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なぜアクセス解析をする必要があるのか?

author マーケティングコミュニケーションチーム

date 2022.12.28

update 2022.12.28

tags アナリティクス

tags  Google Analytics, アクセス解析,

マーケティングを行うには「アクセス解析は避けて通れない」とよく言われます。
多くの会社のマーケターはアクセス解析に多くの時間を掛けています。そのような実情から見ても、もちろんアクセス解析を行う効果や意味があることは想像できると思います。

なぜ、アクセス解析をする必要があると思いますか?
今回のブログは「アクセス解析」の行う目的についてご紹介します。

アクセス解析を行う2つの目的

「アクセス解析」を行う意味は、主に2つの目的があると考えています。


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1.Webの健康診断の目的

ひとつは、「健康診断」の目的です。皆さんも年に一度は健康診断を受診していると思います。健康診断を受診している時のことをぜひ想像してみてください。血圧、肺、身長体重、視力聴力など、あらゆる調査をして「数値」として結果が出て診断されますよね。この結果で例えば、「血圧が高い」と分かれば、運動や減塩などの食事を気をつけて改善しようとすると思います。健康診断では、主には数値データを計測して「今、健康の状態にあるか?」を確認することができると思います。

アクセス解析に関してもこの「健康診断」の意味で行うことができます。
企業のWebサイトやブログなどのコンテンツが「しっかりと目的に沿って機能しているか?」を数値データで計測して判断することができます。例えば、「見せたいブログ記事がしっかりと閲覧されて機能されているか?」ということを確認することで判断することができます。この場合だと記事に多くのアクセス量があると良い状態(健康)となり、ページビュー(PV)やユーザー数(UU)などの数値データを見て判断することができます。このように「健康」、つまり、目標が達成している状態を確認(診断)することを目的にアクセス解析を行います。

2.Web改善施策の仮説立てのため

もうひとつは、Webコンテンツを改善して、より効果が出るような状態にする時に仮説を立てるためのデータとして使用することです。
例えば、「たくさんWebから注文が欲しい」という目的であれば、Webからのコンバージョン数を増やすことが必要になります。フォームの完了後に出る「ありがとうございました」のページ(サンクスページ)の表示数(PV)を増やす必要があるような時にアクセス解析を活用することです。もう少し具体的に考えると、営業視点であればWebからの自社受注金額、商談金額が予算(目標)通りに獲得できている、広報のような視点であれば若干数値で判断しにくいですが、会社や自社サービスが広く認知されているかどうかをアクセス解析を通じて、次のマーケティング活動に繋げていく時にアクセス解析のデータを活用して施策を考えるとより良い効果のマーケティング施策を作ることできます。つまりは、アクセス解析をすることによって、まずは、設定している目標に到達しているか否かを計測データからしっかりと分析することが重要になります。目標に到達していても、そうでなかったとしても改善して、次の施策を考える「仮説データ」として活用してPDCAサイクルを回しましょう。

アクセス解析ツールの紹介

続いて、アクセス解析のツールについてご紹介します。
前半でアクセス解析で必要なのは「健康診断」であると書きましたが、この「健康」はWebアクセス解析ツールを活用することで把握(診断)することができます。

Webアクセスツールもたくさんのツールが出ています。今回はアクセス解析で有名なGoogleアナリティクス(GA)を取り上げます。みなさんもきっとこれまで一度は聞いたことがあるツールだと思います。
GoogleアナリティクスはGoogle社が出している無料から使用できるアクセス解析ツールです。常にアップデートもされていて、現在は2020年にリリースされた4世代目のGA4に移行期間中です。それまでユニバーサルアナリティクス(通称:UA)と呼ばれる3世代目のものが使用されておりましたが、無償版は2023年7月に終了となり、移行まで残り半年を切りましたのでまだ移行できていない方は急ぎで移行が必要となりますので、注意が必要です。

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GA4に変更する際の注意点

GA4は計測結果のUIの変更や計測方法の変更など、フルリニューアルと言っても良いくらいの様々な変更がありますのでご注意ください。主にこの4つが変更になりました。

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「セッション」から「イベント」へ計測方法の変更

GA4からは「イベント」での計測に変わりました。
これまでは「セッションと呼ばれる一定期間(基本は30分)内の動作」を基準にカウントする方式でしたが、「イベントが起きるごとに」カウントする方式に変わりました。これにより移行した際に数値に差異が出る可能性があります。

データ保存期間は最大14か月まで

データ保存期間がこれまでは「無期限」から「最大14ヶ月」に変わりました。引き続き、前年比(12ヶ月前)の比較などはできますが、以前のように導入してからの全データを確認することができなくなります。その代わりにユニバーサルアナリティクス(UA)時代までは有償版(GA360)のみの提供だったBigQueryというGoogleのデータベース(DB)のサービスにエクスポートできるようになりました。15ヶ月以上前のデータを記録したい場合はエクスポートをして、GoogleデータポータルやTableauで分析することになります。

コンバージョンは「イベント」内で設定

コンバージョン設定もこれまでは「目標」という機能を使って設定していましたが、「イベント」内で設定する方式に変更になりました。このコンバージョン設定が今回大きく変わり、かつ、アクセス解析では重要な部分になるのでしっかりと「計測できる」ことを確認して進めましょう。

iOS/Androidの計測にも正式に対応

最後は、iOS/Androidアプリ内のアクセス解析にも対応しました。ひとつのGoogleアナリティクスに対応することになりましたので横断計測が可能になりました。例えば、自社でiPhoneのアプリを提供している会社はアプリから自社のWebサイトの繋がりなどもGA4ではしっかりと計測できるようになりました。

まとめ

本記事では、アクセス解析の2つの目的とアクセス解析ツールの紹介について解説しました。
アクセス解析は、サイトがしっかりと機能しているかどうかを確認する「健康診断」と改善のための「仮説」を立てるためにするものです。また、アクセス解析はGoogleアナリティクス(GA)などを使用して行うと良いです。

Googleアナリティクスは現在GA4に移行中ですので、まだ移行されていない方は注意点を踏まえながら早めに切り替えましょう。

toBeマーケティングでは、アクセス解析の設定のお手伝いから効果的な運用支援まで幅広くご支援を行っております。
アクセス解析に関して、何から着手すべきかわからない、なかなか成果がでないなどのお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

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