SalesforceのToDoを活用してマーケティング施策のフォローをしてみよう!
2023.12.28
2024.06.19
はじめに
マーケティング施策の実施には、複数の部門や関係者との連携が必要です。営業チーム、広告代理店、クリエイティブチームなどと定期的にコミュニケーションを取り、施策の進捗状況や課題を共有することが大切です。円滑な連携を図ることで、施策の効果を最大化することができます。この記事では、Account EngagementでSalesforceのToDoを活用してMA施策の進捗を可視化する方法についてご紹介します。
- MA施策のフォローはできていますか?
- SalesforceのToDoとは?
- ToDo、活動の記録、行動の違い
- Account EngagementのToDo活用事例
1. マーケティング施策のフォローはできていますか?
マーケティング施策は複数の部門や関係者によって実施されます。施策の立案から実施、そして実施後のフォローまで、複数の人が関わるマーケティング施策を滞りなく進めるには、関係者とのコミュニケーションがとても重要です。施策が現在どういう状況で誰が担当しているのか、次のタスクや期日はどうなっているか。こういったことが明確に可視化されていないと、せっかく費用と時間をかけて実施した施策が円滑に進んでいない場合に原因を突き止めることが難しくなります。ボトルネックになっているところを素早く見つけてその問題を解消して次のステージに進めていくためにも、進捗を可視化しておくことはとても重要です。 特に、MAからインサイドセールスやセールスにパスする際は、より注意する必要があります。みなさんの組織でもMAで創出したリードをインサイドセールスやセールスがフォローしていない、といった経験があるのではないでしょうか。MAと後工程を担うチームの認識が合っていないと、せっかく生み出した"案件の芽"を放置してしまうということになりかねません。施策を実施したら終わりではなく、抜け漏れなくフォローするために、SalesforceのToDoを活用することをおススメします。
2. SalesforceのToDoとは?
SalesforceのToDoはタスクの管理ができるオブジェクトになります。これからやるべきことの内容と期日を入力し、その進捗状況を更新していくことで、そのタスクが今どういう状態にあるのかを把握することができます。 ToDoは、「割り当て先(ユーザ)」や「名前(リード/取引先責任者)」、「関連先(オブジェクト)」に関連付けることができ、各オブジェクトのレコードページに活動タイムラインを設定しておくことで、それぞれのレコードページから関連するToDoやこれまでの活動の記録を一覧で確認することができます。
[新規ToDo作成画面]
たとえば、Emailという件名のToDoを作成し、名前に「テスト取引先責任者」、関連先に「テスト商談」と入力します。
[EmailのToDo]
すると、テスト取引先責任者のページとテスト商談のページにそのToDoが表示され、テスト商談が関連しているテスト取引先のページにも表示されます。どのレコードからも確認が出来るのでとても便利です。
[取引先責任者ページ]
[商談ページ]
[取引先ページ]
※活動オブジェクトの共有設定はデフォルトで「非公開」になっています。割り当て先(所有者)以外のユーザにも表示されるようにするには、活動の共有設定を「親レコードに連動」にし、関連付けたオブジェクトの共有設定を調整する必要があります。
3. ToDo、活動の記録、行動の違い
非常に便利なToDoですが、うまく使いこなせず悩んでいらっしゃる企業も多いように感じます。しっかりと活用するために、活動に関するSalesforce内の用語やそれら1つ1つの役割をしっかりと理解しておきましょう。 活動タイムラインには、新規ToDo、活動の記録、新規行動のアイコンが並んでいます。これらはそれぞれ次のように使い分けます。
[活動タイムラインのアイコン]
- ToDo:これからやるべきことを記録する(未来の事。その日が過ぎても終わっていないことがある)
- 活動の記録:やり終えたことを記録する(過去の事)
- 行動:会議や商談などの予定(未来の事。その日が過ぎれば終わっている)
ToDoと活動の記録は同じオブジェクトでAPI参照名はTaskになります。まだ終わっていなければToDo、終わっていれば活動の記録になります。これらは状況項目で使い分けることができます。 行動はカレンダーに書くようなことをイメージしてください。API参照名はEventでSalesforceのカレンダーと連動することができます。 これらを使い分けることによって、活動タイムラインを見ればそのお客様に対してこれまでどういう活動をしたかが時系列でわかるようになります。
4. Account EngagementのToDo活用事例
さて、活動の使い方がわかったところで、いよいよAccount EngagementのToDo活用事例をご紹介します。 Account Engagementのページアクションやオートメーションルールには、SalesforceのToDoを作成する機能があります。
[Account Engagementの完了アクション設定画面]
プロスペクトが特定のページを閲覧したタイミングやスコアなどの条件によってSalesforceのToDoを作成するように設定しておけば、自動的に担当者に通知することができます。 また、同時に未完了ToDoだけが表示されるSalesforceレポートを作成してSalesforce内の見やすいところに配置しておけば、タスクが遂行されているかどうか確認することができます。 タスクを割り当てられた担当者はそのタスクを終えたタイミングでToDoの状況を完了に変更します。すると未完了ToDoのレポートから消えるので、タスクを終えたことが他のメンバーにも伝わります。
最後に
本ブログでは、施策実施後の見込み顧客を抜け漏れなくフォローするために、ToDoの活用方法をご紹介しました。 toBeマーケティングでは、Account EngagementからSalesforceまで、トータルで活用提案と伴走支援を実施しております。ご興味がございましたら是非お問い合わせください。
✔️営業とマーケの連携に悩んでいる。
✔️ToDoの使い方はわかりけど、どう活用すべきかわからない!
✔️MA施策のフォローが最後までできているか自信がない。