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課題に対して、どういうマーケティングツールを使うと良いか?

author マーケティングコミュニケーションチーム

date 2023.01.31

update 2023.01.31

tags アクセス解析

tags  Google Analytics, SEO,

前回のブログで「なぜアクセス解析をする必要があるのか?」ということをお伝えしました。

▼なぜアクセス解析をする必要があるのか?
https://tobem.jp/pardot_blog/analytics/202212280831.html

今回のブログでは、もう一歩話を進めて「何の課題に対して、どういうマーケティングツールをどのように使うと良いか?」に関して書きます。

マーケティングツール導入の目的

私が考える「マーケティングツール導入の目的」は大きく以下の3つだと考えています。

どんな計測をする?.png

上記の表にある「認知」「誘導」「獲得」の3つの「健康状態」を確認するためが大きな目的だと考えます。確認するには最適なツールを使用して、導入・活用をします。

「認知」は「サイトへの来訪頻度」を確認するためのものです。

「誘導」は仕掛けた施策から「どの程度の反応があったか?」を知るためのものです。具体的には、広告のクリック数や特定のサイトからの流入数などです。
Googleの検索結果でご自身のサイトがどの程度出ているか?とりわけ広告のような予算をかけて行う場合は費用対効果をしっかりと把握する必要がありますので、クリック数、クリック率(CTR)などを指標に「広告施策からサイトに誘導できたか」また、「効率よく誘導できているか?」を把握する必要があります。

最後に「獲得」に関しては、広告からのコンバージョン数(CV)や資料請求数など確認する目的です。
つまりは、施策の最終目的が達成されているかの計測をするような目的です。例えば、「お問い合わせの数を増やしたいために改善に繋がる数値を確認して、その数を増やすためにどのように施策を行うべきか?」の仮説出しを考えるために活用しています。

マーケターが多く使用しているツールのご紹介

先ほど説明した「認知」「誘導」「獲得」の3つの「健康状態」の数値を多くのマーケターはどんなツールを使用して確認しているか?をここでは、ご紹介します。

最初に「認知」のために使用するツールである、アクセス解析に関してのツールをご紹介します。

Googleアナリティクス(GA4)

アクセス解析に関しては、いわずもがなGoogleアナリティクス(GA4)を使用していることが多いです。Googleアナリティクスに関しては、前回のブログでご紹介しておりますので、ぜひ前回のブログをご確認頂けると理解が深まると思います。

▼なぜアクセス解析をする必要があるのか?
https://tobem.jp/pardot_blog/analytics/202212280831.html

また、検索からの流入はGoogleからが割合として大きいので、しっかりと確認・対策をしましょう。Googleの検索対策のためにGoogleサーチコンソール(GSC)を使用することが必須と言って良いでしょう。現状、問題が出ていないかを確認して、警告がある場合は早めに修正しておきましょう。

Googleサーチコンソール(GSC)

検索対策(SEO)の確認ために、「Google検索順位」を計測して、公開しているコンテンツがしっかりと評価されているかを確認するシーンが多くあると思います。そのような順位の確認にはGoogleサーチコンソールの「検索結果」の項目を使用するか、毎日指定したサイトの順位を巡回して取得する「GRC」と呼ばれるツールなども有償のツールではありますが、使用することで毎日のSEOの「健康状態」を確認できます。

続いて、「誘導」ですが、施策からしっかりと目的のページに流入しているかを計測しましょう。
Web広告やMAによるメール施策の場合は、それぞれツールのレポートのクリック数を活用すると良いでしょう。また、事前に試作用のUTMパラメータをURLに付与しておくことにより、Googleアナリティクスの参照元レポートにて確認することも可能です。

最後に「獲得」です。
Web広告やメルマガ施策をして、目的のページ・LPなどに誘導してコンバージョンを狙う場合にコンバージョンが伸ばすための分析も行います。このような場合は、それぞれ広告専用ツールやMA(Pardot)のレポート・ダッシュボードを活用して把握すると良いでしょう。

どんなツールを使用して改善すると良いのか?

例えば、ツールを使ってどんな改善をしていくか?仮説をどのように改善していくと良いのか?

このような疑問が出てくると思います。
ここでは、例として「閲覧数」を最適化することを考えて検証してみましょう。

「閲覧数」が必要となるシーンは、「ブログを書いてサイトへのアクセス数を伸ばしたい」のような時です。読者の皆さんは、企業のブログ担当者だという気持ちで読み進めて頂けますと幸いです。

まずは、「閲覧数」を確認するために「Googleアナリティクス(GA4)」を使って「閲覧」に関するデータを見てみましょう。

1.Googleアナリティクスを使用した閲覧数の確認方法

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■ライフサイクル > 集客 > 集客サマリー

上記のようにメニューを進むとアクセス量が表示されます。こちらのデータの変化を確認しましょう。
画面も右上の日付の部分をクリックすると「日付選択」の画面が表示されると思います。こちらの画面内の「比較」を適用にすると選択している期間の日数でデータを比較することができます。デフォルトでは、28日間での比較となります。特にBtoBの商材の方は土日や連休の期間などでアクセス量が大きく変化することが多いかと思いますので、比較対象の「曜日」に注意してください。GA4では「(同じ曜日)」が書かれている項目がありますので、こちらを使用して合わせるようにください。

