Dreamforce2019 Customer360×アナリティクス360
2019.12.09
2022.04.01
みなさんこんにちは!久しぶりのブログ投稿となります。
気がつけばDreamforceから2週間...
すでに各所でDreamforceの記事が出ており少々焦りながらのブログ執筆です。
今回のDreamforceの目玉は何と言ってもAIとCustomer360です。
AIについては他の方にお任せするとし、Customer360でMulesoftが担う役割とMAに何をもたらしてくれるのかという視点で、Expo会場で情報収集してきましたので、今回はDreamforce2019の概要とMA関連の最新アーキテクチャー構想をお届けします。
はじめに
今年のDreamforce2019のテーマはSDGs(持続可能な開発目標)!キーワードは、SSOT!
SGDsに関しては、Salesforce自身の目標だけではなく、各Product Keynoteの事例企業もSDGsの17の目標の何をGoalとして掲げているのかの紹介もあり、メイン会場でもSDGsのフラッグが出ていました。
Salesforceが目指す新しいCRM
キーワードしてあげました、SSOT (Single Sorce of Truth )について。
SalesforceはこれをCustomer360 truthとして実現しようとしています。 Mulesoftにより他のシステムとシームレスにデータ統合され、SalesforceのユーザIdですべてのデータへアクセスできるSingl Sorceを実現がされようとしています。
Salesforce×Google
Mulesoftを活用することにより、Googleアナリティクス360のデータもSalesfoeceと連携が容易になり Cutomer360のMA領域の分析をより強固なものにするアーキテクチャーが提案されていました。
<Expo会場でのデモの内容>
マーケティングの効果を把握するためには、Webの行動分析、広告の費用対効果、プライオリティーが高いリード、セグメントなんどあらゆる角度から、分析が必要となります。
写真がぶれてしまっていますが・・・
マーケッターが見たいみたいと言われている15のデータソース
Googleアナリティクス360で取得できる情報Web行動や広告関連データをBigQueryに連携し、さらにMulesoftを利用し、SalesforceのMarketingCloudとSalesCloudなどのCRMデータをBigQueryに統合することでこれらの分析が可能となります。
Mulesoftには、Google Analyticsコネクター、BigQueryのコネクター、Marketing Cloudのコネクター、Salesforceのコネクターなどがあり、シームレスに連携ができるようになります。
Mulesoftでの項目マッピングはドラッグ&ドロップででき、生成されるSQLは、手で修正することも可能だそうです。
残念ながら、Pardotのコネクターはなさそうなのですが、Mule Flowを実装し、Anypoint Platformで公開することでPardotのアクティビティデータをAPI取得し、BigQueryに格納し分析もしくは、EinsteinAnalyticsへ連携し分析などができるようになると思っています。
Pardotのアクティビティは大量データなので、CRMを介してEinsteinAnalyticsへ連携するのではなく、直接連携できるのがベストと個人的には思っています。
おわりに
2018年にSalesforceに買収されたMulesoftですが、SWTTなどでも注目度の高い製品でこれがどのようにSaleforceに組み込まれるのか動向が気になっておりましたが、今回のDreamforceでその位置づけがより明確になり、Salesforceが実現するSSOTであるCustomer360にはなくてはならない存在であるとあらためてわかりました。
マーケティング領域とCRMの営業領域は業務としてもなかなか繋がりを持ちづらい部分が多いのですが、人もデータもマーケティングとCRMがシームレスに連携できることで、よりよいCutomerSuccessを実現できるとあらためて感じたDreamforceでした。
おまけ
オークランド側からみたサンフランシスコの夜景。SalesforceTowerかっこよかったです。