マーケティングオートメーションツールでLPを作ろう!効果と注意点は?
2019.02.01
2023.08.03
商品やサービスを販売したいときに、LPを作って集客するのは有効です。マーケティングオートメーションでもLP施策を効率化する機能がたくさん備わっていますが、その効果や注意点はどういったものがあるのでしょうか。今回は、マーケティングオートメーションのLPについて詳しく解説していきます。
LPとは?
LPとは、「Landing Page(ランディングページ)」の略で、ユーザーが検索結果や広告を通して最初にたどり着くページのことです。Webマーケティングの世界では、商品やサービスを販売するために意図的に用意したページのことをLPと呼びます。
LPへの経路としては、4つ考えられます。
検索流入
ユーザーがGoogleやYahoo!などのサーチエンジンを利用し、検索して見つけてくるアクセスのことです。「オーガニック検索」「自然流入」などとも呼ばれ、インバウンドマーケティングでは、ここを強化することが推奨されます。お金がかからなくても勝手にユーザーを呼び込むことができるためです。
検索流入を増やすためには検索結果で上位に来る必要があり、そのためにページの内容やリンク構造を改善して検索順位のアップを目指すことをSEO=Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)と呼びます。ただし、この施策は結果が出るまでに数ヶ月かかることがあります。
リスティング広告
サーチエンジン(Google、Yahoo!)にお金を払うことで、人為的に検索上位に表示させる方法です。SEOよりも確実かつスピーディに検索結果に表示させることができますが、費用がかかります。一般的には1クリック◯円~という形でオークション形式で入札されます。
人気のキーワードになると、1クリック数千円もかかることがあり、たった1人のユーザーを呼び込むだけでもかなりの費用が必要になるケースもあります。
SNS
最近ではLINEをはじめ、TwitterやFacebook、Instagramなどを利用してユーザーを呼び込む手法も盛んです。とくに、SNSは興味・関心の高いセグメントを獲得しやすいため、継続的にユーザーにアピールしやすいツールといえるでしょう。
また、SNSは拡散効果があるため、一度発信がバズると爆発的な広がりを見せることが期待できます。認知力を上げるという意味でも効果的な手法です。SNSでもお金を払って広告を出すことができますので、より多くのユーザーにアプローチすることが可能です。
メールマガジン
メールマガジンからのリンクでLPへ誘導する方法もあります。資料請求やセミナーなどで登録されたメールアドレス宛にメールマガジンを送信するため、通常のメールよりも高確率でリンクURLをクリックしてもらえるでしょう。
また、メールマガジンのクリック率をマーケティングオートメーションで最適化することもできるので、LPの効果をさらに高めることも可能です。
LPの作り方
では、どのようにLPを作っていけば良いでしょうか。ポイントとしては3つです。
ターゲティング
LP施策において、一番重要なポイントが「ターゲティング」です。そのページを「誰に」見てもらうのかを設定します。ターゲティングでは年齢、性別、趣味などを設定した疑似人格(ペルソナ)を用意して進められることが多いです。
たとえば、「25歳のOLで、職場でも使いやすいコスメに凝っている粧子さん」というような形です。こうすることで、粧子さんの興味を惹きつけるコンテンツはなにか、粧子さんが喜ぶ商品は何かをより具体的に絞り込むことができるようになります。ペルソナをより具体的に絞り込めば絞り込むだけ高濃度な情報を届けることが可能になり、コンバージョン率も上がっていきます。
キーワード選定とコンテンツ作成
ペルソナが決まれば、次に集客キーワードを決定します。キーワードはLPの内容と関連性が高いものを選ぶ必要があります。たとえば、「コスメ 美白」のようなキーワードであれば、ユーザーは美白効果の高いコスメを求めていることがわかります。このキーワードに対して美白効果の高い商品のLPを用意しておけば、ユーザーは興味深く読み進めるでしょう。
重要なのは、キーワードとLPのコンテンツがしっかりと関連性が高いものになっていることです。キーワードと関連性の低いLPでは、ユーザーが「知りたい内容じゃないな」と感じて離脱してしまいます。コンテンツをブラッシュアップすることで、この離脱率をなるべく下げることが重要になります。
メリット、デメリットの提示
LPはサービス・商品のPRページですから、メリットを説明するのは当然です。しかし、あまりメリットばかり紹介しているとユーザーは「本当に?」と疑問を持ちます。メリットばかりではなく、しっかりデメリットも伝えることでユーザーの信頼を掴むことができるようになるのです。
このようにユーザーの共感を得るようなライティングを意識することでコンバージョン率は高いものになります。
LPOで効果を最大化させよう
ターゲティングをしてLPを作っただけでは施策は完成しません。LPができたら、流入してくるユーザーのデータを収集し、コンバージョン率を高める施策を繰り返していきます。これをLPO(Landing Page Optimization)と呼びます。
たとえば、キャッチコピーを変えてみる、ユーザーの目を引くクリエイティブを入れてみる、ユーザーの購買意欲を妨げる余計なものは配置しないなど、さまざまな施策が考えられます。Webマーケティングは不思議なもので、フォントを少し大きくした、色を変えてみただけでもコンバージョン率が激変することがあります。
ABテストでより成果の高いLPを作り込んでいくことで、効果的なLPが出来上がっていくのです。
LP施策を検討しているのであればプロに相談してみよう
このようにLP施策は、ただページを作って待っていれば良いわけではありません。LPに呼び込むために検索流入、広告、SNSを組み合わせながら最適な方法を模索し、LPのコンテンツをブラッシュアップしていく必要があります。しかし、経験と知識がないといきなり効果的な施策を打つことは難しいので、そういうときはコンサルタントに助言を求めるのも有効です。