最も簡単で実践的なSalesforce連携~毎日のプロスペクトアクティビティメール設定~
2018.02.19
2024.06.19
こんにちは、toBeマーケティングの稲垣です。
本Blogでは、すぐにSalesforceとPardotの連携効果を出すためのポイントをご紹介します!
メールマーケティングやフォーム通過によって、アクティブプロスペクトが増えていった場合、最も営業マンにとって喜ばしいのは「お客様が自社サイトに、ふらっと訪問してきた」ことではないでしょうか。
そう、お客様は目的なく貴社のサイトには来ませんよね。こういった場合は明確な情報収集を目的に来訪しているはずです。
Pardotのオートメーション設定で、そういったお客様が来たタイミングで通知を出すということもできますが、
最も簡単な営業連携は下記のこの方法ではないでしょうか?
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毎日のプロスペクトアクティビティメール
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このメールは「毎日のプロスペクトアクティビティメール」と呼ばれ「Pardot: Daily Prospect Report for●●●●」 (丸字には担当者名が入ります)、件名のメールで、毎日17~18時前後に自動的に届きます。
こちらのメールが届くと、
・Pardotフォームを通過した
・Pardotタグが入った自社のサイトを閲覧した
・Pardotから送られたメール内のURLをクリックした
といった顧客のアクティビティ内容が自動的にアナウンスされます。
この情報をもとに、翌日お客様にフォロー電話など行えるので、営業マンとしては最高のネタ・営業のきっかけとなるはずです。
こちらのメールが届くためのPardotの唯一の設定はプロスペクトの編集画面から「ユーザーの割り当て」を行うだけです。ですので、できるだけ営業メンバーをPardotユーザとして作成し、担当営業を割り当てれば作業は完了です。私が思うに、これが最も設定が簡単なPardotのオートメーション営業の具体的な活用法と言えます。
ユーザーの割り当て方法
とはいえ、Pardot側で営業マンの管理をするケースは少なく、Salesforce側で担当をつけることが多いでしょう。具体的には、リードや取引先責任者の「所有者」で管理する方法です。
こちら、Salesforceの「所有者」はPardotの「割り当てユーザー」と同じ意味になり、更新すれば一気にPardot側も同じく書き換わりますので、Salesforce側を使って一気に所有者変更・管理をしてしまいましょう。
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所有者の一括変更の例:インポートウィザードによるCSVでの一括所有者書き換え
以上の設定が完了すれば、今後この毎日のプロスペクトアクティビティメールが届くようになります。
さて、このメールですが、少しだけ設定を変更/カスタマイズすることができます。
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管理>ユーザー管理>ユーザー:メールプリファレンス
こちら立場によっては毎日自分にメールが来ても困る、量が多すぎて見ていられない、という方も中にはいらっしゃると思います。
その場合は、
・自分のプロスペクトに関する毎日のプロスペクトアクティビティメールを送信
を外してしまいしょう。
また、タグを設定し、除外条件として「スコア100未満」「直近1ヶ月以内失注」などのタグをオートメーションルールなどで設定し、受け取らないようにしたいプロスペクトを外すこともできます。こうすれば、適切な量の通知が来るので、よりターゲットが絞りやすくなるのと思います。
また、全てのお客様の活動を知りたいマーケティング担当 / 営業担当もいらっしゃるかと思います。
その際は、
・すべてのプロスペクトに関する毎日のプロスペクトアクティビティメールを送信
にチェックをいれておきましょう。
このように毎日特に何も設定しなくても自動で飛んでくる「毎日のプロスペクトアクティビティメール」を活用し、日々の営業活動にお役立ていただければと思います!