このようにデータを確認した際、仮にアクセス量が「減少した」場合、この原因を深堀りしてみましょう。

ライフサイクル > 集客 > ユーザー獲得 > ユーザーの最初の参照元 / メディア

こちらも同様に「日付選択」から「比較」を適用にしてみてください。
表示されたデータから流入が減っている媒体を確認しましょう。また、施策を強化している媒体からしっかりとサイトへの流入が獲得できているかも併せて検証しましょう。

ブログ担当者なので、ブログの記事数を増やしてGoogleなど検索媒体からの獲得が増えているとわかれば、今進めている施策は良い結果をもたらしている可能性が高いと確認することができます。一方で、「減っている」場合や「計画したほどの数値まで伸びていない」場合など、良くない結果が出ている場合はどうすべきか?
この場合は、施策が検索対策(SEO)と広告の場合で、計測するツールを変えて確認する必要があります。

まずはSEOによる集客の場合にGoogleの順位(ポジション)が重要になります。順位の確認はGoogleアナリティクスではできませんので、代わりにGoogleサーチコンソールを使用して確認することになります。

2.Googleサーチコンソールを使用した順位の確認方法

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検索結果 > 平均掲載順位の項目をクリックして表示にします。(デフォルトではOFFになっているので注意です)表示させることにより、キーワードやURLごとのGoogleの平均掲載順位を確認することができます。

上部の「日付」をクリックすると「期間」を選択できるメニューが表示されます。
メニュー内の「比較」のタブに切り替えると指定した期間でデータを比較することができます。

項目の左に前の期間、右に後の期間が並び、「差」も表示されます。このデータを比較して、キーワードごとにクリック数や掲載順位の「差」を確認することで、次のマーケティング施策を考えます。例えば、数値が悪くなっている場合はブログ記事のクリック数が悪くなっている場合はタイトル変更をする、掲載順位が悪くなっている場合はブログ記事をSEOに意識してリライトするなどの施策をするのが良いでしょう。

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平均掲載順位が良いのにクリック数、表示回数が少ない場合は、施策対象のキーワードが検索されている(検索母数がある)キーワードも確認しておく必要があります。このような場合はUbersuggestやGoogleトレンドを使用するとキーワードに対する検索総数が確認できます。

対策をしているキーワードだけで想定している検索回数・クリック数が到達できるのか(合計で届くのか)を確認して、計画を立てましょう。
例えば、1,000クリックを増やしたいのに、390クリックしかキーワードが検索されていなければ、対策するキーワード数が足りないので、1,000クリックを超えるように対策するキーワード数を増やす必要があります。

また、数年前は施策しているキーワードで、多くのクリック数が獲得できていたはずなのに減ってしまっている場合は、Googleトレンドを使用することで2004年以降であれば相対値で検索ニーズを把握することができます。

例えば、タピオカのように一時的な流行で検索からの流入を獲得できていたが、流行が過ぎてしまい、検索のニーズが減っているワードはGoogleトレンドで把握できたり、パンケーキとワッフルではどちらの方が検索ニーズが多いのか?といったキーワードでの比較もできるので、ニーズに沿ったキーワード対策をすることができます。

3.Web広告ツールのレポートを使った改善方法

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Web広告の場合は、Web広告ツールの掲載結果のレポートを見て、表示数(インプレッション数)、クリック数、平均掲載単価(CPC)などを見て判断します。

例えば、広告費50,000円を使用して100クリックを獲得したいと広告を運用している場合で、実際には25クリックしか得られなかった場合は平均掲載単価を調整して目標を超えるクリック数を確保できるようにします。例えば、入稿しているキーワードの構成を変えて、単価が安く獲得できるキーワードからサイトへのアクセス数を確保する。

逆に300クリック確保できておりクリック数が確保できている場合も、例えば、成果に繋がっているキーワードに改善をして、平均掲載単価が上がってもコンバージョン率を押し上げる構成にして施策の効率を上げることを考えて行動する。このような改善をすることをしましょう。

まとめ

本記事では、「課題に対して、どういうマーケティングツールを使うと良いか?」について解説しました。
「認知」「誘導」「獲得」の目的に応じて、それぞれ最適なマーケティングツールを使用しながら、しっかりと計測をし、仮説を立て、改善を行っていきましょう。

toBeマーケティングでは、アクセス解析の設定のお手伝いから効果的な広告運用支援まで幅広くご支援を行っております。
アクセス解析に関して、何から着手すべきかわからない、なかなか成果がでないなどのお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

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マーケティングコミュニケーションチーム(Marketing Team)

マーケティングオートメーションの導入・活用支援を提供するtoBeマーケティングの自社マーケティングチームが、MA導入検討者様にお伝えしたい「マーケティングオートメーションの魅力や関連情報」をお届けいたします。


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