動画でリード獲得!! BtoB特化型動画 "Wistia(ウィスティア)" の紹介
2021.02.07
2023.08.03
コンテンツマーケティングの中で、今注目されているのが「動画」マーケティングです。動画といえば、BtoC向けのYouTubeが有名ですが、BtoB向けの動画ホスティングサービスとしては、Wistia(ウィスティア)が有名です。
動画を配信するだけではなく、Account Engagement (旧 Pardot)と連携することでプロスペクトの動画アクティビティを記録し、動画のコンバージョンからプロスペクトを作成できる点が大きな特徴です。Wistiaを活用するとどういう効果があるのか?機能やMA活用方法などを探っていきます。
■Youtubeではなく、なぜWistiaなのか?
Wistiaの最大の特徴は、「効果測定ができる」ということです。
YouTubeなど多くの配信サービスは、公開した動画が「どのような人がみて、どのくらい見られているのか?」「どれくらい効果があり、集客できてるのか?」がわからないため、視聴データをマーケティング活動に活用することができません。動画視聴者をAccount Engagement (旧 Pardot)プロスペクト化できることがWistiaの最大の強みです。
■WistiaとAccount Engagement (旧 Pardot)の統合で可能になること
1.Account Engagement (旧 Pardot)のレポートで動画のアクティビティを確認できる。
ビデオレポートでは、動画が全体的にどのように実行されているかを確認し、各動画のアクティビティを測定できます。動画毎に、それを見たすべての見込み客または訪問者を表示させたり、見込み客と訪問者ごとに、視聴した動画の記録を表示することも可能です。
2.メールアドレスを収集して新しいリードを生成
動画の再生前、再生中、または再生後に Wistia Turnstile を使用してメールアドレスを収集すると、Account Engagement (旧 Pardot) では自動的にプロスペクトが作成され、コンバージョンが記録されます。ビジターが Turnstile フォームに入力すると、Account Engagement (旧 Pardot) はメールアドレスが一致するプロスペクトを検索します。メールアドレスが一致するプロスペクトが見つかると、Account Engagement (旧 Pardot) によってそのプロスペクトのレコードに Wistia アクティビティが関連付けられます。複数のプロスペクトに同じメールアドレスが設定されている場合、Wistia アクティビティは 「最新アクティビティ」項目値が最新であるプロスペクトに関連付けられます。
3.動画視聴したプロスペクトの、アクティビティを参照できる
Account Engagement (旧 Pardot) プロスペクトがトラッキングコードのあるページに埋め込まれた Wistia 動画を再生すると、動画再生が記録されます。プロスペクトレコードから再生回数や動画ヒートマップを参照できます。プロスペクトが動画の 75% 以上を再生すると、プロスペクトのレコードで個別のアクティビティとしてコールアウトされます。ヒートマップには、プロスペクトと特定の動画のインタラクションに関する詳細が表示されます。
4.動画を視聴したプロスペクトを、リストに追加
ビデオレポートから、特定のビデオに関与したすべての見込み客をAccount Engagement (旧 Pardot)アカウントのリストに追加できます。必要に応じて、すべてのタグを付けることもできます。
5.Account Engagement (旧 Pardot)で、動画に関するカスタムスコアリング設定が可能
- 動画再生:動画及びオーディオの再生を開始したプロスペクト
- 75%以上の動画視聴:動画及びオーディオの75%を視聴したプロスペクト
- ビデオ変換:動画内でTurnstileに連絡情報(メールアドレス)を入力したプロスペクト
■WistiaをAccount Engagement (旧 Pardot)で使用するには?
1)Wistiaへの登録
3つのプランが用意されております。下記サイトよりご参照ください。
https://tobem-202013.wistia.com/account/subscriptions
- FreePlan3動画
- ProPlan(有償)10動画
- Advanced Plan(有償)100動画
2)Wistiaコネクターの有効化
Wistia コネクターを使用することで、Account Engagement (旧 Pardot)でプロスペクトの動画エンゲージメントをトラッキングできるようになります。
▼設定方法
Pardot設定から[コネクター] ページを開きます。
-
Account Engagement (旧 Pardot) で、[管理]、[コネクター] の順に選択
-
Lightning アプリケーションで、[Account Engagement (旧 Pardot) 設定]、[コネクター] の順に選択
-
[+ 新規コネクターを作成] をクリック
-
[Wistia] をクリックします。
-
Wistia 管理者の Wistia API パスワードを入力します。Wistia アカウントダッシュボードの API オプションからパスワードを生成します。
-
[Save Connector] をクリックします。
-
設定を完了するには、コネクターの横にある [今すぐ検証] をクリックします。
※コネクター検証後に、プロスペクトレコードにプロスペクトの動画アクティビティが表示されます。
※コネクター設定前に行われた動画アクティビティとレポートはAccount Engagement (旧 Pardot)に取り込まれません。
※Wistia コネクターを使用して、Account Engagement (旧 Pardot) でプロスペクトの動画のエンゲージメントをトラッキングは、Wistia の「 Advanced プラン」で機能します。(Freeプラン、Proプランでは機能いたしません。)
Salesforceサポートページはこちら
■動画マーケティングの "強み"
動画の情報量は写真・文章のコンテンツに比べて5,000倍!?「メビアンの法則」というものをご存知でしょうか?1971年にカリフォルニア大学の心理学者アルバート・メラビアンが「コミュニケーションの際に人はどのような情報に基づいて印象を判断するのか」について実験した結果をまとめたたものです。メラビアンは、人間は他人とコミュニケーションを取るとき、言語・聴覚・視覚の3つの情報から相手を判断している、と仮定しました。
情報が相手に与える影響(7-38-55ルール)
- 言語:7%
- 聴覚:38%
- 視覚:55%
上記は、相手に与える印象を判断する比率です。言語情報のみ、聴覚情報のみでは情報量が少ないことがわかります。「動画」は、言語情報、聴覚情報、視覚情報の3つに情報を伝えることができるため、写真や文章に比べると情報量が、約5,000倍にも上がると言われております。
■動画マーケティングの "活用事例"
BtoB企業での動画の活用シーンについてご紹介いたします。
①ブランディング動画
ブランドイメージの向上を目的とした動画です。人が商品やサービスを購入する際、機能面や価格面での価値だけでなく、ブランドへの共感や信頼感など心理的なつながりも意思決定に繋がります。
②商品紹介動画
商品の特徴や機能を紹介し、使用方法やデモなども紹介することができます。
商品が動いている様子や、実際使わえているシーンも音声と人の動きで表現できるため、
購買に直結する販促ツールとしても動画利用が進んでおります。
③ハウツー動画
ハウツー動画は、比較検討段階にいる見込み顧客の購入前のさまざまな不安要素を減らし、購入意向を高める効果も期待できます。ユーザーが知りたい情報を、具体的な利用シーンを使ってイメージしてもらうことができる点が一番の特徴です。特に、自社の新規商品を広めたいと考えている企業で活用されている傾向があります。
④導入事例インタビュー動画
ホワイトペーパーやサイト上でのインタビュー記事などとは異なり、
ユーザー本人の口から、利用した動機や使用した感想を紹介することで、視聴者の共感を生むことができます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
Account Engagement (旧 Pardot)導入されている企業で、動画マーケティングを検討している方はWistiaを利用されてはいかがでしょうか?動画アクティビティを分析するだけではなく、新規リードも獲得できるため、リードジェネレーション施策としても有効です。料金がかからない無料プランもあるため、試しに使ってみることをお勧めいたします。