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Salesforce Marketing Cloud Engagement 基礎:ContactとSubscriberの違いを徹底解説

Marketing Cloud Engagement 導入検討企業が押さえておくべき5つの視点

本資料では、MCE導入検討フェーズでよく挙がる懸念点や、ベンダー選定において重視すべき観点をまとめています。また、toBeマーケティングがこれまで支援してきた実例をもとに、導入後の活用まで見据えた体制づくりや支援内容についてもご紹介します。

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Salesforce Marketing Cloud Engagement(以下、MCE)は、企業が顧客との関係を深めるための強力なマーケティングプラットフォームです。このプラットフォームを効果的に活用するためには、「Contact(コンタクト)」と「Subscriber(サブスクライバー)」の違いを正しく理解することが不可欠です。

この2つの違いは、MCEに触れ始めた段階では少し混乱を招きやすいです。これらの用語は似ているようで、実際には異なる役割を持っています。本記事では、両者の違いとそれぞれの役割について詳しく解説します。

Contact(連絡先)とSubscriber(購読者)

Contact(連絡先)とは何か

Contactは、MCEにおけるあらゆるチャネル(メール、SMS、モバイルプッシュ通知、ソーシャルメディアなど)を通じてコミュニケーションを取る可能性のある個人の統合データを指します。氏名、メールアドレス、電話番号、といった顧客の基本情報から、Webサイトアクティビティ、購入履歴など、多岐にわたるデータを含めることができます。Contactは一意のID(Contact ID)やキー(Contact key)で管理され、顧客の包括的なプロフィール情報を持っています。これにより、複数のチャネルでの顧客の行動や属性を一元的に把握できます。つまり、Contact IDやContact keyの無いContactは存在しないことになります。


Subscriber(購読者)とは何か

Subscriberは、特定のチャネルでのメッセージ受信に同意したContactを指します。主にメールコミュニケーションに焦点を当て、メールアドレス、購読状態、メールの開封率やクリック率などの情報を保持します。SubscriberもContactと同様に一意のID(Subscriber ID)やキー(Subscriber key)で管理されます。Subscriberは特定のメール配信リストやデータエクステンションに登録されており、メールマーケティングキャンペーンの主要な対象となります。

ContactとSubscriberの主な違い

Contactは顧客に関する総合的な情報を保持し、複数のチャネルにまたがるコミュニケーションを管理します。そのため、ContactのIDやKeyをベースに各種チャネルのデータとのリレーションを組むことができます。
一方、Subscriberは特定のチャネル(主にメール)におけるメッセージ受信者であり、そのチャネル固有の情報を管理します。すべてのSubscriberはContactですが、すべてのContactがSubscriberであるとは限りません。例えば、商品の購入履歴があるがメール受信に同意していない顧客は、ContactであってもSubscriberではありません。この違いを理解することで、適切なセグメント化やパーソナライズされたマーケティングメッセージの配信が可能となります。



ContactとSubscriberが登録されるタイミング

メールチャネルを例にすると、Subscriberのテーブルとも言える「すべての購読者」に対してレコードが登録されると、Contactにも同様のレコードが登録されます。基本的には、Subscriberのテーブルへレコードが登録されるタイミングとしては、実際に配信がされると登録されるので、そのタイミングでContactにも登録されます。この場合のContact IDやKeyはSubscriberのIDやKeyと同じ値が設定されます。

他の登録方法としては、Automation Studioの機能の1つであるデータインポートを用いた方法や、メールチャネルであればEmail Studioの中の「すべての購読者」のUIから手動で追加することも可能です。

Contact(連絡先)とSubscriber(購読者)の違いの具体例

例1: マルチチャネルでの顧客エンゲージメント

田中太郎さんは、あなたのブランドのウェブサイトでアカウントを作成し、商品の購入を行いました。MCEに全てのデータを連携しているのであれば、彼のContactレコードには、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、過去の購入履歴、ウェブサイトでの行動履歴などが含まれます。太郎さんがメールマガジンとSMS通知の両方に登録した場合、彼はそれぞれのチャネルのSubscriberとなります。これにより、あなたは太郎さんに対して、メールとSMSを通じてパーソナライズされたメッセージを送信することができます。

例2: ContactだがSubscriberではない顧客

鈴木花子さんは、オンラインストアで商品を購入しましたが、メールマガジンの受信には同意していません。彼女の情報はContactとしてMCEに保存されていますが、メールの配信は行われないため、メールチャネルのSubscriberリストには含まれていません。このため、メールマーケティングの対象にはなりませんが、他のチャネル、例えばSNS広告などを通じて、花子さんにアプローチすることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Marketing Cloud Engagement (MCE)における「Contact」と「Subscriber」の違いを理解することは、効果的なマーケティング戦略を構築する上で重要です。 Contact はあらゆるチャネルでの顧客の統合データを管理する概念で、 Subscriber は特定のチャネルでメッセージ受信に同意したContactのことを指します。

これらの違いを正しく把握することで、顧客ごとに最適なコミュニケーションチャネルやメッセージを選択できるようになります。また、この知識を活用すれば、メールマーケティングだけでなく、マルチチャネルを通じたエンゲージメントの向上にも繋がります。

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クリエイティブソリューションチーム
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Markting Cloudの導入・活用、コンテンツ作成やMAの運用支援ををお手伝いさせていただいているtoBeマーケティングのクリエイティブソリューションチームが導入・活用におけるナレッジをお届けいたします。

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