Marketing Cloud活用:インテリジェンス(Intelligence)ダッシュボードとピボット機能を活用した効果測定と改善
2025.02.03
2025.02.03
こんにちは。toBeマーケティング クリエイティブソリューションチームです。
今回は、Marketing Cloudの「Intelligence」の機能から、「ダッシュボード」と「ピボットテーブル」に注目し、その便利な使い方をご紹介します。
toBeマーケティング株式会社では、お客様のマーケティング成果の最大化を目指し、デジタルマーケティング施策の戦略策定支援から、実際のツールの導入支援、導入後の活用支援、運用業務まで、お客様のご状況や課題に合わせ、マーケティングパートナーとして幅広くお手伝いいたします。⇒ お気軽にお問い合わせください!
Marketing Cloud Intelligence とは
「Intelligence」は、データ分析とインサイトを提供するパワフルな機能を備えたプラットフォームです。
Marketing Cloud画面メニューの [Analytics Builder] > [インテリジェンスレポート] を選択してアクセスできます。
※ [Intelligence Reports (インテリジェンスレポート)] タブが表示されない場合、必要な権限がないか、インテリジェンスレポートがアカウントで有効化されていない可能性があります。
※記事中の画像は、Intelligence Reports Advanced版の画面のスクリーンショットです。標準版にはないダッシュボードや項目などが表示されています。
ダッシュボードの魅力:リアルタイムでの改善と異常検知
インテリジェンス画面を開くと、ダッシュボードタブが表示されます。
ダッシュボードは、マーケティング活動を視覚的かつリアルタイムで把握できるツールです。主要な機能は以下の通りです。
- リアルタイムデータ表示:クリック率、コンバージョン、ROIなどの主要KPIを一目で確認。
- クロスチャネルのデータ統合:広告、メール、SNS、ウェブサイトのパフォーマンスを一元管理。
- インタラクティブなビジュアル:グラフやチャートでデータのトレンドやパターンを直感的に把握可能。
たとえば、「Email Overview」ダッシュボードでは、メール配信状況やバウンス率の推移を、折れ線グラフや文字の色で直感的に確認できます。
メールの配信数やクリック率の増減を一目で把握でき、原因推測も簡単に行えます。
- 配信数の減少:配信対象者の設定(フィルタやオートメーション)に誤りがある
- 配信数の減少:クリエイティブやターゲティングに要因がある可能性がある
- バウンスや不達の増加:その前に追加された配信対象者に要因がある可能性がある(インポートで顧客リスト等を追加したのであれば、そのリストが古かったり、内容が妥当でない)
ダッシュボードを見るだけで、上記のような運用のトラブルの検知や、クリエイティブの効果測定が可能です。
他にも、標準でEmail Delivery(メール配信の状況)、Email Engagement(送ったメールに対しての反応など)、さらにAdvancedではjourney performance by Email(ジャーニーの効果のうち、Emailによるもの)、またEmail以外にアプリPush配信についてのダッシュボードが用意されています。
ピボットテーブルの活用:必要な情報を迅速にレポート化
ピボットテーブルは、マーケティングデータを柔軟に集計・分析するための強力なツールです。
標準で 5 つのメールレポートが設定されており、必要に応じて表示する要素をドラッグ&ドロップで配置し、並び替えたりすることが可能です。
標準レポート4種
Advanced にはjourneyPerformanceのレポートが追加されます。
ピボットテーブルは、簡単な操作で、必要な情報のみを表示する画面を作成できます。
・2種類のジャーニーを比較したい
・特定のメール・期間だけ一覧した効果レポートを作りたい
のようなレポートを、すぐに作ることができます。社内会議等でパッと見せられるレポートを作るのに最適な機能です。
特定の3通のメールのみの2か月間の効果を集計したピボットテーブルの例
また、ピボットテーブルからCSVデータがダウンロードが可能です。フラットテーブルで出力も可能なので、さらにExcel等で加工するためのデータとしても利用できます。
まとめ
今回ご紹介したダッシュボードとピボットテーブルは、日々の運用に役立つ必須のツールです。これらを活用することで、データの可視化と改善がスピーディに行えます。
また、この2つの機能以外にもレポートをスケジュールで配信する便利な機能、さらにAdvanced では外部ツールを含めたデータの利用や、クエリを使ったより高度な分析などが利用可能です。これらを組み合わせれば、マーケティングデータの収集・統合・分析・意思決定が一層高度化します。
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