(例えば、「見込みあり」「提案中」「交渉中」など)を設定し、それぞれの段階におけるタスクや期日を管理できます。

主要機能3:リード管理

リード管理機能は、見込み顧客の獲得から育成、そして商談へとつなげるプロセスを効率化するための機能です。Sales Cloudでは、ウェブサイトからの問い合わせや、マーケティングキャンペーンで獲得した見込み顧客の情報を一元的に管理できます。

主要機能4:売上予測

Sales Cloudの売上予測機能は、過去のデータや現在の商談状況に基づいて、将来の売上を予測するための機能です。営業担当者が入力した商談情報や、過去の成約データなどを分析し、精度の高い売上予測を自動的に算出します。

主要機能5:レポートとダッシュボード

Sales Cloudのレポートとダッシュボード機能は、営業活動に関する様々なデータを可視化し、分析するための機能です。売上実績、商談の進捗状況、顧客獲得数、営業担当者別のパフォーマンスなど、様々な角度からデータを集計し、グラフや表形式で分かりやすく表示することができます。

主要機能6:モバイルアクセス

Sales Cloudは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからもアクセスすることができるため、営業担当者は外出先や移動中でも、必要な顧客情報にアクセスしたり、商談の進捗状況を更新したりすることができます。

Sales Cloudを導入することで得られるメリット

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Sales Cloudを導入することで、企業は様々なメリットを享受することができます。ここでは、その中でも特に重要な3つのメリットについて解説します。

メリット1:営業活動の効率化

Sales Cloudの導入は、営業担当者の日々の業務を大幅に効率化します。例えば、これまで手作業で行っていた顧客情報の検索や入力、報告書の作成といった作業を自動化したり、簡略化できます。また、商談の進捗状況やタスクを可視化すれば、営業担当者は、次に何をすべきかを明確に把握し、効率的に業務を進められるでしょう。

メリット2:売上予測の精度向上

Sales Cloudの売上予測機能は、過去のデータや現在の商談状況に基づいて、精度の高い売上予測が可能になります。これにより企業はより現実的な目標設定を行うことができ、営業部門全体のモチベーション向上にもつながります。また、精度の高い売上予測は、経営層による適切な経営判断を支援し、企業の成長戦略の策定にも貢献します。

メリット3:顧客満足度の向上

Sales Cloudを導入し、顧客情報を一元管理することで、営業担当者は顧客一人ひとりの状況を深く理解することができます。顧客のニーズに合わせたきめ細やかな提案や、迅速かつ的確な対応が可能になりますから、顧客満足度の向上につながります。

Sales Cloudと Service Cloudの違い

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Salesforce が提供するクラウドサービスには、Sales Cloudの他に Service Cloudがあります。どちらも顧客との関係を強化するためのプラットフォームですが、その主な目的と機能には違いがあります。

Sales Cloudの役割「営業活動の支援」

Sales Cloudは、主に企業の営業部門が利用することを想定しており、見込み顧客の獲得から商談の成立、そしてその後の顧客管理まで、営業活動全般を支援するための機能を提供します。営業担当者の生産性向上、売上増加、そして顧客との良好な関係構築を目的としています。

Service Cloudの役割「顧客サポートの強化」

一方、Service Cloudは、顧客からの問い合わせ対応やサポート業務を効率化し、顧客満足度を高めるための機能を提供します。電話、メール、チャット、ソーシャルメディアなど、様々なチャネルからの問い合わせを一元的に管理し、迅速かつパーソナライズされたサポートを提供することを目的としています。

Sales CloudとService Cloudはどちらを選ぶべきか?

自社にとってどちらの製品が最適かは、導入の目的や解決したい課題、そして利用する部門によって異なります。

例えば、営業活動の効率化や売上向上を目指す場合はSales Cloudが適しています。一方、顧客からの問い合わせ対応やサポート業務の改善を目指す場合はService Cloudが適しています。営業活動と顧客サポートの両方を強化したい場合は、Sales CloudとService Cloudの両方を導入し、連携させると良いでしょう。

Sales Cloudの料金プランと選び方

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Salesforce Sales Cloudは、ビジネスニーズに応じた柔軟な料金プランを提供しています。以下に、各プランの価格と主要機能を表形式でまとめます。

※本記事でご紹介している価格は参考価格です。製品価格は変更されることがあるため、最新の価格については必ず株式会社セールスフォース・ジャパンの公式ページをご確認ください。

プラン名

価格(USD/ユーザー/月、年払い)

主要機能

Starter Suite

25

基本的なアカウント、連絡先、リード、商談管理、モバイルアプリ、レポート機能

Pro Suite

100

Starterの機能に加え、高度な予測、1カスタムアプリ、追加機能の購入オプション

Enterprise

165

Proの機能に加え、パイプライン管理、取引インサイト、会話機能、Agentforce(API+$25/月)

Unlimited

330

Enterpriseの機能に加え、予測AI、セールスエンゲージメント、Premier Success Plan、フルサンドボックス

Einstein 1 Sales

500

Unlimitedの機能に加え、生成AI、パフォーマンス管理、Slackチーム協力、Data Cloud

 

サポートプラン

サポートプランでは、より高度な機能を提供するための追加サービスを提供します。

サポートプラン名

料金

主要機能

Standard Success Plan

全てのライセンスに含まれる

ドキュメント、Trailhead、グローバルTrailblazerコミュニティへのアクセス

Premier Success Plan

純ライセンス料の30%

専門家によるガイダンス、健康診断、24時間サポート(ビジネス停止時)、Unlimited Editionにバンドル

Signature Success Plan

詳細はアカウントエグゼクティブに問い合わせ

専任カスタマーサクセスマネージャー、積極的な監視、最速の24時間サポート

 

Sales Cloudの料金プランは、Starter Suite(25ドル/ユーザー/月)からEinstein 1 Sales(500ドル/ユーザー/月)まで幅広く、ビジネス規模や機能ニーズに応じた選択が可能です。サポートプランもStandardからSignatureまで提供され、企業の成長段階に応じたサポートが受けられます。

 

まとめ

本記事では、Sales Cloudの基本機能から、Service Cloudとの比較、導入メリットまでを解説しました。Sales Cloudを活用することで、営業プロセスの可視化、顧客情報の共有、営業活動の自動化などが実現できます。

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投稿者プロフィール
営業戦略部

営業戦略部(Customer Marketing Team)

カスタマーサクセスを目指し、マーケティング業務を行っている営業戦略部です。toBeマーケティングの自社マーケティングについて共有させていただきます。


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