ブログ
BLOG

Account Engagement オプトアウト項目とメール送信除外項目

author カスタマーサクセスエンジニアチーム

date 2024.04.22

update 2024.06.19

tags 活用Tips

tags  Account Engagement, Salesforce,

はじめに

Account Engagementの「Opted Out」項目と「Do Not Email 」項目は、皆さんどのように設定されていますか?
この記事では、Account Engagementの「Opted Out」項目と「Do Not Email 」項目をSalesforceと連携する際のお勧め設定について紹介していきたいと思います。

Opted Out 項目とDo Not Email 項目について

「Opted Out」項目は、Account Engagementの登録解除ページと連動して「True/False」の値が更新される項目です。
基本的にメールを受信した人が「配信停止/再登録」の意思を示すために使用します。

以下は、Account Engagement メールの受信者が「配信停止」をした場合のイメージです。
1.受信したメール内のUnsubscribeリンクの登録解除ページから「配信停止」ボタンをクリック


2.「Opted Out」項目の値が「True」に更新されます。


「Do Not Email」項目は、Account EngagementやSalesforceの管理画面から「True/False」の値を更新する項目です。
基本的にメールを送信する配信者や営業担当者がメール送信を除外する意思を示すために使用します。

Opted Out 項目とDo Not Email 項目の使い分けイメージ


初期状態の連携設定はどうなっている?

2022年8月26日より後にAccount Engagementを有効化した環境では、以下のように設定されています。

初期状態の連携設定イメージ


初期状態では、プロスペクトの「Do Not Email」項目は、リードと取引先責任者の項目と連携していません。

Salesforce項目との連携設定方法

配信者や営業担当者が「Do Not Email」項目の値を更新する場合は、以下の設定方法がお勧めです。

1.リード、取引先責任者へ新規カスタム項目を作成します。
設定>オブジェクトマネージャー>リード、取引先責任者>項目とリレーション
データ型:チェックボックス
項目名は、リードと取引先責任者ともに同じ項目名(API参照名)を設定します。

項目レベルセキュリティの設定は、リード、取引先責任者で項目を参照、更新するユーザープロファイルとAccount EngagementとSalesforceを繋ぐコネクターユーザープロファイル「B2BMA Integration User」に「参照」「編集」のアクセス権を付与します。

カスタム項目の設定イメージ

2.リードの項目の対応付け設定を行います。
設定>オブジェクトマネージャー>リード>項目とリレーション>「リードの項目の対応付け」>「取引先責任者」タブ
上記で作成したカスタム項目のリード項目と取引先責任者項目をマッピングして保存します。
この設定はリードから「取引の開始」で取引先責任者に昇格した際に、リードの値を引き継ぐ設定です。

3.プロスペクトのデフォルト「Do Not Email」項目の連携設定を行います。
Account Engagement 設定>オブジェクトと項目の設定>プロスペクト項目
デフォルト項目の「Do Not Email」を選び「デフォルトプロスペクト項目を編集」をクリックします。
「salesforce.com 項目名」でCRM項目リスト更新(更新アイコン)をクリックします。
上記で作成したカスタム項目を選択して「デフォルト項目を保存」ボタンをクリックします。

Do Not Emailの項目連携設定イメージ


同期動作の設定は、「最近更新したレコード値を使用する」が初期状態の設定です。
Account Engagement と Salesforceの双方向から項目値の更新が可能です。

「Salesforceの値を使用する」を設定した場合は、Salesforceからの更新のみ可能です。

プロスペクトのオプトアウト関連項目は、アップデートによる機能追加が繰り返されています。
この機会に「Opted Out」項目と「Do Not Email」項目の設定を確認されてみてはいかがでしょうか。

終わりに

この記事では、Account Engagementのオプトアウト関連項目をSalesforceと連携する際にお勧めする設定についてご紹介いたしました。
Salesforce連携設定をご検討される際の参考にしていただけると幸いです。
弊社では、Account Engagement(MA)とSalesforce(CRM)をご活用いただくための設定支援や活用支援サービスをご提供しています。
ライセンスは購入したけど活用できていない等、お困りごとがございましたら、お気軽に弊社までご相談ください。


✔Account Engagementの機能をうまく活用できていない

✔SalesforceとAccount Engagementを連携して活用したい

下記のサービスがおすすめです!

Account Engagement 伴走活用支援.png

\Account Engagement (旧 Pardot)お困り事はお気軽にご相談ください/ 

-->

投稿者プロフィール
カスタマーサクセスエンジニアチーム

カスタマーサクセスエンジニアチーム(Customer Success Engineer Team)

Pardotの初期セットアップに携わるカスタマーサクセスエンジニアチームでは、主にフォームSalesforceとの連携など設定関連のご支援を担当。エンジニアチームならではの視点で、今までの導入実績から得た技術面のTipsやナレッジ、検証結果などをご案内します。


ページトップへ