メールマーケティングの第一歩③ 〜メール効果の分析パターンについて〜
2023.05.31
2024.06.19
はじめに
皆様こんにちは!
toBeマーケティング の杉原です。
普段はMAやCRMの導入支援、コンサルティングを担当しております。
第2回目の投稿に続き、今回はAccount Engagement (旧 Pardot)活用におけるメールマーケティングについて、第3回目となります!
前回はメール配信のオペレーションのまとめと注意点をお話しさせていただきました。
今回は実際にAccount Engagementを使用して、メール配信をした後の効果分析について、Account Engagement の標準機能からSalesforceを使用したもの、ツールを使用したものまでを本記事で説明していきます。
「複数のメルマガに関して全体分析をしたい」
「Account Engagementのレポートだけだと物足りない」
「ただ毎月送っているだけのメール配信ツールになっている」
「プロスペクトごとの送信分析をしたい」
このようなお悩みを持っている担当者様はぜひ本記事を参考にしてください。
Account Engagementメールの主な効果分析パターン一覧
Account Engagementから送ったメールを分析するための方法は主に下記の4つが挙げられます。
・Account Engagementのメールレポート
・Salesforceの標準機能を使ったカスタムレポート
・B2B Marketing Analyticsの利用
・MAPlusアクティビティコネクター(弊社製品)の利用
Account Engagementでメールを送ったことがある方なら、Account Engagement内でのメールレポートは利用したことが多いかと思います。今回はそれ以外の機能についても、それぞれ比較していきたいと思います!
上記ポイントの中で今回は、「制作実装」「送信」の2点で注意すべきポイントを、
チェック形式で箇条書きにして詳細をお伝えしたいと思います。
巻末付録としてご利用いただけますと幸いでございます。
Account Engagementレポート
Account Engagementのメールレポートの中でも大きく2つの見方がございます。
1つ目はリストメールの送信後の画面から確認するメールレポートです。
こちらはエディションによって、閲覧できるレポート種類が異なりますが、
イメージ (下記はAdvanced Edition) はこちらになります。
※画像のメールレポートは、リストメールのレポートとなります。メールテンプレートのメールレポートは違う画面となりますのでご注意ください。
※キャプチャは弊社が実際に送信したメールとなります。
<メリット(特徴)>
- メールレポートから各プロスペクトの確認が可能
- リンク毎のクリック数が確認できる
- クリックスルーレート、インタラクション、メールクライアントレポートが確認できる
また複数のメール配信結果(開封数やクリック数)を並べて比較したいときは、
Account Engagementレポート>マーケティングアセット>メール
から、確認したい種別にあわせて表形式でレポート確認することも可能です。
Salesforceの標準機能を使ったカスタムレポート
Salesforceの標準のレポート機能は色々なオブジェクトのレコードを集計することが可能です。
デフォルトでは入っていませんが、カスタムレポートタイプを作成することでSalesforceのレポートでもメール分析が可能です。
※Salesforceヘルプ:エンゲージメント履歴データのレポート作成
<メリット(特徴)>
- キャンペーン(施策)軸を始めとして、複数のメールを横断的に視認することに優れている
- Account Engagementと違い、項目の表示順番や増減のカスタマイズができる
- レポート/ダッシュボードのグラフを使用した視覚的表現ができる
- Salesforce上での共有やChatterコラボレーションができる
- リードのセグメント(顧客ステージ、属性)ごとのメールの開封、クリックを計測しているか?
- メールの開封・クリックなどの行動データを取得し、インサイドセールスや営業にリード情報を共有できているか?
- メルマガ配信したメールに直接返信があった際の対応やルールは決まっているか?(各事業部で対応?)
B2B Marketing Analyticsを使用したアセットの分析
B2B Marketing Analytics は、Salesforce コネクターを使用して入力されたSalesforce とAccount Engagementのデータを搭載できる Tableau CRM アプリケーションです。
メールだけではなく、フォームやLPのアセット、商談やキャンペーンの分析が可能なアプリケーションとなります。
※使用可能なエディションがPlus以上である点と、初期設定が必要なところが注意点です。
こちらの機能のEngagementのダッシュボード内のリストメールとメールテンプレートのレポートを使って、
メールをキャンペーンや期間で比較して分析することが可能です。
クリック数や開封数を動的に切り替えたり、キャンペーンやタグ、期間で絞り込みをかけることで、
みたい軸でメールを一覧で比較することが可能となります。
アクティビティコネクター(弊社ツール)を使用した分析
上記のSalesforceのレポートやB2B Marketing Analytics のレポートは、メールの効果測定という意味ではAccount Engagementよりも、優位性が強いのですが、プロスペクト単位で誰がクリックしたかという部分までを確認することが難しいです。
ここの部分も含めた形でメール分析をしたい場合は、こちらのツールの導入をおすすめしたいです。(営業的で申し訳ございません)
例えばキャンペーン単位でプロスペクトがなんのメールを開封、クリックしているかをレポートで確認したいという場合に有用です。
こちらのツールの仕組みとしては、Account Engagementに格納されているアクティビティ情報をAPIでSalesforceのカスタムオブジェクトに連携して格納します。それによりメールやフォーム、WEBサイトの閲覧と言ったアクティビティ情報を、Salesforce上のレポート機能で分析することができる画期的なツールとなります。
今回は運用ブログなのでこちらのツールの詳細紹介はこちらでご案内させてください。
終わりに
いかがでしたでしたでしょうか? 今回は、メール配信後の分析パターンについてお伝えしました。どこまで確認できればいいかというのは、企業様によって異なると思いますので、まずは最終的に見たい指標やツールを検討いただき、必要に応じて組み合わせて分析をいただければ幸いです。
ツールの使い方や運用のご相談等、お気軽にお問い合わせください。それでは全3回に渡りメールマーケティングの第一歩にお付き合いいただき、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
MAnaviでは、メールレポートに関する下記コンテンツを提供しています。
※以下のマニュアルは、MAnavi会員以外の方でもご覧いただけますので、ぜひご確認ください。
✔マニュアル:メールバウンスレポート
✔マニュアル:メールレポートの見方
✔マニュアル:【TIPS】Account Engagementと営業の"壁"を解消するレポート作成
✔Account Engagement (旧 Pardot)を使用しているが、それぞれの機能をうまく活用できていない
✔Engagement Studio(シナリオ)がメールの発射台になり、シナリオが機能していない
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